【自転車レース】 7/15JCRC群馬C1, 二戦連続の表彰台&昇格。
昨秋の西湖以来の自転車ロードレースはJCRCシリーズ第5戦in群馬CSC、クラスC1。最後5kmは両ふくらはぎ攣りながら、1位と0.75秒差の3位。2戦連続の表彰台&昇格かくとく! トライアスロンも含めて市民レース10戦連続の表彰台だ。
藤沢でお世話になり、直前に逝去された渡邊努さんへの、ささやかな追悼と感謝の気持ちを込めて。
【今回のトラブルたち】
レースとは常に多難なものであり、今回もその例外ではない。
- 1週間、咳が続く (翌日Max37.0℃の微熱化したので風邪だったんだろう。。)
- 朝、変速機の調整を間違え、試走中にチェーン外れる、レース中だったら終わってた! でもトライアスロンと違って会場にメカニックブースなんて無く、、偶々会場にいた知人のさらに知人が処置してくれてセーフ
- ブレーキシューをカーボン製ホイール専用に替え忘れてるのが家を出る間際に発覚
- 下りコーナリングできない・・・ コースには下りの危険なヘアピンカーブが2箇所、8周で16回通過。でもトライアスリートは猪のようなもんで
- 下り2・・・ 試走3周、やっぱり駄目! 「あーまがれない」とビビると、視線は前のフェンスに。そして見てるものを追うのが動物の習性なので自転車は壁に向かう。一人ならブレーキでOK、でもレースだと超危険!
多難なのは誰のせいだろう?
コースは自転車専用サーキットの群馬CSC6kmを8周=48km、獲得標高630m。
Cクラスは全7クラスの真ん中、下位クラスの入賞経験者が多く、わりと力が揃っている。1組は出走45名、6位入賞までがBクラス昇格。
作戦。トライアスリート的には早くから高速巡航の力勝負に持ち込みたいのだが、トラブルたちを考慮、バントで1点取る安全策(=文字通りの安全、ケガしない策)でいく。前半4周以上は技術錬と割り切って集団後方でコースに慣れ、最後1-2周で予想される展開に乗って、6位内を狙う。
前日の雨で路面のコケが湿り(こわっ)、午前は落車が多発したらしいが、13:55のスタートにはほぼ乾いていた。
気温も上がってゆく。しかし、咳の影響もあってか、冷え気味な印象が先に立ち、ドリンクは塩を混ぜたPower-Barのを500mlのみ(1L+用意したが、スタートまでに飲んだので)と、冷却専用の水道水。この水・電解質不足が、最後に僕に襲いかかった。その危機に僕を救ったのは、混ぜた塩だ。
【レース前半、1−6周】
- 経験するなら最前列! 第一列でスタートを待つのは楽しい。だが直後、靴をペダルに上手く嵌められず、周囲の無言の蔑視を感じつつレース開始
- まず集団ほぼ最後尾でコースの学習。前には30台の一塊、とても入れん
- 3周くらいで曲がり方が判ってきた。ドロップハンドルの下を持つのに加え、頭を下げる。すると重心、さらにコントロール機能である「目と耳(=平衡感覚)と脳」が路面に近づく。これが「地球とLemondとハッタリ選手」の三者の距離が極小化された 「三位一体のコーナリング」
- 予想通り、前半4周は動きなく、集団のまま推移
- 5周目あたりから、部分的なペースアップで集団が引き伸ばされ気味に。開き過ぎたらレース終了だ。少し前に位置取ることを意識
- でも、ヘアピン部では離される、、曲がれるようにはなったが、遅い!
- ボトルは6周目までに空にしておいた。最後30分間は飲んでも吸収されないから
レースが動いたのは、7周目に差し掛かった頃。
あんまり覚えてないんだけど、、レース後、東工大チームと話して、いろいろわかった。
【レースを決めた7周目の2km】
- そろそろ先頭付近に居ないと危険かも、と、ホームストレートで前へ
- まさにその直前、東工大自転車部の2人が共同アタック!
- ヘアピン前の下りで、東工大に付けていたのは2名くらい? 僕含む後続から数十mの距離が空く。約20名以上がこれにてレース終了、現役競輪選手っぽいイノウエさんもトップ集団から離された
- でもトライアスリートは猪、こうゆう単独走はちょっと強いので
- 本レースMaxの64.3kmh出しながら、ヘアピン手前で、10mくらいまで迫る。曲がってる間にまた離されるが、その後は緩い昇り、猪の大好きな力勝負だ
- あっさり追いつくと、東工大チームが次のカードを切り、一人が下がって後続の牽制に入る(=自転車特有のチーム戦術)、これで4人集団結成!
この時点で上位4名が決定。この間、ほんの2km、3分未満の勝負だった。この頃、負荷レベルがトライアスロンと同程度にまで上がってくる。こっちはこの負荷を2時間続けてるんだからね! と期待が膨らむ。のだが・・・
【優勝争いのラスト10km】
- ドリンク飲みたい、しかし、飲み干してしまった、、
- と思ってたら、最終周、ヘアピン前にふくらはぎが攣る!
- バランス崩しそうで、慎重にコーナリング、少し離され、まだ攣ってる
- でも「攣りながら走る」のはトライアスロンで慣れている。前3名が牽制に入ったのにも助けられ、「まだ動く筋肉」を使って、集団復帰に成功
- 残り3kmくらい、後ろを振り返ると、同組の黒キャップが見えた気がした。逃げろ逃げろ! ぴくつく脚を立ち漕ぎでごまかす
- 僕が勝てたとすれば、残り2-3kmで有酸素運動の範囲内での最高速巡航に入り、独走ゴールを狙うこと。ホームストレート前の昇りが最後のチャンスかな
- しかし、ぴくぴくな脚ではついてくのが精一杯。気持ちの問題だったのかもしれないけど。。そのままスプリント、1位と数m差で3位。目標達成!
1位と6位に東工大コンビ、レポート読むと、勝って当然だと思う。レース内容の質が高い! http://hpcgi3.nifty.com/titccrt/report/report.cgi
【データ】
- 平均時速は、6kmごとに、36-37-37-37-37-35-40-38.(各周回とほぼ合ってる) 7周目のペースアップの威力がよく判る
- 最高心拍181、164以上が25分
- 最高速度64.3km、やはり7周目のホームからの下りのアタック対応時
- 平均ケイデンス92、僕にしては高め
自転車ロードレースは展開を読んで仕掛けるゲーム性を楽しむもの、勝ちに拘るトライアスロンと違う。今回の自己評価はほぼ最高!
コーナリングがわかったのは大きな成果。横浜のクネクネBikeはこれでイケる。脚が痙ったのも、熱い9月決戦への良いシミュレーションになった。
移動では、ワタナベレーシングのタニモトさんのクルマに自宅までお世話になり、体調管理的にも、心理的にも、助かる。表彰式写真も頂いた。感謝です。
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