大勝利。
総合8位・年代別2位 (1位は福元さん)
Swim後21位→Bike後10位→ゴール8位、とジワリ上げてゆくレース展開がワタシらしさ。レース中の興奮もジワリ上がってゆくのだ!
これで年代別年間ランク2位に上がるはず。
公式記録発表!
Swim. 25:28(部門順位21位) …男子16位
Bike. 1:06:28(16) …以下男子順位も同じ
通過 1:31:56(10)
Run. 38:21(19)
Total. 2:10:17(8)
〜〜〜レース詳細〜〜〜
【前日】
5時半起床、7時過ぎにギリギリで家を出る。雨の切れ目だったのは最初の幸運。藤沢ー横浜間の切符を紛失し400円余計に払ったのが不運。。毎回こうゆうことがあるのは何故だろう???
特急は自転車バッグを抱えるガイジンさんだらけだ。前輪だけ外す輪行バッグ「コクーン」は、線路が狭い在来線の特急には不向きで、デッキに強引に立て掛ける。ホイール(車輪)が安くて丈夫なアルミ製なので安心。。12時村上着、自転車を袋から出して前輪をはめ、瀬波温泉の会場へ。駅前のお神輿が「トライアスロンさ〜ん」てな感じで缶ビールを1本くれた。伝統の酒屋、田村酒店だったかな? 前のボトルケージにはめたら「後ろが空いてる」と2本目をくれた! 村上のホスピタリティは本物だ!
缶ビール2本搭載車!
日帰り温泉「龍泉」↑で疲れを取る。休憩室では昼寝もできるが、寝ないでストレッチに励む。30分間の一時外出でスイム会場も下見できて、840円のモトを十分取った! 15時過ぎ事前受付へ。駅前の石田屋でハラコ丼を食べ、16時の電車に乗るつもりが、ホームを間違えて1時間遅れ。。
まあいいや。夕焼けが美しい桑川の民宿「なみ司」へ。
車窓! 最高!!
自転車の収納は、電車・温泉・電車と3回。めんどくせー。宿泊が瀬波ならこれが1度で済むのだが。。 でも後輪は外してないのでチェーン扱いは不要で、そーとー楽はしてる。
【スタート前】
5時起き、6時朝食、7時半から会場まで20kmを自転車で。素晴らしいコースにテンション上がる! 心拍数は130維持、良いアップだ。
しかし・・・背中のリュックがちょい重い。。背筋を使い過ぎたかも?
さらにウェットを着るとき、滑りクリームを掌にベットリつけてしまう。そして会場には石鹸がない!
今回トラブルといえばそれくらい。また賢くなった。。
あ、もひとつ。
開会式に遅れ、あわてて入ってウェットスーツを着始めたのだが、、、そこはメインマイクの2m隣。。。来賓挨拶の写真にばっちりワタシが写っている。てことは数百人の選手がワタシを見ていた? で何故ワタシはそれに気付かなかった?? この写真はナンバー付きなので、誰なのか、特定可能である。。
【Swim】
オレンジ帽子の第二ウェーブは3分後スタート。スタートダッシュはあっさり決まりバトル無し。前に同じオレンジの帽子は3-4つ見えたが、イキナリ遠い。。単独泳を強いられる。先頭がわからない第二ウェーブは嫌だ。
掌のクリームのせいで水をキャッチできてる感覚が無い。。一部でウネリもあって体幹を使うのに、ちょっと弱ってる気もする。。2周目の入りでコースミスもした(スタート前に気をつけてたのに!)
前グループの追い越しは基本楽。抜かれて急に飛ばしたくなる心理もあるようで、脚に手を絡めてくるのも居たが(=ピッタリ付こうとするとそうなる)、「キミの相手ではないよ」と伝えるため6ビートキックに切り替えると収まった。キックの泡は蚊取り線香の煙のような効果があり、しかも、進むから。
不完全燃焼感を少し残したまま、スイム終了。
【Bike】
村上トライアスロンだけにしかない魅力は、日本海屈指の景勝地を折り返すバイクコースだ。
トランジションはほぼ完璧! ほんの20mくらいの間にバイクに飛び乗り、シューズをはいて、直後の急坂を快調に登り、巨大なレンズに向けてポーズを取ると、その写真が翌朝の新潟日報を飾った。
前に3人くらい見えるが、みなトロトロした雰囲気。うち1人は同年代のゼッケン。すぐに抜く(この時点で年代3位)
「独走かー、展開難しいなー」と思ってると、三面川の橋のあたり=3km地点でゴーっというディスクホイール音と共にヤマモトさんの素晴らしいPINARELLOのTTバイクが抜いてゆく。来た!迷わず10m後ろに付く。
3km過ぎから1.3kmで30m登り、アップダウンをはさんで、日本海を左に見下ろしながら右カーブする最高のビューポイント。1kmくらい見渡せる路上に選手はほんの数名のだけ。こんな贅沢なレースはないだろう!
