カテゴリー「'15- ITU世界選手権Chicago」の10件の記事

2015年10月 8日 (木)

シカゴ大会BS放映みどころ〜 トライアスロンRun10km28分台!その技術を解説しよう(少しね)

10/8 20:00よりNHK-BSにて、トライアスロンITUワールドカップ最終戦シカゴ大会のエリート部門が放送される→ http://www1.nhk.or.jp/sports2/etc/index.html#onair ※翌日の自転車世界のサガンも注目!

僕が出たのはエイジ部門は対象外だが、男子の最後の噴水裏を走るのが映るかも。(エイジ=陸上と水泳と自転車競技でのマスターズ。組み合わせた競技で名前が変わるのは、アメリカ人がハワイでそう名づけてしまったからかな) 写真右を走る影↓20150922_02631

Chicago4日目、9/19(土)13時過ぎ、僕のレースが終わる。

ホテルに戻ってシャワーを浴び、15時過ぎにバイクなど回収、ホテルでウェットスーツなど洗い、床置きエアコンの風を最強に設定、送風口に敷いたバスタオルの上へ。落ち着いてからエキスポ会場へ。選手用の無料チケットで肉とドーナツとビールを貰う。肉がカモメに襲撃されるが、湘南のトンビのような窃盗技術はシカゴのカモメどもにはなくギリギリセーフで無事に食べることができた。やれやれ、と観戦へ。

レースはちょうどBikeなかほど。コースの末端で、展開を最も見渡すことができた。

・・・

退屈になりがちなITU系のBikeだけど、今回は派手な展開が続き、第二集団が第一集団へ追いつき、そこからの2名アタック、さらに2名追走、合流して4名逃げが成功。

この攻めの走りは、TVでも見る価値があると思う。ダイジェストで十分には伝わらないだろうけど。

この逃げグループ4名は、54名ほどにまで膨らんだメイン集団に33−37秒差を付けたが、ランでは伸びず、最高でアメリカ選手の20位。さすがに脚を使いきったかな。それでも日本人選手でRun1位選手より1分速い。それに、地元開催で見せ場を作るのはプロ選手として十分な仕事だ。

・・・

Runに入ったタイミングで、僕は大きな日の丸をフェンスに掛けるグループへと移動した。そしたらそれがエリート日本代表チームだった。

左にはU23男子代表の谷口&小林選手。1年前には箱根駅伝メンバー入りをぎりぎりまで争っていたトップランナー小林選手が、トップ選手たちの動きを解説してくれた。(というか質問しまくって答えさせた的な)

ロンドン'12銀のハビエル・ゴメスは筋肉質のトライアスリート特有の、新興のマリオ・モーラは細身のスピードランナー的、 対照的なフォーム感だ。ゴメスはロボットのようにシャキーンシャキーンと音たててそうで、モーラはぴょんぴょん。

共通するのは、どちらもピッチが速い。体幹を一切ブラさずに走るので、あたりまえのように見えてしまうのだが。

そして、脚を運ぶ位置が高い。これは、速さの「原因」か「結果」なのかは謎だけど(=こうゆう場合はたいてい両方の相互作用だと思う)、物理現象として観察すると:

  • 蹴り上げた足が後方で高くハネ上がり
  • その勢いを回転させて
  • ヒザが勢い良く前へと運ばれるので
  • 脚の振り下ろしも、開始位置が高い
  • 高さによる重力エネルギー、移動距離の長さによる加速の両面で、着地時点での力が大きい

と考えられる。

この「脚の運びの位置」は、後続の遅い選手ほど、低くなってゆく。彼らと同じバイク第一集団に居た複数の日本人選手は、比べると、足を引きずるように走っているよう見えてしまう。(もちろんそれでも十分に速いのだが)

これが彼らの「ランニング・エコノミー」=技術だろう、と左隣でU23代表の小林選手が解説。鶏か卵かは問題で、速いから脚が上がるのかも、とも。

なぜ、エコノミー=効率性の問題なのかというと、普通、脚を高くピッチを上げる、とは短距離の走り方だから。それを10km続けられるのは、その「反発のさせ方」になんらかの効率性があると考えられるからだ。

