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2016年1月 1日 (金)

2016三大構想その1: 40代から世界で戦う方法論

2015年のブログ閲覧数は記事更新あたり5,000を超えた。記事別ベストテンはこちら。16あるのは、1位がトップページ、2014年記事4、2013年1が混ざるから。

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2年前のKONAシリーズは10月に入り検索経由のが急増した。過去記事を平均4-5分かけて丁寧に読んでくれるのは嬉しい一方で、どんなんだっけ?と読み返して昔の文章のだめさ加減にあきれる。特に4-5-8位の水泳記事は全削除して書き直したいくらいだ(=消さずに猛烈に書き直しまくるが)。て今のも3年後には笑って読むことになるだろうけど。

実質1位は7月の「水分補給と熱中症対策の新常識」、2位は10月の稲田弘さん(83)。瞬間最大風速は稲田さんが圧倒的だったが、熱中症シリーズの総合力で上回った。トップページやカテゴリ別でも読まれているのと思うので、実際に届いた数はもっと多い。

2014年まではもっぱら「自分のレース」を軸に調べ考えたことを書いていたのだが、2015宮古準備から、「普通のアスリート」目線で俯瞰して書くようになった。去年のアクセス急増はその結果。競技者と理論家とは両立しないとわかった笑。

2016年はこの3種目でトライし、2つ以上での国内王者を目指す。

  1. 40代過ぎで速さを保つ方法論 (プロトタイプ制作中)
  2. 体幹パワーを活かしたクロール技術 (量産化準備中)
  3. トライアスリートの経営+キャリア+社会学 (研究開発中)

宮古島にはハイキングにいきます!

・・・

てわけで早速2.からガンガンいこう。アイアンマン世界選手権KONA2015男子の優勝と入賞(Pro10, Age5)タイムをグラフ化している。

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年齢カテゴリ上昇によるパフォーマンス低下がよくわかる。加齢によって30代以降の生理的ベースは落ちてゆくのだろうが、30代以降から参加者が激増するのは世界共通なようで、層が厚く激戦となっていることが、1位と5位の差が接近していることに見て取れる。当然、5位と6位との差も近い。

その結果、50代前半まではタイムがあまり落ちてないようにみえる。これが世界のロングレース高速化だ。

実際には、50前半の1位だけが突出しており、入賞ラインは緩やかに落ちている。この異常値はデンマークのBent Andersen の仕業→  http://www.endlesssport.dk/profil/bent-andersen Google翻訳で英訳すると過去の凄まじい戦果がよくわかる。

彼は「故障でプロ活動を断念した元エリート選手が、大手企業で管理職をしながら、週12時間くらいの練習で、KONAのエイジ記録を30代あたりから塗り替えつづけている」という人っぽい(情報源は忘れた=暇ができれば調べなおそ)。本当の技術とはこうゆうものだ、という例だと思っている。

で、こうゆう人が一人いると、後に続くエイジのレベルはそこに迫ってゆくものだよね。人類には不可能と言われた1マイル走4分の壁も、一人が超えたら次々越えていったように。だから今後、グラフの水平に近い部分が、右にスライドしてゆくことも予想できる。

だとすれば、30年後にはM80カテゴリにまで高速化はある程度は及ぶことになる。いわゆる「80まで続ければKONA」説は、少なくとも今40代以下ならば、無理だろう。80歳でKONAに行きたいのなら、今から技術を磨き、スピードを上げておくべきだ。

この中で普通の日本人が世界で戦えるとすれば、どのような方法論がありうるのかを、お見せしたい。その名にふさわしい成果と共に。 (実験モルモットさんは僕とは限らない)
 
まずは概要だけお伝えしておこう。
 
複数の60代の著名強豪選手に伺うと、加齢と共に故障しやすくなるという。またタイムの落ちは、重力の影響が大きい順に大きい、つまり、ラン>バイク>スイム、の順に落ちるそうだ。
 
この問題への一つの対策は、「高強度トレーニング」にあると思っている。たとえば、
  • 高負荷練習は週2日
  • 短時間高強度の活用(筋力、心肺の両面で)
  • 技術改善と筋力アップは一体
  • 栄養休養もトレーニングの一部
  • などなど・・・
技術については、加齢とともに筋力は落ちてえゆくので、
  1. 高強度トレーニングにより筋力低下を防ぎながら、
  2. 低下した筋力を前提とした技術を見出す、
という二段構えが必要になるだろう。
 
Facebookでちょこちょこと書いてきたのを、しっかり書いてゆこう。別サイトたちあげようかな。
 
・・・
 
おまけ:最近読んで面白かった本。
表現方法についての2作は、毎週連載の少年マンガ=常に興味を維持するビジュアル勝負と、大人向け単行本=読後の口コミ勝負と、対象的な創作手法がわかっておもしろい。
岡田斗司夫のはネット時代の発信方法について。この人さすがだわ。
 
そしてJINSのPC用ブルーライト38%カット眼鏡、27インチMac作業での眼の疲労が明らかに減った。もう少しフレームが大きいといいんだけど、安いからOK。スポーツ用のもJINSにしようかな。

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『覚醒せよ、わが身体。〜トライアスリートのエスノグラフィー』

  • 初著作 2017年9月発売

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