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2010年8月の5件の記事

2010年8月27日 (金)

ただいま体脂肪率8.1%・・・ 筋肉量は意味なさそうだ

ちょうど半年ぶりに体組成を測定してみる: https://masujiro.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/95-56cd.html

   脂肪率 筋肉量 
全体: 8.1%   52.9kg
右腕: 6.3%  3.0kg
左腕: 7.8%  2.8kg
体幹: 8.8%  24.1kg
右足: 7.8%  11.5kg
左足: 7.8%  11.5kg

※半年前
全体: 9.5%  52.8kg
右腕: 7.0%  3.0kg
左腕: 8.6%  2.7kg
体幹: 9.1%  25.1kg
右足: 10.3% 10.9kg
左足: 9.9%  11.1kg

(タニタのアスリートモード使用)
(誤差は当然あり、、今回はトレーニング後に大量に食べた1時間後なので不安定。あとセンサーを握る手に自転車ハンドルのゴムの汚れが付いてた気がする。。)

この半年で、身体能力は猛烈にアップグレードしている。春頃まで自転車の箱根超えは身体の悲鳴との闘いであったが、今や単なるサイクリングロードだ。たぶん1日3往復くらいできる(2往復なら白根山〜渋峠クラスなので)

この間の体組成の変化は、①脂肪が800gちょっと減って、②筋肉量が100g増えた。

仮に、箱根超えのリュックに700cc入りのボトル(100g)を1つ余分に入れたとする。800gの脂肪減少はこれだけでチャラだ。そんなこと関係なく、僕は箱根を軽く超えられる。(まあ、レースでは、Runのタイムにちょっと影響するだろう)

筋肉量は誤差の範囲だろう。

それから、両脚は脂肪/筋肉ともピタリと一致。トレーニングの成果かな?

 

ここから判ることは・・・ 52kmくらいのトライアスロンでは、
①筋肉量は意味があんまり無くて、
②その中身:

  • 筋肉中の毛細血管の浸透度とか
  • 同、ミトコンドリア数とか
  • 血液中の乳酸アシライとか

が、決定的に重要だということだ。

肉をバカバカ食べても(いつも食べている!)、重くなるだけ、内臓が疲れるだけ、だったのだ!

もちろんタンパク摂取は大事で、特にタイミング=トレーニング直後に最小限摂ることは必須。それくらいなら牛乳とフルーツジュースだけでも対応できる。

 

やはり栄養面のカギは「抗酸化」、野菜と果物に置こう。

参考: cyclingtime 「自然食品はドーピングより効果あり?」 http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=14993

 

「アスリートの体脂肪率」についてのオマケ情報: マイケル・フェルプス1日のごはん1.2万キロカロリー。

=朝食=
卵5個使ったオムレツ
卵3個のスクランブルエッグ
◎ 砂糖たっぷりフレンチトースト3枚
◎ チョコチップパンケーキ3枚
◎ チーズ・レタス・トマト・タマネギに
マヨネーズをたっぷり使ったサンドイッチ
◎ グリッツ(とうもろこしのお粥)
◎ オートミール
◎ コーヒー2杯

=昼食=

パスタ5人前
◎ ハムとチーズに
マヨネーズを大量にかけた巨大なサンドイッチ
1000キロカロリーの栄養ドリンク

=夕食=

◎ パスタ
5人前
◎ ピザ丸ごと1枚
1000キロカロリーの栄養ドリンク

http://www.karadakarute.jp/tanita/kcloseup/kcup20.jsp

2010年8月17日 (火)

国道最高地点2,172m、渋峠走破。

丸7日、冷涼な軽井沢〜嬬恋エリアでトレーニング合宿(?)

我がハッタリ家が変なドイツ人経営者たちとトモダチになったり、「全然お客様本意ではないです」と断言しながら極上の野菜料理を創る"注文の多い料理店"と仲良くなったり、まあ、こうゆうトコには変な人間が一杯居る(ワタシは違う)

Bike&Runの走り込み&パワー&高地トレーニングが結構できて、たった1週間だけどレベルが上がったのを感じる。そして最終日、770mの万座鹿沢口から国道最高地点2,172mの白根山〜渋峠、標高差1400mを走破! 
_20100816_1140
日本最高のコースの1つ、ではないだろうか?
スペックだけでない、景色もツール・ド・フランス並みだ。(下りで時速100kmは出さなかったが)

草津市街からの標高差1,000m/距離19kmを、ちょっと写真も撮りながら約60〜65分。良いペースだ。

下界38℃超の酷暑日、2000mの尾根でも寒くなかった。
お盆明けの平日だったので車も少なく走りやすい(下りでは詰まったが。。車の追い越しは出来てもしない!)

