NEILPRYDEのTTバイク「Bayamo」インプレ
ま〜ここまでは準備段階。もっと速く走ることができる。
まあピクニック気分で楽しむとするか (て常滑前もピクニックって言ってたっけ?
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参加名簿が出たあと、Facebookでピクニック宣言したりしてた今大会。言い訳予告な面もあるが、、「始めてのお祭りを楽しみ、結果もついてきたらラッキー」くらいのつもり。油断だけはしない「つもり」で(=結果的にしていたが)
まとめると、スイムで出遅れ、未知の距離に突入したバイク後半で器材トラブルの連発を誤魔化し、ラン9km過ぎから脚が負け始める。。12km過ぎで年代5位が判明、最後はサンデーランナー気分で笑いながら応援に手を振り、ハイタッチとかはしゃぎながらゴール。
完走できて嬉しい、って気分は、3年前のデビュー戦以来だ。みんなこんな気持ちで参加してるんだな~~(上目線
しかしゴール後2-30分くらいかに、2位じぇいみー元プロから、スロット濃厚なことを聞く。4位ワカハラさんにも伝えたら喜んでもらえた! じぇいみー心変わりしませんように、、信じて6時前に775ドルを用意。スロット授与ミーティングでは、繰上当選待ちの面々は不安な中で待たされるのだが、僕とワカハラさんだけは、一発確定のムロヤさんと一緒に笑っていた。
10月12日のハワイがちょー楽しみ!
結果オーライな負けレースの詳細を以下記します。
<記録>
タイム ペース 種目 年代通過
Swim1.9 km) 29:15 1:32/100m 60位 10位
Bike90.1 km) 2:20:34 38.46 km/h 60位 5位
Run21.1 km) 1:23:18 3:56/km 49位 5位
Transit計) 4:57
Total113.1km) 4:18:04 総合36位(プロ部門抜き23位)
※Runは距離が短く、GPSでは19.81kmを1:23:11=実質4:12/km
種目順位は3つとも冴えないけど、揃っていて、全体まとめて結果オーライなのも僕らしい。
<スタート前>
4時に自然に目が覚め、買っておいた1500Kcalくらいの炭水化物+糖分を注入してゆく。5時過ぎに無人の浴場でスイムアップ? 体重62.5kg、食後とはいえ過去最重レース体重を気持ちよく確認。6:30開始と遅過ぎて使えないルートインの朝食で味噌汁と米粥を1杯だけ食べ、満員のシャトルバスで7:10会場入り。
8時ごろ、スイム会場へ移動しがてら臨時トイレに寄る。5台、うち2台女性専用で、なかなか出てこないのもあり、列が進まない。海側よりマシだそうだが。。時間が迫る。1人の男が女性専用のに入る。列の前後に断って、少し離れたボランティアスタッフに相談しにいく。交渉成功、1つの女性専用を解除することになった。良いことするぜオレ! でスタッフさんが女性専用の紙を剥がしにいくと、なんと1つは無人なのに赤色のロック表示になっていた。全体の20%もの稼動率がムダにされていたことが判明。。以後急速に列がはける。
おかげで試泳できなかったが、お祭りだからそれで良い! 気分よく20分前に荷物あづけ、15分前にナンバリング、10分前にウェット着る。それでも左端の、しかも元プロ山本淳一さん、ジェイミーさん等の真後ろ!ベストポジションを確保
<スイム>
・・・した、にもかかわらず、スタート50mくらいで元プロの二人から少しづつ離され、後続の2-3名まで逃し、500m過ぎから単独泳。それでも1.5km換算23:00というペースは僕にしては悪くないし、もっと水を押せそうな感覚も掴めた。そして次から腕にGPS時計を付けるのをやめる、苦笑。
<バイク>
始め数kmで、同年代を3人くらい抜かし、1人に抜かされた感じ。それが1位のOrafさん。ペースメークさせてもらおうと、10m離れてつかせてもらう。20kmの橋の上りで一度抜いてみたが、すぐに抜き返され、以後少しペースアップされた。折り返し後のエイドで早速彼はボトルを走ったまま取って体にかけていた。こうゆう動作の観察は勉強になる。
2周目は差が2-30mに開いてゆく。平均速度は40kmh前後を維持。しかし40km過ぎたあたり、僕にとって未知の領域に入る頃、ペースが落ちてきた。まあこれは想定内で、その後でどうやって維持してゆくか、という実験目的もある。
しかし50km過ぎごろか、第一の問題発生。DHバー左肘受けが下にずれる。上体から駆動力を出す、レース後半に使う「二段ロケット」の技が出せなくなる。まあなんとかごまかしながら、36-7kmhに落として走る。
そして75kmあたり?第二の問題、ハンドルが少し下にずれ、同時に第三の問題、前ボトルがタイヤに激突。。バイク上でボトルを引き剥がし、減速するUターン箇所で係の方に「ボトル壊れたから捨てますごめんなさい」と叫びながらコース外に投げた。
すると第四の問題、前モモ付け根が両方攣りそうになり、ドリンクを飲みたい。でも捨てた後。。この頃の5kmラップは34kmh台に落ちる。
残り10kmちょっとの直線なら、そのまま安全運転で乗り切れると判断し、省エネで無事バイクゴールにたどり着いた。
部品がズレるのはネジ締付の問題で、ガタツキはないので安全運転はできたのだが、やってはいけないミスだ。
DHバーの締め付けは確認したのだが、TNIとProfile混成にした相性の悪さが、見えにくい路面の段差でのバウンド時に露呈したようだ。ハンドル~ステムの締め付けはこれまでOKだったので無確認、でも記憶をたどると、弱めに締めていたのを修正し忘れていた、かもしれない。そんなんでハワイ獲れるのは幸運としかいいようがない。
補給はドリンク1.5lLくらい(一部投げ捨て)、後半二回水をもらって補充、ジェル4本。後部のボトルホルダ2本は未使用。
全体にドラフティング違反が酷かったが、僕は一部コーナーを塞がれた程度で、集団に抜かれることはなく、嫌な気持ちなく単独走で通せた。抜かれたのは同年代のOrafとカシマさんだけ。
<ラン>
バイク15kmを補給なしで走ったので、ラン3kmまでにジェル3本と水を摂る。
ただ省エネで走った分、走り出しは悪くない。
直前に1km3:50~55ペースの別世代がいたので、少し離れてついてゆく。結果的にそれが微妙なオーバーペースを起こす。
はじめ3km3:57-54-58.橋を渡って海沿いに入る4kmで少し脚に来て4:08.その頃ワカスギさんに猛烈に抜かれてギアを上げ5km3:55、6km4:00.再び脚に来て7km4:13.がんばろう僕、と8km4:08.反動で9km4:16.いやいやここで粘れるのがハッタリ君のすごいとこ、と10-12km4:12.
そして連続折り返し区間に入り、年代5位の順位を確認。あーこらダメだ、、、
でも後ろもそんなに迫ってない。安全運転を開始。13~17kmまで4:22-19-22-26-29。エイドに近づいたら「水、ボトルでください」と叫んで用意してもらい、大バケツがあれば「水かけて」と叫んで、スピード維持したままかけてもらう。エイドのスタッフは基本、立ち止まることを想定しているので、こうゆうコミュニケーションは不可欠。
残り3kmちょっと、折り返し差は前後とも500m以上を保つ。5位で確定だろう。いつもどおりラスト3kmのペースアップで18-19kmを4:12-13.
何ももらえなくてもいい、でも完走って楽しいな!
Takuyaチームに笑って手を振り、ゴール前の花道で武将たちにハイタッチしながらゴール。
いつものJTUランキングレースでは、「年代優勝と総合できるかぎり上位」、というアウトプットを持ち帰ることが目的の競技会。なかでも必達目標としている「年代優勝」って、1人しか得られないもの。排他的だからこその希少価値であるわけだが。
今回感じたのは全く逆で、その場にいる誰もが共有できる価値。その感覚の差を、祭りの1参加者として楽しみながら、結果として、現実的に最高のアウトプットを持ち帰ることもできた。
ゴール後とか、もう少し書き足そうかな。
(もうセントレア始まっちゃう! 天草は旅行記とかいろいろ書くつもりだけど、せめてゴールまでは次戦までに書かねば・・・)
(つづき)
こってり書いた前回Swim編、わりと楽しんで頂けたようで。
これが遠泳大会なら、最後にキックを3倍に増やしてバシャバシャ泳いでゴール、おつかれーー、ってわけだが、トライアスロンでは「123分の22」に過ぎない。レースの8割以上がここから始まる。
もしもトライアスロンを日本人が発明していたら、BikeとRunの時間比率は「1:1」くらいに設定されたのではないだろうか? 水や自転車の支えの無いRunは、大きな欧米人が苦手としがちだから。かくして(?)Bikeは時間的に「123分の63」くらいに過半数を占める重要パートとなる。
そんな重要性を台無しにするのが「ドラフティング」という反則だ。今大会の上位にも結構いたかのような証言もある。犯人探しをしたいわけではない。トライアスロンの魅力とは何か、という本質論と関わる話だ。反響も感じるし、別に書こうと思う。
ま、ともかく2割に満たないSwimではあるが、1万m走30分台という相手に2分7秒のリードを確保し、Bikeパートに入る。
<データ>
Bike) 1:03:32 (部門7位、 1位ニシムラさんと1:33差)
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