「ランニングは体に悪い!?」 WIRED記事についての見解
WIRED誌12/24の刺激的なクリスマスプレゼント笑。
1週間に30〜40km以上を時速12km以上で走ることは、健康を害し寿命を縮めて、心筋梗塞のリスクを高め、運動不足に陥っている人に起こるのと同じような被害をもたらすことが、研究によりわかった。
http://wired.jp/2012/12/24/jogging_is_bad_for_health/?utm_source=feed&utm_medium&buffer_share=4c60f
「何事もほとほどに」とか感想が目立つけど、ほどほどなんてつまらない。
僕の見解はもっと深いぜ。
真の問題は「心拍数の上げ方」。そして「ハードランナーの多くが間違った上げ方をしている」ために、「ハードランナー全体の平均を下げている」。
10分以内に心拍数が145超えるような「上げ方」をしてしまうと、カラダに負担がかかる兆しを感じることがある。僕だと。そこからアクセルを踏み込むのは自傷行為だ。でも、ハードランナーの多くはしてしまっているのではないだろうか。
サッカーのトップ選手に心臓系突然死が目立つのは、そうゆう負担のかけ方と関係があるような気もする。
僕のざっくりの目安として、心拍145超えには20分、160超えには30分、カラダを慣らす、ということを僕はしている気がする。これはその時の自分の体感だけで決めるべきものなので、教科書的には受取らないでいただきたい。
なお、日本人がこの手の本とか出す場合、スリカエ/ゴマカシを駆使したのが多い(最近だとオッパイ専門医さんとか)。
でもこの記事の3つの研究は、ちゃんと調査してるようなので、元の調査結果は信頼してよさそうだ。(ゴシップ誌であるWIREDの記事は別)
これらとハッタリ説とは整合的であり、僕がスポーツ医だったらこれらを先行研究に世界デビューを果たしたいくらいだ。あるいは医学研究者さんと共同研究くもうか。ただ、「心拍数の上げ方」を独立変数とした大規模実証調査は、方法も、時間的にも、かなり難しい。。
まあ細かい疑問はあり、例えば「最高レヴェルのアスリートにいくつかの心臓の異常を発見した」のは、ドーピングのせいかもしれない。血液がドロドロになるような練習の仕方の問題かもしれない。
結論、己のカラダと対話しなさい。
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