ワタシは勝ったのだ。
(何に対してかはどうでもよいのだ)

2010年8月12日 (木)

今更ながらレース報告 ~ 長良川国際トライアスロン2010

8月1日はそーとー昔な気がするが、ほんの10日前だなあ。
以下、10週間で表彰台に上がってしまったデビュー2戦目の記録。
(そいえば蒲郡オレンジのも未完だ。。)

 

【会場まで】
起床4時過ぎ、電車6時過ぎ。殆ど乗ったことのない名鉄の乗換で小ミスを連発して焦っているうちにヘルメットを電車に置き忘れる。駅に相談して携帯を伝えようとしたら番号がわからない。。
気を取り直し、佐屋駅で前輪とDHバーを取り付け、4km走る。会場だと思い込んでいたタワーには誰もいないので、標識に従ってさらに1km。。

【スタート前】
会場内をワーワー叫びながら走り回り、ついに出展のショップで無事ヘルメット購入!棄権せずに済む。(この代金の一部は後に入賞の商品で充当できてオトクであった)

外の水道でドリンクを2本作る。水道水の品質は、油の浮いた海水を飲み込むことを考えれば(飲んだこと無いけど)、素晴らしく高い。前回の反省を基に輸入したPOWER BARのドリンクは痙攣防止のマグネシウムとかいろいろ入っていて、効く感じ十分。「薬みたい」とは家族の感想。スタート前にボトル1本飲み干し、さらに1本作る。

スタート20分前、タイヤの空気を入れ忘れていたことを思い出し、ワーワー叫びながらメカニックブースへ。1日で圧が抜けるミシュランのラテックスチューブを入れてしまったのだった。。4気圧から8気圧へ! 忘れていたらバイクで勝負にならなかったかも、怖ろしい。圧さえ保てればバイク自体がアップグレードする最強の小物。

スタート15分前、慌ててウェットを着る。気温38度でフルスーツ! 汗がギャグ漫画のように吹き出る。エイドの水をコップ4杯くらい飲みながら着おえると、私と同じ赤キャップは周りに誰も居ない。ウェットの群れを掻き分けてスタートラインへ。

結局、まともなアップはできず、スイム先行のシナリオは早くも崩壊したかにみえた。。

 

【スイム1.5km】
遅れたので人の少ない右端=川の真ん中側へ。
スタートライン2m後ろの壁につかまって肩の柔軟をしながら(試泳してないから!)スタートを待ち、背泳ぎ型スタート(+半身ひねり)。はじめ4分の1は上流に向かう。

クサビ型(=▲)に進む集団の右端から、先頭集団を狙う。
この位置取りのメリットは、変なバトルに巻き込まれないこと。
デメリットは、川の中央の強めの流れ(多分)をまともに受けること。そこで、前の泳者の腰にぶつかるくらいの位置に付ける。左側はドラフティング効果で魚群の流れに乗れるし、右側は空いてるのでフォームを乱さずに済んだ。多分。
で2分もしたら、魚群がすーっと薄くなる。こっからイシイちゃんタイムって奴で、ワタシの持久筋が動き始めたのだ。先頭グループに追いつこう!

と頭では思うが、、体には乳酸が貯まる。アップ不足のせいだ。重い。

「ブイがあるなー」と進んでゆくと、突然横からのしかかる男が(多分)。
「これがバトルって奴か?」とがんばって進むと、横泳ぎ男にキャップをもぎ取られた。「蒲郡と同じだ!」「このまま行こうか?」と一瞬思うが、入賞狙いだし確実に、と立ち泳ぎ1秒で嵌め直す。川岸で役員が僕を見ている。となんと、3m後ろで次々に折り返している! 折り返しを通り過ぎてしまった。

