もう来週末はシカゴ世界選手権。ブログ書く気力なく、小さな分析報告を
Facebook に小出しにしてきたけど、情報として残るのはこっち、今伊良湖を書かないともう書けない気もするし、がんばって書こー。
撮影:シバタタクヤ学校応援団の反保さん、共演イケノめだか選手
◀ 当日 9/6 ▶
本来、Bikeポジションは直前に悪あがき急変更してはいけない。短距離とはいえレースに近いペースを繰り返すので、疲労が残る。わかっててもやめられないワタシである。
当日朝になっても身体は重く、睡眠は足りてるのに、ベッドで寝転がってたい。前夜にちょっと咳も出たのは、新幹線など移動でマスクくらいしとけってことかもしれん。物理的にも重たくて、当日朝食前で過去最重レベルの63.0kg(165cmです)。少々脂が乗っておる。ちなみに過去最軽量は59.5kg。
ただ、こうゆうのは、それほどパフォーマンスと関係なかったりもする。淡々と準備するのみ。
7時から朝食、バイキングで、米、味噌汁、魚、トマト、山芋、カレー、珈琲牛乳、甘いもの少々など、30分間ひたすら食べ続ける。かつては1時間近く食べ続けたこともあったけど、最近は控えめにしている。あと最近は、甘いものの割合をかなり減らし、インシュリンが作動しないようにしている。
ゴール予想は13時過ぎ、その5時間前=8時まで食べても、スタートまで3時間あって十分。これだけ食べれば、ショートレースなら途中の補給はスポーツドリンクだけでいい。
まあ細かい変更はあっても、過去30レースか、一度も胃腸系トラブルの兆しもなかった頑丈な内臓さんにはつねづね感謝。
招待宿泊の伊良湖シーパーク&スパは、スイム会場をテラスから見下ろせる。伊良湖のホテルでは、山の上の伊良湖ビューホテルが圧倒的に素晴らしく、その差は拡大してるようにも思われるのだけど、レース宿泊なら、会場すぐ近くなのは本当に便利だ。
8時過ぎ、当日受付と同時にBikeも置くつもりが、時折激しい雨、直前に持ってくことにした。伊良湖の運営は全体にユルめで、預託時間の制限もなく、Aタイプ選手がSwimアップする中でも遠慮しながら持ち込めばいい。 トランジションに開放的な明るさがあって良い。
Aスタートの9時、テラスから見下ろす。しかし選手は出てこない。もしやデュアスロン?と不安になるが、ほどなく隣室さんから情報いただき、AタイプはSwim3周を2周に短縮し30分遅れでスタートだと。Bは予定通り実施。
前回書いた練習状況から、今回はスイムが無ければ困る。短縮でも不利。3種目開催できて本当によかった。
◀ SWIM ▶
1.5km(実測1.7との情報も)、25:54、カテゴリ4位(女子2名が速く全体6位)
まだまだ改善余地は大きいが、変化への兆しはつかむことができた。
今枝誠コーチは後述するコース特性を見抜き、左端に陣取る。たしか去年は右側でバトルを避けた。的確な判断。そしてその隣に私。
スタート3分前の「気合入れ」を頼まれる。Aは谷さん担当、Bはたぶん今枝さんが担当されそうなところが、今枝さんが隣の私に振って頂いて、お受けして、なんかワーワー叫んだけど、どこまで届いたかな? 38度線スピーカー的に遠くに飛ばす体育教師のような発声は難しい。いや、聞こえなくてよかったか。
スタートし、今枝さんの後ろにつくが、ほどなく少し離され、かわりに少し外側に良いペースの方が表れて、後ろにつくことにする。
初のZero-Dウェットスーツ、前日に、ぐるぐるピッチを上げるよりも、浮力とキャッチ力を活かした「伸びるクロール」が合うだろうと判断したのは前かいたとおり。まだ開発途中の泳ぎではあるが、パチンとハマった。
少し離され気味なところでは、開発中の「呼吸側ストローク1+反対で3キック」の4キックを使うと、簡単に追い付ける。スタートで今枝さん相手にこれが出来れてれば、もっと迫れたかもしれない。
