12月のトレーニング量 〜「頻度」が一番大事です
毎月恒例の月間トレーニング量グラフを公開。
<読み方> 10月スタートの新デザインでは、グラフは3日移動平均、心拍域はBike+Run合計、TotalはHR110以上+Swim、PTE=Peak-Training-EffectはSUUNTO独自データです。12月は61-91日あたり。
12月始めに高負荷トレイルランをガンガンにキメまくったが、その夜にお湯が出なくなって冷水シャワーを浴びたりしてたら激しい歯痛に見舞われたりで、中旬は通勤のクロスバイクとたまの通勤ランくらいでHR130-147域をなんとか維持し、年末に上げ直した。あと、前半に2ヶ月ちょっとぶりに少し泳いで(また止めて)、月末に3ヶ月ぶりに固定ペダルの自転車を再開。
51.5kmレースで最重要視している「HR148以上+167以上」域は、ここまで控えめ。かわりに、パワー系(HR110〜に含まれる)が多め。この考え方は、前回かいたMaccaの方法論に沿っている。
Run走行距離はたぶん過去最高を更新して238kmかな。でもタイトルに書いたように、距離ではなく、「頻度」だと思う。この考え方は、強豪エイジ(といってもエリート系レースを主戦場とされる)松丸さんがSCOTTのページに寄稿されている。なにより、「少しづつでも練習すること」、つまり、頻度が大事なのだと僕も思う。
頻度の表現に、このグラフは最適だと思っている。月間の合計積算距離では、週末だけどーんと稼いで平日はエレベーターと電車とタクシー、みたいな生活でも増えてしまう。何度も書いてるように、大事なのは、「波」の設計。良い波形に頻度は不可欠。
まあBikeとRunを別々に把握してもよいのだけど、管理が面倒だし、そもそもトライアスロンは「Bike+Run」で1種目ともいえるので、これでいいのだ。
松丸さんのでもう一つ大事なのは、「向上させる練習、維持させる練習、回復」という3つの区分けだ。「向上の練習」はまーせいぜい週2-3回もできれば十分、4回やってしまうと「回復」が大変だし、2週くらいならできなくてもなんとななったりもする。かわりに「維持の練習」により、身体の記憶を失わせなようにする。それが、「頻度」重視のトレーニング。
この3分類は、学生時代などにしっかりした耐久スポーツ歴がある人なら、身体感覚の中に刻み込まれていることだと思う。僕も、書くまでもない常識て感じですっ飛ばしてブログ書きがちだ。例えば時々書いてる「時間内で最大限使い切る」とは向上の練習についてのこと。通勤ランで朝から使い切ったりはしない。
でも、耐久スポーツの経験が無い方は、そうゆう身体感覚の抜けた単なる情報として受け取るわけだ。「体感」を持たない人に、それを持つ人の言葉は伝わりにくい。この壁の存在はお互いにとって見えづらい。せめて僕は意識して、間を繋ぐ文を書いていこうと思う。
・・・話を戻すと、頻度重視のトレーニングとは、「理想のトレーニングを求めないでいい」ということでもある。今できることだけやり続けることは、妥協ではない。あるいは、そんな妥協こそが市民アスリートの本質。
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