チカラ出しきった!
村上トライアスロン2011、年代別準優勝&総合8位。年間王者とりました!総合ランクもTop10入りかな?
公式記録:
- Swim. 25:03 (17位) …男子15位?
- Bike. 1:06:22 (15)
- 通過 1:31:25 (11)
- Run. 37:37 (8)
- Total. 2:09:02 (8)
ちなみに前年:
- Swim. 25:28 (21位) …男子16位?
-
Bike. 1:06:28 (16)
-
通過 1:31:56 (10)
-
Run. 38:21 (19)
-
Total. 2:10:17 (8)
少し速くなっただけ、でも伊良湖への調整→中止→ヒザ故障&治療、と1月まともにトレーニングできなかった状況で、上手いこと誤魔化してまとめたもんだ。
〜 レースの記憶 〜
・・・・ レース前 ・・・・
前々日、「3日後の王者」にふさわしくグリーン車で(※ネット予約だと金券ショップ自由席と数百円しか変わらない、しかもネット普通席は売り切れ、これでグリーン取らないわけ無い!)新潟へ、
限定的ながらも本遠征スポンサーといえるであろう酒蔵サマを訪ね、そのコネで無賃宿泊。
前日、9時過ぎ出発、村上へ。荷物をコインロッカーに入れ、自転車で試走、受付、4時に電車で桑川へ、美食民宿「なみ司」でゆっくり風呂、6時夕食、9時過ぎ就寝。
当日、4時前にはスッキリ目覚め、目を閉じたままストレッチ開始、6時朝食、7時過ぎの電車で村上へ。
・・・・ Swim ・・・・
直前、スタッフさんより
「ウェットの前後が逆」
と指摘。。今までこうだと思い込んでいたよ! 未だかつて逆さウェットな王者は存在しなかったのではないだろうか?
前ウェーブのスタートと同時にGarminの計時を開始(Garminの水中計時はダメです)。一番奥に位置取り(最短コースより数mは遠い・・)、スタートはバトル無しで抜け出す。最初の数十mだけ足ツンツンされる程度で。でも、前にはおそらく3−4名、スピード違うんだなあ。。追い付かなきゃ、と焦り、泳ぎを乱してゆく。いや、ベストであんなもんかもしれない。
前ウェーブの魚群の間を、しかしほぼ直線なコース取りで、抜きまくり進む。でも「ウェットの前後が正しくなった」くらいじゃあ、急に速くはならないなあ・・ 水を押すパワー、回転し続ける持久力、姿勢を保つ体幹、みんなたりない。
上がって同年代のバイクラックをみると、数名の自転車が既に出発済み。強敵のガイジンさん2名+水泳だけ得意な「スイマー」さん1-3人、と推測。過去最高人数だけにバイクラックが狭い迷路のよう、10mくらい遠いルートを通ってしまったか。
・・・・ Bike ・・・・
今回、最大の目標は、パンクせずに戻ってくること。でもパンクしても修理を数分でできれば年代5位はありうる(実際は5位まで7分差だった)。そこで珍しくスペアタイア搭載、CO2ボンベも初めて購入。
バイクコース上には2分前スタート(?本来3分だが早まったかな?)の前ウェーブ+リレーの選手ばかり、スピード域が違うので、路上のカラーコーンを避けるように抜いてゆく。
本当に競っているのは、目には見えない相手、3分くらい(=2km)先を走っているはず。ただでさえバイクが強いメンバーが、しかもグループで走れるので(=もちろんルールの範囲内で、でも有利!)、ただただ独走するワタシとの差は開きがちだ! これがスイムを22分で上がれないことのデメリット。
折り返しですれ違った「位置と時刻」を記憶することで、タイム差を把握できる。独走トップナガタさん、次いで総合2位グループの強豪たち、ともに無視。
問題は同年代。バイク強者のガイジンさん2選手との差を、ランで逆転可能な範囲に収めること。そして、その他のニホンジンが居るかチェックすること。あと、時差スタートの別年代でも総合順位で抜けそうな相手を探すこと。
同年代ゼッケンをメモしたテープを自転車に貼っておくのだが、油性ボールペンの字がよく見えない。。カンであたりをつける。がいじん3−4分差だったか、うーん、厳しい。。でも年代5位はいけるだろ。無理ない範囲で上げてゆくが、ゴール前1kmで同年代ふくむ数名に追い付かれた。
でも今年はラン勝負で負ける気がしないんだな!