海岸は強い向かい風。ヤマモトさんにも何度も離され、追い続ける羽目に。。弱い。。ここで付けて、さらに前も引けてると、さらに1-2分稼げるんだろうな。
一本道の往復コースなので、折り返しの上位選手もチェックできる。福元さんは単独走で苦しそうだ。後発スタートで総合を争うのはキツい。他にゼッケン200番代を探すが、見当たらず。「年代2-3位くらい?」と思うと、興奮度が上がる! 実はBevanさんを見落とし。相対速度80kmh、しかも3分遅れスタートのため実態以上に選手が多いので、チェック仕切れない。。
折り返し手前の「なみ司」さんの応援に、行きはGoodサイン、帰りは勝利宣言を絶叫して返礼。
追い風の復路はヤマモトさんに完全に追い付き、Cerveloのガイジンさんも捕まえて3人旅。躊躇して後ろにいたが、残り10kmでようやくアタック、前へ。ガイジンさん千切れる。このペースアップが無ければ、ランでヤマザキさんに追付かれてたと思う。1つの勝負どころ。
腿もツリそうで、ラストの瀬波海岸沿いは流す。でも改めて地図を見ると2kmに渡り流してしまった。。直前500mくらいまで攻めてよかったかも。
トランジションエリアへ。ガラ空きのバイク置き場に入るのは気持ちが良いもんだ。でも、既に隣に1台!さらにフクモトDeRosa。てことは3位通過?ギリギリだ!
【Run】
「トライアスロンで一番キツいのは何?」 と時々聞かれる。それは最後のランだ。もう、圧倒的に。身体への負荷が大き運動形態で、しかも、力を出し切る必要がある。でもキツいだけではなくて、応援してくれる人達との距離は圧倒的に近い。そして村上トライアスロンでは、これが素晴らしい。風情があるのだ。
トランジションは完璧。スタート500mは軽い上り、重くてツリそうな筋肉を落ち着かせるために意識して「ユルく」入る。
で2分後、1km地点から下り。これが厄介。。ランの下りとはアスファルトから突き上げるパンチだ。かわして後ろに力を逃がさないと、脚がブレーキとして作用してしまい、タイムは伸びず筋肉は疲労する。試走では気付かなかった。。地味な勝負どころがイキナリ来たか! リラックスを保ったまま前へストライドを伸ばしてみる。この立ち上がり2kmで脚が落ち着いた感じ。
2-3kmは3:55〜4:00くらい。3−4km辺りでトランジション1.5分差のエンドーさん、次いでほぼ3分差のBevanさんを抜いたような記憶が(怪しいが) 共に急ブレーキがかかっていた雰囲気。下りで脚にパンチ食らってるとダメージはこの辺り来るだろう。ピッチ走法でペースを保って一気に差を拡げる。以後、ラップを計るのを止めて勝負=逃げ切りに集中する。
・・・彼のBlog発見、最初2km3:50ペース→以降4:20ペース、とあるので、ワタシがAvg.3:50ペースを維持してたとすると8km地点あたり=最終周回でやっとこさ追いつく計算だが? 彼が下り終わり辺りで急ブレーキがかかっていたのか(1k5分くらいならそうなる)、ワタシの記憶違いか?
4km過ぎ、村上の風情ある市街地周回に突入。サングラスを外し、水をくれる小学生チアリーダーに「ありがとう」と笑いかけ、「神奈川から表彰台を狙うハッタ選手!」というアナウンスにGood!サインで応え、勝者のレースを束の間エンジョイ!
5km過ぎ、暗転! 市役所前折り返しでライバル登場! 200番台ゼッケンが、150〜200m差くらいで、明らかに速いフォームで。3位に入るヤマザキさんであった。先は長い。一度抜かれるだろう。カウンターアタックに備えて脚は残し、ピッチを少し上げた。
7km過ぎの第二折り返し、さらに30-50mくらい近づいた? もはやカウンターアタックの余裕は無い。逃げ切るしかない! でも脚のバネはない! ペタペタと早歩きする新型フォームを編み出し、高速ピッチで逃げる。脚にはツる手前のピリピリした気配。エイドの水は飲まずに頭と脚にかけ、冷刺激で抑える。
最終周回へ。その手前は記憶では下り坂なのだが、地図を見直すと軽い上りだ? ラスト1km、リミッターは完全に外れて異次元突入、脚の回転と心拍数は過去最高(データは消してしまったが)。直角コーナーでも後ろを確認する余裕はない。背中から足音が聞こえない、それだけで十分。
最後のコーナーを曲がると、ゴールテープが見えた。
勝った。最高のレースだ。わーーーーーっと叫びながらゴールテープを切る。「すごい気合いだ」と観客のつぶやきが聞こえた。。ゼッケンベルトを真上に放り投げると、スタッフさんがキャッチしてくれた。。
以降は「凱旋旅行」として別記事にて。 レースレポートはこれにて終了!
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