最先端理論「リバース・ピリオダイゼーション」2. 冬は高強度バイクトレーニング (&マラソンやっぱり非推奨?)
<最新トレーニング理論>
前回紹介した"Reverse Periodization" はトライアスロンのみならず、マラソン・ウルトラマラソン・自転車ロードレース(沖縄210km級のもの)などなど、4時間を超えるような耐久スポーツ全般に有効なもの。Google検索結果数は "reverse-periodization training" 104,000 件, "reverse-periodization Triathlon"10,200 件。論文も幾つか発表されている。
日本語では、耐久系分野では当ブログが一番乗りっぽいので、最新トレーニング理論といって構わないだろう(少なくとも日本語で書く限りでは・・・最新といっても3年のタイムラグがあるのが日本語の壁) なおFacebookでは少し前から少し話題になっていて、情報鮮度はFacebook=つまりは人的ネットワークがGoogle大王さまを凌駕する。
ボディビル分野では既に日本語の情報が。彼らのトレーニング理論への情熱には驚嘆あるのみ。(ちなみに競技雑誌の名前が「IRONMAN」笑)
英語の情報源を再掲すると、フリール先生は2013年に基本的な考え方をブログに書いている。(僕のKONAレース直後で、僕のは自己流)
- Joe Friel ブログ: "Reverse Periodization" 2013/10/21
- TrainingPeaks ブログ: "Reverse Periodization For Triathletes" 2016/9/27
- 冬は室内ローラーで高強度トレーニング
- 春になったら、長時間実走に切り替え
- 冬はオフロードとかを楽しく走っとけばOK!
- 春に、強度を上げてゆく
「トライアスリートは、フルマラソンしないほうがいい」 (2015年1月)
- 「マラソンもトライアスロンも楽しむこと」ならば、ランナーへの変身を楽しめばよいのだし、
- 「トライアスロンだけを強くなること」 ならば、冬はバイク集中して、まあ大会では仮装ランナーへの変身を楽しんでもよいのだし、
ついでに書いておくと、僕が(いくらか嫌がれながらも笑)書き続けている大きな動機はこれ。こうした回り道や落とし穴を避けるための「考え方」の一例を示したいから。一人でもそんな人が増えればOK!
※追記:それでもマラソン出る、という方に向けて、次回、そのための一案を書いてみよう。どんな手法も、自分なりの工夫は可能だ。
- 12/4(日)参宮橋青少年プール18-20→ www.facebook.com/events/594540980754901
- 12/5(月)横浜国際プール21:30-22:15→ www.facebook.com/events/1745132989145425
- 12/11(日)参宮橋青少年会議室18:15〜21:00→ www.facebook.com/events/160289534440174
- 1980年代頃からの世界トップ100m選手の泳ぎを、時代を追って、解説('80-ゲインズ、ビオンディ、'90-ポポフ、等々)
- 最新の100mの泳ぎ方の解説(マケボイ等)
- 長距離への応用例(レデッキー、パルトニエリ等々)
- トップトライアスリート(ジョディ・スワロー、ダニエラ・リフ等々)
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