375m(私に限って378m)地点でターンし、10m先の赤キャップを追う。川の流れに乗るこの区間で追いつかないと次の逆流区間で離されること必至。ゴール前のつもりで、フォームだけは保ち、自分の持久力を信じて勝負のペースアップ。100mで追いついた、ブリッジ成功! そこからしばらくコバンザメ泳法。前の泳者の作った流れ+川の流れに乗って疲労回復を図り、本当に回復してしまった。これでアップ不足(とターン失敗)のマイナスはゼロリセットだ。

再びの逆流区間は楽。ラストの順流区間でペースを上げ、3人ダンゴの最後、16位で上陸。

この時、総合上位者(16位以内)で僕を先行していたのは、上位4名+私含むダンゴ3兄弟のみ。そしてダンゴの兄2名とは、JTU25−29歳トップのイトー選手(今回5位)、JTU24歳以下トップのヤスダ選手(11位)。2ヶ月トレーニングで僕はスイム強者になってしまっていた。

 

【バイク40km】
バイクのスタートラインは3名ほぼ同時、しかし、またしてもジャンプスタート?に失敗、左靴を外してはいてるうちに、1人は100m, も1人は50m先へ。。1-2km落ち着かせた後で、2人抜く。(ただしダンゴの長兄イトーヒサシ選手は既に先行し、中兄にして学生トップのヤスダ選手にもラストで抜かれる=ヤスダ君はワタシを数十m先のペースメークに使い、ワタシはペースアップ不足)。その先は数百m、誰も見えない。。構わず独走。

朝買ったヘルメット(OGKのFELL7500円)は愛用のMostroの半額。ママチャリ一台分の価格差を発見できたのは収穫とも言える(無駄にポジティブ)。①視界が悪く、いつもの姿勢だと前が見えない。。②で顔を上げると空気抵抗がかかる。。③空気も入らなくて熱い(ま入っても38℃超)。

2週目からは周回遅れ組が入るので、「後ろにつけてドリンク飲んで15秒後に抜く」、その繰り返し。いつまでも前に追いつかない(と思っていたが、実は結構抜かしていたようだ)

「独走は厳しいなあ」と少しペースを落として4週目に入る頃、明らかにスピード(と装備)の違う数名の集団に追いつかれる。ここで戦術ミス。しばらく付いた後、残り7kmほどでアタックをかけてしまう。ロードレースじゃないんだから。。差は数十mしかつかず、残り2kmで何名かに追いつかれ、足は乳酸貯まりまくり。。

時速40kmの車列に加われば、規定の7m離れても、相当有利。乗っておけばランでまともに勝負できた。年代優勝&年間ランキングTop10入りできたかもしれない。これが経験の差。

 

【ラン10km】
ほぼ13名の集団でトランジションへ。6~19位まで、年代別表彰台をかけたグループ。靴下を履いて、ゼッケンを安全ピンで留めている間に一気に差を付けられる。バイクの無謀なペースで使い果たした脚は靴を履いている間にも攣りそう。走り始めると全く脚が動かない(一応動いてはいましたが)。半分くらい残ったボトルを持っていくが、物凄く重く、捨てたくなる(捨てないでよかった)。前の走者達が少しづつくなってゆく。。

日陰のないコース上は40度を軽く超えていただろう。
エイドでは氷水をすべて頭にかけ、ヒシャクを持つボランティアには「頭にかけてー」と叫ぶ。木綿の靴下(馬鹿…)が水を吸ってシューズが重い。。そのうちボランティアさんも分かってきたのか、集中的に氷水まみれにしてくれるようになる。暑さ対策の最終兵器は「コミュニケーション能力」であった。

「ゼッケン○○番、はるばる神奈川から表彰台を狙って参戦したハッタリさん!」と会場アナウンス。申し込み時の一言が読み上げられる。そうだ、

僕は表彰台に上がるために

ここに居るんだ。

でも時計を読み間違え、「ゴール予測タイムは2時間25分を超えそうだ」と思い込んでがっかりしながら、それでも「2時間25分でも入賞することってありえるから!」と脚を運び続ける。走れていない。脚を前に運ぶだけ。

最後は短ストライドの超ピッチ走法に切り替えて持ち直した。この走法はイケるかも。蒲郡の反省から、ゴールへの分岐らしきところで役員に質問し、今回は無駄なくゴールへ。後ろには誰も見えない。「2時間26分かー」と気を落として、でも、まあよくがんばった自分、と思いなおして、ゴール。

シャワーを浴び、荷物を整理して、選手に出る雑炊とか食べようとしていると、入賞者のアナウンスが始まる。と突然、

「2位、ハッタリさん」

とワタシによく似たが。。びっくりして本部に走り、確かめた。タイムも10分速かった。

それまで「敗者」の気分を味わい、最後に「勝者」として終わる。

2度美味しい参戦2戦目の長良川であった。

2010年8月 7日 (土)

JTU年間ランキング年代別18位に入ってしまった!

