「ウォークブレイク」Vol.4 〜宮古島トライアスロンSwim-Bike-Run各コースに応用すると
2月終わりの東京マラソン直前、当ブログ「マラソン&ロングRunパートへ、世界の常識?「ウォークブレイク」の勧め 〜 名著『ギャロウェイのランニングブック』より」 で紹介した「ウォークブレイク」は、ランニング界も含めた広い世間(のごくごく一部)で熱い注目を集めた。ブロガーとして嬉しい限りだ。ただ、伺った成果はランニング単体に限られ、長距離トライアスロンでの実践事例はこの週末の全日本トライアスロン宮古島大会2016が最初となるだろう。そこで今回は、Swim-Bike-Run、3種目での応用例を書いてみよう。(え?ランだけじゃないの?)
始め2kmちょっとの下りから注意が必要。
ギャロウェイ先生は、マラソンなら序盤15分くらいはウォーミングアップと割り切り、ゆっくり走れという。トライアスロンではむしろ脚は過熱しきっているが、筋肉の使い方が変わるため、序盤を緩めるべきことは変わらない。
特に下りは、走技術が悪いと大きな着地ロスが生まれやすい。重力に任せてバンバンバン!とスピードを上げるのは、よっぽどの下りスペシャリストでない限りは、序盤ほど避けるべきで、終盤の勝負どころに貯めておいたほうがいい。(もしもその力が残っているのなら)
そこで、2kmあたりのエイドまでは意図して慎重に入るとよいだろう。底にあたる1つめのエイドが最初のブレイク。そこからの上り基調区間は、少なくとも3kmごとくらいにあるエイドでゆっくりとウォークブレイク。
後半25km地点以降から下り基調になるので、そこからが勝負の始まり。前半でしっかり歩いて我慢できていれば、そこから17kmに渡るゴボウ抜きタイムを楽しめるかもしれない。
念のため、昨夏ブログ「夏の耐久スポーツ、水分補給と熱中症対策の「新常識」を知っているか?」もご確認を。慣れない暑さの中での飲み過ぎ注意。(レース外でも!笑)ゆっくり歩くエイドでしっかり水かけて冷やせばOK!
参考書→
(今年のパンフレットに登場したらしい ↓ 欠席御免)
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