右隣には、リオ五輪代表候補、当時で次点の加藤選手、次々点の高橋選手。こちらは

「クリちゃんがんばってるー」 (=クリサント選手、髪型もクリクリしてるメキシコ人)

「ハスは王子様よねー」 (=ギリシャ彫刻風の金髪長身フランス選手)

とまたカラフルな雰囲気。この観察眼により世界上位を争っているのだ、笑。

こうゆうトップ選手との距離の近さが、ITU世界選手権などのグローバル大会に出る、1つの楽しさでもある。もちろん保証されたものではなく、近くに居る、というだけなんだけど。

・・・

レースは、ゴメスとモーラの一騎打ちが延々続き、ゴール勝負となりそうだ。加藤&高橋選手が、「最後ゴールスプリントかなー、見たいよねー、でもゴールていつも人多くて、いつも見れないんだよねー」と。

なるほど、ゴールはそうゆうものか。ならばどれくらい混んでるのか見てみよう。と、走って移動することにした。まあせいぜい1kmくらいかな。

すると選手が追いついてきた。人垣の隙間から、モーラがゴメスに2-3mくらい先行したのが見えた。僕の走る歩道は広く、人はコース沿いに固まってて、結構な速さで走ることができる。しばらく並走して見ていられた。少し近道して、写真の噴水で再び合流。

ワールドカップ今季最終戦、オリンピックに次ぐレベルでの世界トップの争いに、一緒に参加できてる気分。これが世界トップのトライアスリートの走りだ。楽しい。気持ちいい。

ゴール直前は、さすがに人が多く、見ることが出来なかったけど、十分。Runパート10kmをモーラのは28:59, ゴメス29:06。記録はこちら、展開を知るにはExcelダウンロードしてT2通過時刻たして並び替え(最初から出してくれればいいのにw)。トライアスロンはタイムを問題とする競技ではなく、距離も厳密なわけでもないのだけど、まあ凄いわ。

トライアスロンは、やっぱり、おもしろい。

・・・

* 来年のITU最終戦は "October 29-30: Miyazaki, Japan" ですよー!

** 「Born to Run」のマクドゥーガル新作「人類が失った"野生"のスキルをめぐる冒険」も、おもしろい。前作はインパクト鮮烈で、読後、ラン錬をオフロード中心に変えた。今回の発見は「筋膜」。後で解説 ケア商品なんてあるんだねー

*** ゼロディの長距離系の2ピースウェアがこの値段なのも、おもしろい。こうゆう値段は続かないもんだ→ デザイン的にも独特の美しさがあり、「ユニクロ的なカブり」の心配が薄いは魅力だ!w

2015年10月 4日 (日)

ITU世界選手権Chicago レース#2 〜「世界への関門はBike」その意味を数字で説明しよう

世界レベルでのトライアスロンで日本人が互角に戦うための関門はBike。国内レースのバイクパートなら圧勝できるレベルが必要です、と→ 『 ニールプライドBAYAMO2013 「本気でKONAを目指す方へ」  』に書いたのは2年前のこと。(人気記事の1つ、TTバイク選定の参考にされる方が多い、と有名バイクショップの方にも言われた)

2年経って、また同じ言葉を繰り返す、笑。

<レース過程>

寒さも予想される中、アームウォーマーだけウェットスーツに着込んでおいた。別府フミ選手がスキルシマノを退団された際の余りものを、湘南ワタナベレーシングで頂いた縁起モノ。いいでしょう笑。2012館山アジア選手権以来のレース投入だ。

Bike左側から、左ペダルに固定したシューズを左足で踏んづけながら乗車。すぐ前はジャンプして右ペダルとサドルに同時に乗っかるフライングマウントを駆使する。エリートレース上がりかな? すぐに数m差を付けられる。エリートではこの差により入れる集団が変わりかねず、致命的ミスとなりうるが、エイジでは気にしない。

乗車方法がなんであれ、僕以外の男子選手は、シューズに足を入れた後の加速がすばらしく、あっという間に消えてゆく。こちら写真はおそらくそのあたり、速いなー、と前を見てる。

12028749_890500170985564_3572075190Posted by (公社)日本トライアスロン連合 JTU on 2015年9月19日

時折、後ろからゴーーーとディスクホイールの振動音がやってきて、くるな、と思うやいなや結構な速度差で抜かれ、抜かれた、と思ったらもう離されている。そうゆう抜かれ方を3分置きくらいで次々と。ほとんど1人づつ、たまたま2人重なった雰囲気のはあるが、集団ではない。3分後の後続ウェーブからの追い抜きも多いだろう。

こういう経験、海外レースならでは。せっかくなので、離れてから視界に入っているうちに、ペダリングのタイミングを合わせてみたり。長い脚のわりには短めのクランクで、浅めのヒザの曲げで、90回転/分くらいしてる感じ。自分の回転数表示はDHポジションでは見えないので、テキトーな数字だけど。ほーなるほど、と思うまもなく、すぐに視界から消えてゆく。追い抜けるのは、女性か高齢カテゴリのみ。

国内レースでしつこく問題になるバイクのドラフティングは、彼らレベルの走力があれば、自分がされることは、まずないだろう。

斬新な地下通路コースは、直線基調だけど、方向転換は立体的で、坂を上り下りしながら90°や180°ターンをする。地下迷路っぽくもあり、1周めは方向感覚が全く掴めなかった。DHバーに巻き付けたGarmin310の距離表示は、目から近すぎて見えず、あっと気づけば前半終了。

Bike前半終了時点の順位はこちら:
20150928_32158

右端はBike1周目のタイム。この数字が意味するものは明白で、

  • 優勝者は25分台
  • 2-3位は26分台
  • 4−6位が27分台
このように、Bike力が総合結果に大きく影響するのがトライアスロンだ。

僕は12名に抜かれて30位。3分近くに1人づつ抜かれた形だ。1位と僕とは3分差、100m毎にほぼ1秒差、もしくは10m差だ。もしくは、1割の速度差。こっちが平均38kmhなら相手は42kmh。

後半、上位は無いな、という悟り?が入る。さらに悪い事に、回転を上げるのか、トルク上げるのか、方針が定まらない。これら心的な問題を引きづったままでなんとなく過ぎ、Bike終了。

周回タイムはさらに1分25秒落ち、8人に抜かれて38位、 タイム落ちて順位減少が抑えられたのは、もう抜かれるような速い相手は先に行ってしまったからだ。。

20150928_32407

上位組は2週目でもタイム一定か、むしろ伸ばしている。強い人たちってそうだ。2周目ラップは1位と4:23、速度差15%にもなる。スローサイクリングだ。2-3位と4分ちょっと差。

Bike Finishタイムは、1位Harmsさんは後続と2:43差をつけたぶっちぎり、バイク通過の2-3位が6秒差、14秒空けて5人が5秒間にかたまる。1秒10mを超える平均速度なので、きっちりドラフティングルールを守る距離で進行し、計測ライン通過が固まった形かと思う。バイクマーシャルも多かったし。KONAで観られるような光景かな。とはいえ追い抜きのタイミングでの加速効果があり、こうゆう合法集団は有利。

2周目ラップの順も、最終ゴールでの順位とほぼ一致するのは、先に書いた通りだ。

<3つの考察>

1つめ。2年前と同じことを考える。世界レベルで戦うなら、バイクは根本から見直す必要がある。

まずはリミッターを外すことから、ではないだろうか。

僕の場合、国内レースの感覚から、「これくらいの練習をしとけばこれくらいの成績が」という練習の相場観のようなものが出来ていて、脳と身体に染みこんでいるはずだ。それは安定した成績を生む一方で、ある種の安心感、コンフォートゾーン化している面もあるかもしれない。

今後、このレベルを再び目指す時に、それを捨てることが、まず必要なのかもしれない。

レース中に感じたポジション設定の問題などは、その過程の中で、自ずと見出されるものだろう。

2つめ。一方で、スイムを上位で上がることのメリットも実感する。特にバイクに弱みがあるトライアスリートにとって、バイク強者にスイム先行されてしまえばゲーム終了だが、追い付かれるなら、まだ勝機が残る。

とはいえ、今回の4−6位は、2-3位に対してスイム先行し、バイクもほぼ同時ゴールしながら最後のラン勝負では、バイク強者に負けた。つまり、バイク力はラン力を含む。それが3つめだ。