どうやら僕はエアポケットに居るようで、JTU(ジャパントーキョーユニバーシティーではなくてトライアスロンユニオン)のエイジ年間18位に入ってしまった。
http://www.jtu.or.jp/ranking/2010/age/pdf/10ageranking0801.pdf

蒲郡では「あと一人」で4ポイント獲得、
長良川でも「あと一人」で3ポイント追加、
どちらかでベスト10入りであった。。

年間ベスト10入りすると、なんと世界選手権の出場枠が手に入る(私費だが。。自走しよか?)

あとワタシが出場可能なのは2大会、どちらか一度でも表彰台に上がれたら、わりと可能性あり。

関東の強豪が集結する茨城、ランカーの最終決戦となる新潟(いくんかい!)。上位陣の誰が参戦するか次第だが、共に難易度アップ確実。その前の猪苗代湖では東北勢+順位アップ狙い組も動いてくる。5位狙いではダメだろう、強豪相手に確実に表彰台に乗らなければ。

トランジション+レース展開で3分、フィジカルで5分、刻んで2時間8分台は手が届く気がする。ちょっとマジメに1月追い込んでみる?

・・・

ま、世界選手権に出ずとも、反響は大きい表彰台。
お祝いのコメント集。

  • すごい!(んだろうね)
  • 日ごろの地道な努力の賜ですね。
  • 体力、気力、持久力、地道なトレーニングの積み重ねの賜物ですね。
  • 持久力、忍耐力、瞬発力すべてが揃わないとできないことです。
  • 華奢な体型なのに逞しいんですね!
    この猛暑の中、走ったり、自転車こいだり・・・とても考えられません。
    人間て神秘的な生き物ですよね。
    とても爽快なビッグニュースを有難うございました。
  • にいないと思ったら、そんなトレーニングを積んでいたのね!

どうもありがとう。
でもね、、

  • 日頃の地道な、って10週間だけだけども。。ま、人間10週間で出来ることは一杯ある、という1つの例を作ってみたのさ。
  • それから、「持久力は体力に含まれる」というツッコミは無用である。
  • それから、瞬発力というものはワタシの身体には存在しない。
  • それから、ワタシは神秘的な生き物だったのか。。
  • で、畑?

まー、ヒトの感情はちょっと論理破綻してる方が盛り上がるのである。タダモノでない友人達。。

お祝いのメールに飽き足らず、実家近くの「とらいあんぐる」やら「サイクルオフ」やら自転車屋を回って「すごいですねー」と褒めてもらうサイクリングツアーをしてきた。目論見通りに褒めまくられる。ヒトは褒められるべき時は褒められまくるべきである。

・・・ 

で三島→箱根超えで藤沢に戻る。
なんと箱根をあっさりと超えてしまってビビる。標高800mってこんなに低かった?
三島のR1に入って芦ノ湖手前までちょうど1時間、荷物背負って歩道中心に(雑草をかき分けながら)の走りなので、そうペースは上がってないが。

大磯には、京都から5日かけてママチャリで走ってきたという若者が5人くらい。漫画喫茶に電話をして「シャワー付いてますが?料金は?」など聞いていた。ママチャリで箱根は嫌だなあ。


2010年8月 1日 (日)

ホントに表彰台に上がった! ~長良川国際トライアスロン2010速報~

 

30代男子2位で@表彰台。

 

準備10週間、2戦目の素人的にベストな結果。

Swim:  24:45  (16位)
Bike:   1:08:15 (17位/19位通過)
Run:    43:47 (29位)
Total: 2:16:47 総合17位

(公式記録:http://www.jtu.or.jp/news/2010/pdf/10nagaragawa-result.pdf)

行く途中にヘルメットを電車内に置き忘れて会場で買うハメになったことを筆頭に(無事回収)、今回もミス多発!!!にしてはよくがんばったオレ。

詳細はのちほどー

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