「やらせてみる、失敗覚悟で」という空気
裁判員制度の報道に、総選挙に劣らない熱気を感じる、2009年の夏。
「一般人は流される」
「ノリで決まっちゃう」
などなど、ツッコミどころの多い制度ではある。
それを、日本一頭の堅そうな裁判所の人たちが、よく実現させたもんだと思う。
たぶん彼らは、判決を一方的に批判される状態にキレていたのだと思う。
で
「だったらお前らやってみろよ」
「自分でやってから批判しろよ」 と。
この、「やらせてみる、失敗覚悟で」という手法、
「他人事」として傍観してるあっち側の人間を、こっちに巻き込むパワーがある。
失敗すると、痛い。
だから、どうすれば良いのだろう?と自分の頭で考えるようになるからだ。
「奴らには、やらせてみるだけの能力がない」
という批判は、一見もっともだが、、それだけでは、成長は無い。
「どうすれば、できるようになるか」
という育成手段を考えるべきだ、一つ上の成長を目指すなら。
2009年のいろいろな選挙には、「若手抜擢」という共通の傾向がある。
「やらせてみる、失敗覚悟で」
という決断が、一般市民レベルで拡がっているのだと思う。
そして裁判員も、同じ流れにあると観る。
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