続報、社員旅行 ~ ベンチャー組織の一体感の高め方
社員旅行は、意外と、若い会社で人気なのだ。
前の会社でも、無いお金を絞り出して、何度か合宿をしていた。
大企業では不人気なようだが、彼らもかつてはそうやって高度成長を達成してきたというのが、日本の歴史だ。
当日はというと、このブログのアクセス履歴が04:30に・・・
明らかに準備に失敗してる。。。
なんとか仙台にたどり着く。
仙台市街に近い秋保温泉は、宴会旅行向きに繁盛しているようで、よくできた大型温泉が多い。
大宴会場の畳の上で、過去の歴史を振り返る発表。
詳細な年表と共に、ボツ商品企画の数々が明かされてゆく。
笑える(売れない)企画の数々の中から、ヒット商品を探り当て、そこから短期間に一気に成長軌道に乗せた経過が、イメージできる。
歴史の共有は大事。
次に、社内ワークショップ。
テーマは、
「半年間の成功体験を洗い出す → その原因・誰のおかげか、を考える」
という、シンプルなもの。
チームごと、
各人にポストイットなどを渡して先に記入し、貼り出してから、議論をはじめる。
こうすれば確実にアイデアをたくさん集められるし、参加全員を巻き込める。
逆に、普通の会議だと、参加者の多くにとって
「答を上司から教わる場」 になりがちだ。
それは、ダメだ。
「自分なりに見つけた答」 でなければ、人は本当に動かない。
会社の方針を現場の隅々まで徹底させることができない。
で、最後に、チームごとに発表する。
こうゆうワークは、前の会社でもよくやっていたのは、興味深いところ。
会社全体の一体感を作るのに、この参加型のコミュニケーションが、効くのだ。
社員旅行とか会議がマンネリ化している組織、一方的なことばかりしてませんか?
・・・
夜、大宴会場の舞台には、
「歓迎、●●●御一行様」
の吊り看板。
おお、社員旅行だ!
事前アンケートの社員ランキング。
「道で外人に話しかけられそうな人」
「何かの職人ぽい人」
「モンゴルの大草原を馬で疾走してそうな人」
「土星に支社ができたときの初代支社長」
入社2ヶ月足らずの私が、次々とランクインするのは何故だ?
何故、その理由が、「(土星は)地元だから」 なのか?
そして、転職3社目の私が、3社とも、宇宙人扱いされるのは、何故だ?
総合ランクで1位になってしまった。。
2次会のカラオケで3時間踊り狂って(夏祭りだ)エネルギーを使い果たし、夜はちゃんと寝る。
ダラダラしないのが良い。
・・・
翌日、寂れた地元体育館でスポーツ大会。
私は日々通勤で鍛え上げた強靭な足腰、そして作戦力を発揮する。
昼は隣で炭火を起こしてバーベキュー。
松島へ。
松島は、本当に、松の島が多い。
つまり、「松島」は1つではなく、たくさんあるのだ。
そこで、俳句コンテストで詠んだのが、この一句。
「松島は たくさんアルよ ああ●●●」
社名を巧みに取り込み、好評を博して、解散。
・・・
人の気持ちは、連鎖する。
数十人ものエネルギーを活かし切るために、何が効くか?
この2年、それを体感できる出来事が多くて、楽しい。
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