2度あることは3度ある。間違いなく。そのために、三度目の正直という言葉が存在する。笑

・・・おしらせ・・・

今読んでる本→←「筋膜」活用という凄い発見あり!また書きます

次に読む予定→

ウェアは2ピースが絶対良いです(僕のはルールによるので)ゼロディが安いのは多分いまのうち

2015年9月27日 (日)

ITU世界選手権Chicago レースレポート#1 〜Swimは世界基準に届く

<シカゴ大会のコース
レース全体の様子は、公式動画がよくわかるだろう→https://www.youtube.com/watch?t=2&v=a62a-QTogVM 写真は1:20、スタート2-30分前、福岡からの応援団と一緒に。
20150927_40248
 
公式コース図と、SUUNTOのGPS画像を並べる。特徴は:
  • スイム: 折り返し後、1kmほど岸壁に沿って真っ直ぐ
  • バイク: 地下道がほぼ半分(コース図の黄色点線)、ただし青天井の半地下含み(GPSの軌跡がある部分)完全な地下道は川沿いに下に向かう部分
  • ラン: 華やかな公園の折り返し周回路。大噴水を4周したらゴール
予想通り、横浜大会に似ている。シカゴのほうが広く、走りやすく、水も綺麗。
20150926_23272620150926_193801
航空写真の黄緑ラインがGPSの軌跡。スイムの始めと、バイクの地下付近(中では電波通らない)以外、かなり正確。噴水4周回での軌跡がここまで重なることは国内では無いと思うし、ゴール後のエイドをウロウロしてたのの捕捉ぶりは、GPS衛星から狙撃されかねない精度。。
 
GPSも米軍技術で、アインシュタイン博士の理論を人工衛星を飛ばして実現するとは当時そーとー大胆な気がする。まあ米軍さんはこうゆうことを世界規模で仕組み化したうえで民生転用してくるので、東の果ての下々の者までその性能にあずかることができる。コンピューターとインターネットも、ある意味では原爆の副産物だ。核実験の代替品と、核戦争中の連絡手段と。。んなわけで米国本土でのGPS精度は日本より明らかに高い。まあ日本でも、やろうと思えばいつでもできる、てところだろうけど。
なお2年前のKONAでは、当時Garmin310が古いせいか、ハワイという地域のGPS能力か、あるいは太陽フレアか、はたまた当時のストライキが設備運営に影響したのか? 不正確だった。
 
というわけで、国内ではズレまくるSwimの軌跡が、かなり鮮明に出ている。少し岸側にズレてはいるけど、せいぜい数m程度での地図とのすり合わせの問題で、軌跡自体はかなり正確。ラップタイムは一部で変だが、地図上での距離と時間を基準にすればOK。
(なお時折、国内でのスイムGPS軌跡をみて、まっすぐ泳げていない、とボヤく方をみかけるけど、単なるGPS精度の問題のような気もする)
 
<データ>
Swim21:52(24位/125名中=上位2割に入った!)
20150927_155520
(↑T1後のBikeスタート時点。赤字は6位以内、黄帯は3位以内)
 
順位からみると、表彰台組とバイクスタートを比べて、1位と1:38遅れ、2-3位とは16−25秒先。十分に世界を狙える位置にあると判断する!
 
GPS数値は、中らずといえども遠からず、といったところだろう。
折り返しまでの公称375m区間でのペース(100m)は、160m@1:13、もしくは、230m@1:18。(SUUNTOでの範囲指定と、距離&時間からの手計算の2通りやってみた)
 
折り返し後の1125m区間では1360m@1:26−7。
区間を分けると、150m@1:31, 230m@1:15, 540m@1:13, 160m@1:25
中盤800mは速く出過ぎかな。でもペース変動を、ある程度は捉えていると思う。
 
折り返しまでの400mを1:10ちょいペースで泳げるようになれば、さらに別の展開ができるだろう。
 
<レース展開>
M40-44の約130名は2ウェーブに分かれる。少し遠慮して2列目からスタート。結果的には最前列から出れる実力を持っていた。少々の手先、足先の接触はあるものの、バトル無くスーッと前へ進みながら、互いの泳力を見極め、位置取りが決まってゆく。
 