・・・・ Run ・・・・
今回、全体的にエネルギー枯渇感の「前兆」を感じていた(ワタシは血糖値レベルにかなり敏感だと思う)。バイクもランも、スタート直後にPowerBarの100kclジェルを摂る。
バイク同時ゴールは5人くらい居た気がするけど、そのうち2名が先行する。どうせワタシより遅いに決まっている。慌てず観察しながら、一度立ち止まり、ガードレールに足を乗せて靴紐を締め上げる(一瞬で締められるRock-race使用)。もちろん10mくらい差が開く。後ろの若者(だったかな?)は前のリレー走者に合わせてオーバーペース気味、余裕で抜く。前のリレー走者はフレッシュなので、ペーサーとして使える。しばらく後ろにつきながら身体をリセット。リフレッシュした後の陸橋の下りで一気に抜く。
本当に競っているのは、目には見えない相手。数分先に、少なくともEric、Bevanはいるはず。去年はBevanを陸協から駅までの間に抜いた気がする、9月始めの北京2010世界選手権で10位に入った実力者。Ericは去年の総合順位がたしか1つだけ上。実力は近いはずだ。エイジ王者となるべき者として、今回も年代優勝し、ストレートフラシュで〆たい。村上のランコースでは数百m先までしか見れない。目に見えない相手を想像して、ペースを保つ。
村上市街を2周半。最初の1周は、女子エリート級出場選手を1-2名抜いたかな? それ以外前後に誰もいない、「年間王者に向かう道を走っているボク」が嬉しくて、ニコニコ走る。ゴール付近、アナウンスで、世界王者とナガタ選手がすぐ後ろを走っていることを知る。1周2.5kmの周回で3分前スタート(とその時は思っていたけど実は2分?)と周回差の並走ってことは、あのナガタさんと数分遅れ、なかなかいいぞ!(それ以上計算できていない、、5分27秒差でした) さらにニコニコ走る。そして、その1周、ナガタさんとの差は詰まらなかった!(自慢)
2週目、そろそろ、Runが苦手なはずのガイジンさんが視界に入ってきてもよいはず。でも、目に入るのは、周回遅れっぽいニホンジンだけ! 焦る。ペースを上げる。つもりが、上がらない。。
Garmiinデータ: http://connect.garmin.com/activity/117200317
3,6,7,9kmラップが3:52−3、巡航3:45とすると7秒ほど落ちている。細かいペース変動が目立つ=安定できていない。練習不足で下がりつつある持久力を、全身の筋力でなんとか持ちこたえた感じ。
3週目、周回遅れの人達でコース上が賑やかだ。
「えりっく出てこい!べゔぁん出てこい!」
と祈っていたら、出てきたべゔぁん! なんと逆方向を走っている! もうゴール後のクールダウンか! こら良くて年代3位だなあ、と少し気落ち。。でも5位以内ならいいんだ、と言い聞かせ、ラスト数百mを猛ダッシュする。走れるもんだ! オレは速い! もうどうでもいい! 嬉しくなってくる。 込み上げる笑い。帽子を脱いで、笑いながら、ゴールテープを抱え上げ、
「年代優勝とりましたー」
か何か喚き散らす。
「ハッタリさん、おめでとう!」
か何か、ステキな感じの女性の声がかかる。JTU委員さんであった。その時の写真が、JTUウェブサイトを飾ったのであった。
そしてこの時、1−2位につけていたBevan選手はなんとハンガーノックでコースミスをしでかしていたのであった!
http://bevancolless.blogspot.com/
(Bevanさんの文章、おもしろいです。エイゴですけども)
なんと、前回横浜でのタカハシ選手熱中症コースアウトに次ぐハプニングである!
こんなハプニングで順位が上がるのは好きではない。長良川ではワタシがしでかした(順位は変わらなかったが)。横浜ではおかげで年間王者への可能性を引き寄せたが、ミスした側は大きなものを失った(結果的には村上でクラウチさんが優勝したために「どうせ同じ」といえるのが救い)。そして今回、彼は確かに2位に値するレースをした・・・
1つ言えること:
レースなんて、所詮そんなもの。だから楽しめるんだ!
そして
「自分が苦しい時、相手はもう少しだけ苦しい」
というハッタリ選手の唱える原則への不整合は、ない。
ゴール後は身体の熱いうちに冷水シャワーをたっぷり浴び、預けたて荷物を受け取って着替えると、表彰式場の体育館ではカレーやら何やらのパーティーの準備ができている! 猛烈に食べまくる! レース後、水分+糖分のみならず、肉野菜まで補給できるのは素晴らしく気持ちよいのだ。食べ疲れた後で、自転車等置いてあるスイム会場へのバスを待ち、海水まみれのウェットスーツをシャワーで洗い、自転車で体育館に戻ると、もう2時。
速報をようやく見れる。年代2位、(ほぼ)最高だ! やはり、村上体育館の舞台には上がって帰りたい! そのまま表彰式へ。
「ハッタリさん、おめでとう!」
か何か、ステキな感じの女性の声がかかる。JTU委員さんであった。その時の写真は無いけれども。
Ericさんとも会話。「日本好きなフランス人」って感じの優しい感じの方、身体はデカイが(笑
その他、カタコトなエイゴでガイジンさんといっぱい喋った。日本なんかでトライアスロンなんかやってニイガタまで来るようなガイジンさんは、ヘンだと思う。まるでワタシのように。
じゃんけん大会は1回目だけ参加し、駅へ自転車で、寿司詰めなデッキの特急、一転グリーン車、と乗り継ぎ、20時頃に帰宅。
さあ、明日朝は大一番だ!
(まだ続くのかっ!)
村上レースレポートはこれにて終了、でも最後まで読んだ人いないよね、こんなの!
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