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2007年9月の2件の記事

2007年9月30日 (日)

アイデアに詰まったら、外に出る。

アイデアに詰まったら、外に出る。

現場でマジメに仕事してると、たいてい何か落ちてる。
それを拾い、泥を落として、ひと段落した後でじっくり磨いてみる。
そんなことをしていたら、私は企画担当歴が割と長くなった。

それで上手くいかないのは、まあ「現場不足」のせいだ。
だから現場で粘る。すると何かできてしまったりする。
後は、それを極めていけばいいのだ。

いいのだが、そうはせずに、わざわざ環境をガラリと変えて、少しだけ似たことをやってみる。
似てるだけで中身は全然違うので、効率は悪い。
悪いとわかって、わざわざ、二度にわたり、やっている。

それが私。

以上まとめると、アイデアに詰まったら、外に出る。
それが私。

・・・

最近、何かおかしいかも?
と感じていた。

それは、「中の仕事」を取ってしまったからなんだ。と気づく。

3ヶ月前のこと。
現場部隊を数倍に急拡大するというチャレンジに出る組織。

もともと、「顧客の声を訊く」という「企画スタッフならではの現場仕事」を予定していた私。昔うまくいった手法だし、周りがどうあれ、それを徹底実行するのが、オーソドックスなやり方なのかもしれない。

いや、急拡大をサポートしてこそベンチャーだな。方針転換。
(こうゆう状況では、周りに訊いてみるのがよいのだが、時々それをサボる私でもある・・・)

そこで頭に浮かんだのは、昔いた会社で盛んだった、資料整理。
自分も結構な資料を作ったもんだ。
1つ忘れていたのは、前の会社でそれを実行していたのは、現場のトッププレイヤーであったということ(てことは自分もそうかな)。
もっと間違ったのは、過去の経験に答を探したことかな。

今の組織が求めているのは、
「初心者が、1週間でも早く、育つこと」

素直に考えれば、答えは1つ。
未経験者の私が、やってみればいい。

4ヶ月前、それに気づかなかったのは「自分は企画」という思い込みのせいかな?
「詰まったら、現場」ルールを守るだけでよかったのに。
まあ、こうゆうことに気づくために、わざわざ効率の悪い職業選択を繰り返している私、ともいえる。

ちょうど新事業企画が立ち上ったタイミング、そのテストも兼ねて、現場に飛び込む。

それがこの1週間。これから1-2ヶ月は続いてくのだが、デビューの立ち上がりとしてはなかなかかも。

そしてやはり、ここにもあるかもしれない!
次の、何か。

今度の相手になりそうなのは、一見、大物っぽい。
でも、前の会社でやってた仕事は、同じ感じの人達に、普通にウケていた私でもある。
また同じような仕事ができれば問題は全く無い、かどうかは、こっからのお楽しみである。

昔の経験というのは、こんな風に、フタをあけてみたら役立った、って使い方をすべきなんだろうな。

2007年9月16日 (日)

漢字の苦手な小学生が、たった数分の指導で書けるようになった!

免許の更新がてら、実家に。
入社直前のGW以来。

ドイツSedusの最高級ワークチェアを寄贈し、自転車を組み立て、オーディオ類を配線し直してCDとCSを復活させ、漢字が苦手で仕方がないRU君を一瞬で書けるようにしながら、のんびり読書。

漢字書き取りは、「1画1画を順に書く」×「数をこなす」、体で覚える勉強法が主流なようだが、ワタシ的にこれは非効率。順序が違う。

で、教える。

1)まず、漢字を図形として覚えさせる。複雑な漢字は半分づつ。「左は何?」「木!」など軽く質問を混ぜる。
2)そのイメージを再現させる。微妙に違うが、何かしら合っている。
3)その違いを探させる。
4)消しゴムで消して、もう一度書かせる。

この右脳型・ビジュアル系の書き取り法を数分間コーチ。書けるようにさせてしまった。
少々形や書き順は変だが、それはその後で「数をこなす左脳型の書き取り」を積む中で修正すればよいまでの話。

企業研修における最先端の教育理論を応用した成果といえよう。

  1. まず「成功した後の姿」をイメージさせる。自分で考えてイメージしたものでなければダメ。書き取りの場合、「漢字の完成形のイメージ」がそれだ。
  2. 「現実の自分の姿」を形にさせる。書き取りでは「今の自分が書ける字」だ。
  3. 「成功イメージと、現実との、ギャップ」を、目に見える事実として、認識させる。いわば、鏡を見せて「フィードバック」を与えている。
  4. 「自ら気づいた学びのポイント」を、人は忘れることがない。
  5. そうして一度成功体験を感じれば、次からは楽勝さ!

子供も大人も、同じだ。

というのはちょっと嘘で、
たしか小一の頃からイメージ記憶で一瞬で覚えていた私の思考パターンを思い出して、真似させただけである。
・・・ なので書き取りの宿題は全く無意味で、いかに早く片付けるかをテーマとしてきた結果、他人に読めない速記文字が標準化してしまった私でもある(時に自分でも読めない)・・・

まあきっかけはそうなのだが、我がビジネスのやり方が正しいことを確信したのであった。
成功イメージを鮮明に描くことができ、その過程を小ステップに分解して、確実に実行すればよいのである。
しかしマジメな日本人は、一生懸命努力を積み上げるのだが、成功イメージを描けていない場合が多い。頭の中に漢字のイメージが浮かんでいない状態で書き取りを繰り返すことが非効率なのも、同じことだ。

真の問題は、RU君の記憶が持続するかどうか、なのだが。。
週明け、RU君追試なんだそうだ。

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