最近始めた4キックで、キックは呼吸する右1+左3。いつもよりも前泳者に長い時間を付いていられる。でもおそらく100mあたりで前から離される。まだまだ泳力不足。横から上がってくる1名に付け、2キックに変えて体力セーブ。400m近くのブイまで早かった。調子悪くない。
 
折返すと、だんだんと楽になってくる。いやいや安心してはダメだ、前泳者が落ち始めるとこうゆうことが起きるから。どうしようかな、と考えながら、推定 600mあたりで前に出ようと外側に出る。
このたるんでた区間は、GPSでの最遅、150m@1:31区間とデータ的にも一致する。
 
そして前に出ると、きちんとヘッドアップして前を見ざるをえない。この時気付いた、前泳者と5−10m離れている。「中切れ」状態だ。4キックに変えて追いつこうと試みるが、追いつかない。
 
この間、追いついた相手としばらく横並び、僕が右呼吸で左側、右の相手は左呼吸で、たまにお見合い、ちょっとおもしろい。向こうもニヤリと笑ってる(気がする)。
 
諦めて少しペースを落とすと、外側から一人上がってきたので、その後ろに付く。立て続けに上がってくるのは、さすがに世界選手権。
 
そのままスイムアップ。僕の真後ろで3秒後に上がったパナマ人PAVONI, RONAN さんが2位表彰台に入っている。世界基準でもトップレベルを最低限クリアする泳力レベルといえるかな。もしかして目があったあの人?
 
トランジションでのタイム短縮は、丸儲けだ。
ラン距離が長いのは事前情報で聞いている。トランジットの100mもRunゴール前の100mも同じ100m、Runのつもりで走る。ただでさえ着脱の速いゼロディの ウェットスーツVFLEX、内側のヒジ先、ヒザ先にワセリンを塗った効果もあり、いつもは手間取るウェット脱ぎも速い。
T1はカテゴリ5位、一気に6人抜いてBikeスタートは18位。2−3位の2人より早く、十分戦えるレベルだ。バイクに入ってその差を逆転され、すごい速度差で追い抜かれるのは、すぐ後のことだったに違いない。
 
<教訓:前方確認>
Swimでは誰かの後ろに付いている間でも、中切れしてないか、そのまた前泳者の位置をたまに確認しておくべきだ。
 
3m離れた時に、がんばって追い付けるかどうかで、ゴールでの30秒くらい差は簡単に付く。それが2度起きれば1分差に開く。そのために必要なのは、「前方確認をしてから3m差を詰める」ということであり、1500mタイム計測で1分縮めることではない。
これまで知識としてあっても、実行できるだけのレース現場がなかったと思う。泳力が高レベルで揃ったレースほど重要になる技術でもある。
 
レースは、自分のレベルが上がるほど、周りと一緒に作る展開という要素が大きくなる。優勝争いは最たるものだけど、その手前、お互いが十分なスキルを持つことで実現するレース展開というものはある。世界選手権ならではの楽しさ。
 
・・・

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2015年9月26日 (土)

ITU世界選手権Chicago4日目①スタート前 〜当日準備はトラブル続出

トライアスロンでは、スタートラインに立った時点でほぼ結果は決まっている。気合と根性で最後に伸ばせる量も、練習段階で決まっている。ただ、必要要素が多く準備も複雑なので、マラソンなどよりは不確定性が大きいけれど。

当日朝の直前準備は、この事前要因の最後。実際、そうゆう一見しょーもないような要因で大きな結果が動く場面を、僕は何度も見てきた。

頭でわかっていて、実際にできないのがトライアスロン。レースに慣れるに従い、経験が増えて対応しやすくなる一方で、油断もおこしやすい。たぶん30レースを超える僕でも、未だに失敗する。そして今回も…

<9/19土>

朝4時過ぎ目を覚まし、天気予報を確認。ビーチ域には遊泳ほぼ禁止の警報が出され、強風による2-3mの高波と、沖まで一気に流される危険な潮流=リップカレントの発生可能性があると。ミシガン湖はリアルに海だ。ちなみに琵琶湖の約200倍の水量があり、飛行機から見下ろしても対岸が見えないのは連載初回の写真の通り。

しばらくウトウト。5時にSwim含めた3種目開催決定がアナウンスされる。よかった。準備開始!

