こんにちは、益次郎です。
ブログ移転を機に、少し踏み込んだ内容にします
以前のブログはこちら: http://masumasu8.blogspot.com/
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■■■ 私が支援する会社は・・・
その実績は業界の一部では知られ渡り、カリスマ的な支持を集めている。
向こうからコンタクトしてきた顧客と、そのリピート受注拡大だけで、ほぼフル稼働。
一見、順調。
だが、これじゃカリスマ経営者の個人事業と変わらない。
しかも新規事業も立ち上げている。
ベンチャーの新規事業は、「時間&お金」との競争。
このカネも主力事業で作らないといけない。
「個人事業」から「成長企業」へ、ステージを上げるべき時だ。
そんな状況の中、当初は商品開発担当として参加した私は、徐々に新規顧客開拓の仕組みづくりにハマってゆくのでした。
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■■■ 「お客さまの声」を新規開拓の突破口にする!
「仕組みづくり」というとおおげさだけど、、、
要は「10人くらいの経営者の心をつかまえる」だけでいい。最初は。
それを繰り返すうちに、「仕組み」なんていつのまにかできていくもの。
と書くと簡単だけど、、、
カリスマ創業者にすら十分できてなかった課題でもある。
ありきたりな策では通用しない。
鋭い何か、徹底した一点突破で、カベを打ち破らなければいけない。
どうすればいい?
その突破口として選んだのが、「お客さまの声」 つまり事例。
経営者には 「経営者にしかわからない責任の重さ」 がある。だから経営者は 「他の経営者の言葉」 を何よりも信じる。そこで、顧客の経営者層にインタビュー。
とはいえ、世の顧客事例にはつまんないものも多い。作ればいいってもんじゃない。(私が前いたIT業界には情報を論理的に詰め込めばいい、と勘違いしてるケースも多い。。)
そこで、事例制作の専門会社に依頼。
宣伝用の顧客事例に特化する、というユニークな会社。数百以上の事例を書いたきたというプロだけあり、初対面の相手におもしろい話を引き出し、読ませる文章を書き、見せるレイアウトに落としてくる。
それほどレベルの高い会社なのだが、起業のきっかけはリストラ失業だと!
人間何が幸いするかわからない。
経営者の語るエピソードはそれぞれに面白い。これはダイレクトに伝えるべきだ。
「セミナー開きたいですね。このインタビューとか膨らませて」
「そうだね。よろしく。」
即決。
3日後には大々的に宣伝開始。
ただしその時点では、宣伝内容以上の中身はなく、そこから内容の検討を開始。
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■■■ 結果・・・
初の有料セミナーが発売10日で完売。
参加者の過半数が、経営者、もしくは、ダイレクトに経営者とつながる要職。
受講後のアンケートも熱気にあふれている。参加者に伝えるべきものが伝わったといことだ。
この受講者リストは、そのまま営業の見込客につながる。
セミナーの内容も、やってなかったら創業メンバーしか知らなかったに違いない、社員にも役に立つ情報が、結構出てくる。
つまり「自社の中の目に見えないノウハウを形にする」 という、当たり前のようで意外とできない効果がある。
偶然、同じようなことを他社がやっていた。発行メールマガジン合計数万部の有名2社の共同開催。知名度、宣伝力は圧倒的にかなわない相手。
しかし結果は3回合計でウチの1/3以下の集客。
我々のマーケティングが圧勝。
というか、メディアを持っているだけで商売ができるほど甘くない、というべきだろう。
相手に提供できる価値を明確にし、1つ1つのプレーに集中していけば、自然に結果につながるということだ。
『人の情熱、感情をマーケティングに使いこなす』 というイメージが、確かなものになってきた。
これだけで満足しちゃあいけない。
まだ知らない人にもっと知らせるべきものだ。
自分の仕事に、確信を持つ。
・・・
以上、「事例セミナーによるマーケティング」 の、まずは結果報告でした。
次回は、「セミナーのマーケティング」 についても触れます。
あと、この会社には「個人事業から組織企業へのシフト」という大きなテーマもあります。これからすこしづつ触れていきます。
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