1周めの帰り、前の選手がコースロープの内側を泳いでいる。ブイは回っているで反則ではないと思うけど、一応、僕は外側に出て、ドラフティング効果を失う。けど、意外と速さは変わらないもんだ。
一度上がり、最も有利な内側コースロープ沿いまで砂浜を大周りし走ってから泳ぎ始めるが、前の方は、直線上の最短距離から早めに海に入る。先行できたが、再びドラフティング効果を失ったということでもある。ブイで合流し、後ろに付く。
途中キャップが脱げそうになり、頭にクラゲがベチャーと絡まると嫌なので、一瞬キックだけ打ちながらはめ直す。僕はアタマがでかいので、通常キャップでは、耳までかけると無理があり、こうなりがちだ。館山もそう。耳は基本、出していこう。大きめキャップを内側に被ってもいいかもしれない。
最後のブイを回ると、途端に周回遅れ組が大量に表れ、前の方を見失い、今度は僕がコースミス=SWIMゴールから離れてしまって、幾らかロスをする。
実質的に3位同着でSwim終了。過去2大会は9位くらい前後だったので、すごい進歩だ。
新技術と新装備とを、おそるおそる試しながらなので、使いこなせるようになれば、まだまだ伸びる。
◀ SWIMのスタート戦術 ▶
9:30のA-typeスタートを、テラスから撮影。
VIDEO
見ての通り、今年は左のイン有利のコースレイアウト。去年が第一ブイまでの距離が短すぎた反省から、斜めにして距離を取ったんだろう。それにしてもちょっと、、、そして参加者は去年の記憶から、アウトに陣取る方が多かった。
なお最後5秒は、B-type 3-4位の上陸&再入水。後から走って抜いてゆくように見える(=カメラ位置の関係)のが僕で、砂浜を遠回りしてイン端に走っている。泳ぎ始めると、僕の方が実際に先行できた。
こうゆうコースと潮位に合わせた戦術もトライアスロンの一部だ。
◀ Swimドラフティング戦術 ▶
今回の反省を踏まえた結論は
スタートなど、前に追い付くためのドラフティングは重要だが
巡航に入ったら、前を攻めていい
2つ目について慎重になりすぎて、前の今枝さんとの差が拡がってしまったし、そうしたとしても、体力ロスはそれほどでもなかったな、という印象。
◀ 新技術 ▶
練習会の元ネタである三浦広司コーチのアドバイスから、このところ新たな感覚が急速に芽生えている。ここから泳ぎこむことで、レースタイムに反映されてゆくだろう。Facebookでは、
と小出しにしてきたので軽くご参照を。シカゴ終わったら纏めます。
◀ 新装備 ▶
Z3R0D=ゼロディ社の最高製品VFLEX=ブイフレックスを投入。
高額装備も、それだけで劇的な成果を上げることは、ありえないと思う。
ただし、装備が、感覚・技術を伸ばす、ということは十分ある。
今回も、Z3R0Dとと三浦理論、どっちがどれだけ効いてるのか? というと、相乗効果、ということだと思う。
まず技術/スキルが普遍的なものとしてあり、Z3R0Dはあるべき泳法技術に基づいて設計されてる印象。この順序に沿って、Z3R0Dを活かす泳法の詳細は、技術論のあとに説明しよう。
←大手ショップが投げ売り中。基本構造は同じはず。今回贅沢にも使用したエリートレース用 "o-suit" も6割引。極上のフィット感には周りで買った人達がみな驚いとります。水着は7割。
こうゆうマニアな製品は、大手には向かない気がするから、こうゆう事態はもう起きないと予想。つまり早い者勝ち!
ついでに書いとくと、季節柄かわいいミズクラゲはいっぱいいて、途中、ストロークの手がグニュっと柔らかいものを掴んだり。クラゲの触手は下側なので、上からアタマを抑える限りは問題ない。問題は顔で、たまに頬に軽くピリっとした刺激があるけど、SafeSea塗ってるので痛くない。 (Bike&Runに続く)
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