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2006年9月12日 (火)

1年ぶりの仕事

今日は、去年私が作った新商品、社員意識調査アンケートの改定案を作る。

「商品が無くても売る」
のが、資金繰りが何より大事なベンチャーの成功法則の1つ。

当社はちょっと上を行っていて「私が入社して商品を作ることを前提に」売ったのだった・・・

そうゆう私も私で、そんな経験など全く無いにもかかわらず、普通に引き受けたのが入社前のこと・・・

「社長ががなんとなく感じていることって何ですか? それさえ教えてもらえれば、データで裏を取ることくらいできます、数字なんてどうとでもなりますよ」

そう面接で言ったら、社長、直後にその商談を引き受けたらしい。。

まあ、できると言った裏付けはあり、前職では勝手にいろんなデータを集めては、エクセルを勘で動かしてグラフを作り、頼まれもしない分析レポートを作っていた。
なんとなく感じていたことは、だいたい、データで裏付けられるものだ。

アンケートの対象者は、数百人の従業員の意識調査(ES)、数百名の顧客の満足度調査(CS)。

去年は、設問は予め用意されていたのだが(なぜかは言えない)、その後は孤独な戦い。紙のアンケートの数千件のデータをほぼ一人でエクセルに入力し、そして数十個のグラフと、それぞれの解説を一人で作るのである。

で、それなりにもっともらしいレポートを書き、プレゼンして、結果、今年のリピート受注もできた。
表面上は成功なのだろうが、なんかしっくり来てなかった。

今日、1年ぶりに当時のレポートを見、同僚と話し、別の角度からごくごく簡単な分析をかけてみる。
そこで始めて見えてきたものがあった。

それはまだ小さなきざしに過ぎない。
ただそれは、同僚の成長であり、顧客担当者の成長であり、僕の成長の結果でもある。
1年間という時間の重さ、確かさを感じる、ささやかな一瞬。

これは面白そうな仕事になるだろう。

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