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2015年6月14日 (日)

愛南’15 東京から総額4万円の高コスパ遠征法と、自転車輸送について

<Youは何しに愛南へ?>
ええトライアスロンをしに。
 
まあ現地では、報道やらトライアスリートやら、「なぜ愛南にまで?」と聞かれ続けた。それは「Facebook借り物競争」的にトモダチの輪を頼った結果の、人生初四国体験なのであった。
 
3月半ば、ちょうど年間レース計画を立てている時、JetStarがセールで破格値を出しているのを、たしかFacebook広告か何かで知った。セール期間内の行き先で、大会はないか?とチェックしたところ、その1つに、成田〜松山2,900円からの愛媛・愛南大会が浮上。日程的にもOK. しかし、松山空港からのアクセスが、ペーパードライバーの僕にとってはダメで、公共バスで5時間くらいかかる。
 
そこで、「安いけど空港から遠いよねー」とFacebookに冗談半分で書いたら、Facebook上でしか繋がっていなかった、松山のトライアスリート、ヤマウチさんから、クルマ空いてるので、よろしければ一緒にどうぞとお誘い頂き、移動問題が解決したのであった。
 
こうゆうのはFacebook上でトライアスリートと繋がることの最大の長所。人間関係含めた相手の人となりがお互いにわかるから、こんなことも出来てしまう。
 
<飛行機>
JetStarは機内持込手荷物が計7kg以内。過去3回くらいノーチェック、今回帰路で始めて計量された。6kgで問題なし。超えそうなら重めの服を出して着まくり、ポケットにも詰め込めば、その分だけ荷物から体重へと変身するので、幾らかは調整可能だ。
 
それ以上は宅急便。空港で重量オーバーを指摘された後で、空港内のヤマトに預けた方が安かったりする。事前に送っておけば、リュック1つで飛行機に乗れるから楽。
 
JetStarは出資するJALとの共同運行便も多く、同じ座席なのに価格差はかなりある。その本体はこの荷物の扱いだろう。超過時の高めの価格で売上を伸ばしつつ、全体の荷物量を減らすことで、他の荷物の受託を稼ぎ、また機体回転率も高めるのだろう。
 
トライアスロンの遠征なら、自転車をヤマト便で別送し、その箱に出来る限り積むのがLCC=格安航空の利用法だ。JALかANAかを使うなら、無料受託の最大サイズに詰め込むべきだろう。それでも空港までの輸送も必要で、ABCなど空港向け運送会社を使うとヤマト便とほぼ同額かかってしまう。(クルマで乗り付けるなら別)
 
なお、マイレージは国内ならせいぜい数百円分。仕事で乗りまくって無い限り、無視するのが得策だろう。
 
成田までは、東京駅から予約して900円のバスで1時間。普通に思われるほど遠くもないと思うよ。もろもろ含め片道4,500円いかない。正規価格でも6,000ちょっとなので大差ない。
 
そう、その値段は五十歩百歩。それはJetStar側にとっても同じこと、巧いマーケティング手法だと思う。空席に空気を載せて飛ばすくらいなら、3,000円でも人を載せた方がいい。しかも客は「破格値だ!」とFacebookやブログで大騒ぎするから(このように)、高額のメディア広告を打たなくても、「Jet-Starは安い」というイメージをばらまいて、将来の売上を作ることができる。
この手法は、エブリデイ・ロー・プライスだけのLCCより、爆裂伝播の効果が高い。また100円とかの極端なのより、体験できる人数が多いから、クチコミ効果も増える。(このように)
 
<ヤマト便>
というわけで、LCCとヤマト便はセットだ。
 
梱包は、バイクショップで、クロスバイク完成車が入っていたという段ボールをいただき、 今年の宮古から使っている。幅20㎝×長さ136cm×高さ74cm=計230㎝てとこかな。
これで橋続きの本土なら1回3,000円ちょっと。所要日数は、帰りはなんと翌日ついた。
 
写真は帰宅後の開封の過程。
Img_2963Img_2964Img_2965
幅を抑えるために:
  • ペダル
  • リアディレイラー(シートステーにテープどめ)
高さを抑えるために:
  • シートポスト
長さを抑えるのに:
  • ハンドル: ステムの先から(右の参照)
  • 前輪(ホイールバッグに入れて。左写真の右)
と外す。
 
つまり、後輪は外さない。他との接触を避けるために、上からホイールバッグを被せる。(左写真の左) その前に、チェーンには新聞紙を巻いてテープ止めし、汚れないようにしておく。そしてスキマに、ウェットスーツ、シューズ、等々の大きなものから順に詰めてゆく。
 
宮古島大会も、まったく同じ。船便が入る分、日数がかかるので、事前確認をしておく必要がある。宮古で1週間ちょっとかな?
 
なお、右写真のトップチューブ「XLAB」とあるのは、スプレー式のパンク修理剤「マルニ クイックショット」。外側に巻いてあるのは、宮古の参加賞のSPECIALIZEDツール缶に入っていた小物整理用の袋。ちょうど巻きつけられる大きさだったので流用。念のためXLABのマジックテープを巻きつけている。
 
そのケースの右に差し込んでいる黄色は、鼻呼吸を楽にする「NEW TURBINE」(タービン)を挟み、バイク中に付けれるようにする。(今回は気楽なサイクリング展開のため使わなかった)
(←普通の日本人ならMサイズで十分)
 
<計算>
つまり、交通費+送料合わせて往復合計1.5万円に収めることすら可能だ。正規料金でも計2万円。大会参加費1.8万円、前日泊は知人宅で、当日パーティー後の宿泊は朝食付き5,000円。ここまでで4万円。実際には、帰りの飛行機が少し高かったり、行きで特急乗ったりで、プラス5,000円くらい。
 
通常、さらにレンタカーも要る。松山市街から愛南へは、当日早朝の移動で2時間。日中だともう少しかかるだろうけど、それほど遠くもない。
また泊まれる知人宅はそうそう無い思うので前日泊も加えれば、5−6万くらいになるかな。
 
僕は年間6−7戦を回ることが多いので、こんな数千円の積み重ねを大事にしている、苦笑。
 
<海外大会の場合>
なおJAL国際線の場合、203㎝2個まで無料なので、この箱の長さを30㎝ほどカットして貼り直し、もう1箱調達すればいい。もちろんこの場合は後輪を外す。ただし、空港まで2個送るわけで、往復1万円ちょいかかるだろう。
 
9月のにほんブログ村 その他スポーツブログ トライアスロンへ世界選手権派遣はこの方法、シーズン終了後に資源ゴミで廃棄予定。

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