教育Ⅱ 競争が悪いわけじゃなく
連休は調査レポートの仕上げ。諸事情により非効率な作業を強いられたが、振り返ればもっと手を抜けたポイントはあったなあ。
いかに手を抜くか。どこに絞るか。周囲をどうコントロールするか。この1年の大きな課題。
・・・
さて、前回の続き。
ポイントは
日本は『競争に乗れるという権利を持つ人』の割合が多く、その成果を享受してきた。競争に弊害があるなら、どうカバーするかを別のテーマとして対応すればいい。
ということ。それを改めて実感したのが、
いじめ自殺についての日経BPサイトの宋文洲さんのコラム:http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20061031/112784/
つまりは、いじめという「原因」から、自殺という深刻な「結果」に至ってしまうのは、その間、逃げることができない、受け止めてしまう、周りの空気の問題だ、ということ。
周囲との調和を重視する。今いる場所で努力し我慢することを美徳とする。
これは、日本社会の特徴であり、強みの1つだろう。
しかし、いじめでは、いじめる側にある種の正当化する心理をうえつけたり、いじめられる側にまともに受け止めさせたり、弱みとしての部分も出てくる。
いきなり周囲を変えようとすることは、現実的ではない。
まず、自分が変わることだ。
自分が変われば、いつか周囲は変わる(鏡の法則)
そして、もしそんな環境に陥ってしまったとき、確実にできることは、自分の受け止め方を変えるということ。
競争も、同じだと思う。
ある部分の競争をなくせば、別のひずみが必ず出る。
問題の本質は、その受け止め方にある。
・・・
それにしても、宋さんのコラム、1日ちょっとでコメントが169件(今時点)、反響がすごい。宋さんの真摯な姿勢が共感を産んでいるのだろう。
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