ゲームは負けるからおもしろい〜 タテトラ総合5位の敗戦記
第4回館山わかしおトライアスロン、通称タテトラ。参加960人が即日完売の人気大会。僕はJTUランキングの年代優勝ポイント獲得のため(だけ)に出場し、総合5位、年代2位、すなわち惨敗。
<問題の所在>
種目別はSwim20位、Bike11位、Run5位。収益源のBikeが赤字転落しちゃーどーしよーもないね! そこで問題は、なぜ、本来最低2位を取るべきであったBike順位が550%ものインフレーションを起こしたのであろうか?
<仮説>
私は根性なしオトコであった。
<検証>
まーそーだろ!
<結語>
まーそーゆーことだ。
タテトラさんは不思議なことに40-44歳カテゴリのスタート時刻がぶった斬られており、さらに不思議なことに、そのことのアナウンスがない。出場者リストには年齢が書いてないので、わからない。
スタート時間の差とは、まずBikeコースで「遅い人がコースにひしめく」という状況に直結する。時刻の早い遅いではなく、つまりは「若い人たちと一緒にスタートできた方が平均タイムは速くなる」。理由は3つあり、1気流の速さ、2コーナリングのスムーズさ、3ライダー全体が醸し出す戦闘感、が違う。
このことが勝負の綾となったのだが、、
しかーし。
そんなものが勝負の綾になったということ自体が、私が根性なしオトコであるということを証明するのである。上記1と2の要因は、物理的な影響度として何秒くらいか? 結局のところ、3の心理的影響が圧倒して大きいのだ。「ゲーム」なのだから。振り返っての実感。
本当にそうか?
というと、まーそれは今後のレースで実証してみるとしましょう。
<レースの過程も書いておこう>
Swim)
大外に位置。第一ブイへの実質距離が最短と判断したから。スタート10秒前からスターターの指先をガン見して、指が動いた瞬間に(=音波が届くまで一番時間がかかる位置だから)ダッシュし、ドルフィンスルー(=浅瀬でのイルカ的ジャンプです)で先頭に。天草大会同様に一度ペースを落とし、周囲を観察して、誰が一番早いか見極める。
まず目に付いたのは、中央部スタートのシライさんだと思う。そのまま後ろに付いた。それは良い判断だったのだが、イン側から数名がダンゴで同じペースで進んでいたので、つい、そちら側に回ってしまった。するとシライさんがすーーっと先行していったので、後を追う。2mくらいの差を詰めれない。第一ブイを回り、その差が数mへと開いてゆく。
前半終了、砂浜に上がって、2位なのを確認。シライさんと30m=25秒差と見た。その計算よりも、すぐ脇のチアリーダーに手を振って、それでさらに盛り上がるチアリーダーにさらにアピールすることに集中していた。
単独泳が続くが、第一ブイ手前で一人に抜かれる。kサハラさん。ちょっと楽しようと付いてくが、第一ブイ後に離され始め、3mくらい差がつく。単独泳だとコース確認しないといけないので、頭上げて景色を見ると、コースを逸れていることに気付き、修正。第二ブイで再び追いついた。上陸前に抜かして、そのままウェーブ(=同時刻スタート)2位で上がる。
Bike)
狭いコースの中で、ただただ抜かし続ける。コース幅はJTUレースの中でも群を抜いて狭い。とはいえ、僕のハンドルの幅は40cmほど、コースの右端ギリギリから抜くには30cmの幅があれば十分だ。自転車のレースではそれが当たり前、時速80kmの下りでも30cm空いてれば突っ込むよね。でもそれができなかった。根性なしオトコである。。
5km地点でスポーツドリンクを入れたボトルが、段差の弾みで、ボトルケージから発射されてしまった。予備の水とジェル1本で凌ぐ。
Run)
GPS時計を自転車に付けっぱなしで、距離も速度も判らない。しかも、暑い。2周めから周回数がよくわからなくなったが、ゴールゲートの時計が見たので、ゴール予想時間から逆算し、ああ今は2周めおわりだ、と判断。
一応ウェーブ一位は保ってるが、問題は30分スタートの★さん。見えない敵との戦いだが、気持ち的には今ひとつ盛り上がらない。やはり、根性なしオトコである。。
ゴールでは、★さん夫婦がお出迎え。
「おつかれ」
「タイムどうでした?」
「2時間3分いくらか」
「負けました、年代優勝おめでとう」(握手
「総合いまんとこ3位くらい」
「おーすげー!」(笑顔
<まとめ>
総合表彰台に立つべき人が、然るべく立った、という「レース」。昨日の僕はそこにふさわしくなかった。
そして「ゲーム」は負けるからおもしろい。
負けるとは、勝ってしまうと気付かない弱点とかが浮き彫りになることだ。
ゲームとは負けるからおもしろい複雑なもの、レースは勝つべき人が勝つ単純明快なもの。トライアスロンには、両方がある。
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トライアスロンすごいですねー。
石川県能登島に野生イルカの家族が9頭住んでいます。能登半島でもトライアスロンの大会をやっているので、機会がもしございましたら、能登島の野生イルカにも会いに来てくださいませー。癒されまする。
投稿: 能登島イルカ | 2013年7月 2日 (火) 19:14