教育Ⅲ 夜回り先生
教育シリーズの続き。
結局、人を育てるのは一人の人でしかない。
改めてそう思わせる、「夜回り先生」こと水谷修の講演をNHKで再放送していた。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
シンプルな作りだけど、凄い名作だと思う。
DVDも出てる
水谷修は、この世の果ての崖っぷちを今にも転げ落ちようとしている人たちを相手に、徹底的にその存在を認める。「リストカットは君の心の叫びなんだ。隠しちゃだめだ」 と。
徹底、とはこうゆうことだ。
凡人にできるレベルではない。
見ていて凄く重い。
見るだけで重いのだから、本人が浴びている崖っぷちのエネルギーはどれだけのものか・・・ 有名なベストセラーの出版後、体の負荷は相当高いようだ。リンパ腫で、もうメールも返せないようだ。
(複数の出版社が特設サイトを作っていた。こうゆうマーケティングもあるなあ)
一人が、人の可能性を引き出すことで、一人を育てる。
人の集団が育つのは、この積み重ねでしかない。
・・・
マネジメントの役割とは、そんな現場の個人の力、人と人とがつながってゆく動きを、組織全体に拡げること。
そのために、共有できる何か、理念、合理的な希望、成功体験、のようなものを設定することからはじめるわけだ。
教育再生会議に、それができるかを、僕は見守ってます。
« 教育Ⅱ 競争が悪いわけじゃなく | トップページ | 教育Ⅳ 教育ニーズも『訊き出す』? »
「♪ ベンチャー参謀のノート '06-09」カテゴリの記事
- 2009年は 『今、手の中にあるもの』 を活かす。(2008.10.27)
- 2009年は 『不安ビジネス』 が伸びる!?(2008.10.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント