10代女子選手の危機vol.4 問題は「10代女子の食事制限」に絞られる
知ってました?
1967年頃まで全米体育協会は、女性の2キロ以上のランニングレース出場を禁止していた。(出典→)女性ランナーとは、うまれて50年ほどの歴史しかない、コンピューターやビートルズより新しい文化なのだ。だから、医学的にわからないことがあるのも無理からぬことで、例えば
- 無月経が10代から長期化した場合、将来妊娠できるかどうか?
という問題すら、よくわかっていない。
わかっているのは、
- 20歳までに月経が続き身体ができた後なら、一時的にぎゅーぎゅー絞っても骨粗鬆症は起こりにくい
- であれば、妊娠出産も、どうやら上手くいく(弘山、土佐選手など)
であろうと「推測される」、という程度らしい。出典は女性スポーツの専門医として著名な難波聡医師。http://running-doctor.blogspot.jp/2011_03_01_archive.html (2011/3/26など)
それにしても、
ある実業団の監督も「やめて1年くらいすればみんな生理は戻ってきてるよ」と言っていた。
なんて世界に、あなた娘さんを入れたいですか?
ここで、難波先生が、「10代からの強度の高すぎるトレーニングを避ける」と書くのは、「十分なエネルギーを摂らずに練習量を増やすこと」を指すと思われる。
「陸上4スタンス」の鯉川先生も、エネルギー摂取の重要性を強調されてる: http://www.natsuway.com/blog/964/
普通、高強度トレーニングとは「短時間・高心拍数」をさすけど、その点は水泳も同じで、体脂肪率が比較的高い彼女らに、この問題は聞いたことがない。それに、10代での高心拍域トレーニングは、「Vo2Peak」を生涯に渡り高めるために重要だから、無駄に避けるべきではない。
つまり問題は、10代女子の食事制限、に絞られる。
競技により、また個々人のタイプにより、軽量化が有効な場合があるのは事実。
そして日本のスポーツでは、エリート選抜のタイミングが、17−8歳と早めだ。
だから理想は、エリート選手を選別するタイミングを、20歳過ぎ=大学3−4年頃に引き伸ばすことではないかと思う。そして25歳ごろから実業団やフリーやらで「一時的に生理が止まるくらい」鍛える、というライフステージは、自己の選択として、あっていいと思う。もちろん、適切な方法のもとでね。
現状の日本では、高校駅伝の栄誉、それによる大学への特待生進学、という存在が強すぎるのだろうか。
その裏には、高校野球や箱根駅伝の人気の波及もある。10代後半の少し未熟な若者が「がんばってる姿」を美しいとする価値観は、AKBのようなアイドルにも見られるだろう。日本以外の芸能は、完成度の高い才能をギラギラ見せつけるものが主流だ(秋元康さん自身がそう語ってる)。韓流グループだと、始めからグローバル展開前提でプロデュースされてるから、ダンスも振り付けも完成度も全く違う。
学生スポーツも、アメリカなど高校生への注目度はとても低いのではないかな。
女性の成熟は25歳以降だ。 見る側も、それ以降での完成した技術に注目すべきだし、もっといえば、10代とかの「美少女アスリート」への報道には、軽蔑を与えていい場合だってあるかもしれない。強さ、技術に対しての評価なら、年齢をとわないのは、いうまでもないけどね。
って、このテーマの結論が「ロリコン文化批判」でいいですかハッタリさん、、
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