Img_3120Img_3118_2

<預託ほぼ失敗!>

レース準備は、どれだけ慣れても、手順と時間をメモ書きすべきだ。僕は慣れるに従いサボることが増えたけど、やはり紙に書いてかないとダメ。今回は、急な日程変更により、修正前の手順が中途半端に頭の中に残っていた。反省のために書いておこう。もともと、

  • 2日前:夕方に選手受付。ゼッケンとかもらう
  • 前日: 昼までにバイク最終チェック、午後にヘルメットと一緒に預託
  • 当日: 7:00-9:20にランシューズ他の残りをセット、スタート付近集合10:45、スタート11:05

という日程。そこに毎日のように変更が入った結果、1日づつズレて

  • 前日: 朝受付
  • 当日: 6:00-9:20に、「バイクを含めた全部」をセット

となった。よくある国内レースと同じになっただけなんだけど、「2段階でセットする」イメージが残ってて、

  • 当日6時過ぎ: バイク関連一式(ヘルメット・シューズ・ボトル込み)をセット
  • 残りは、2度目でいいやー

と行動してしまった。おわかりであろう、最新日程に2度目はない! 笑

当日、バイク持ってロビーへ降りると、日本チームマネージャー斉藤さんがお出迎え。話しながら、ボトルに水入れてバイクシューズも持ってこう、と一度部屋に戻ってロビーに降りると、ユニフォームチェックもあるらしい、と情報が入ってまた取りに戻り、と既にバタバタ。実際にはユニフォームチェックはなかった。運営側も、急なスケジュール変更のため、手順を省略したりしてるんだろう。

<バイクにもトラブル!>

ヘルメットかぶりバイクシューズ履いてバイクを漕いで会場へ。するとハンドルバーのリア変速スイッチが効かない。最も多用するところだ。停まって確認。電動変速の前ジャンクションのコードが浮いていた。手でギュッと押し込めて復活。気付いてよかった! 最終チェックは本当に大事だ。(同様のトラブルでレースが壊れた方を知っているが、彼は復旧しないままカテゴリ優勝していた。。)

DHバーの左右高さのズレも今更発見。実は昨日のバイクで気になって、部屋に戻ったら直そう、と思った箇所だった。その後変速不良が発生し、その記憶が飛んでしまったのだった。しかし、六角レンチを持っていない!

トランジション入り口ではJTUエイジ担当理事のキリヨさんと吉田メカニック。吉田さんに六角レンチ借りて修正。居ること知ってて安心してる面もあったかな。

教訓: 機材チェックは直前までやるべきであり、その修正は前日に完了させておくべきだ。

<トランジットの位置関係を確認しよう>

トランジション内での自分のバイク位置も、確認しておく。これは非常に大事で、トップレベルの選手でも、このミスにより軽く数十秒をロスするケースは多く、今回の日本人にも複数おきた。やるべきは

  1. トランジット・エリアの入口に立つ
  2. そこから、どの方向に走るべきか、最初の目印を決める
  3. 最後に立ち止まるべき場所を確認

の全てを事前確認すべきだ。つまり、まずこの景色を見ておく。

Img_3122_2

Swimからの入口。左下のゼッケン表示に注目。日本と違い、大きい数字が上にくるので、いつもの感覚では見逃してしまう。この確認を、BIKE INのゲートからも行う。

<エネルギー戦略: ありません! or お腹いっぱい食べる!>

戻って朝食、スタート4時間前なので手を抜かず4皿使用。

ゴール5時間前までは食べ続けていい、という話を聞いたことがある。ゴール13時として、今回なら8時まで。僕の胃袋だと、実際のレースで消費する以上に胃に貯蔵することができてしまい、無駄にオモリとなりがちなのが注意点だ。

すなわち途中に補給食は要らない。電解質補給用のポカリスエット内の糖分くらい。

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<セッティング>

というわけで、6:00−9:20は最終セッティングだったのに、「設定は二度」という思い込みによって10時過ぎに最終設定に向かい、ゲートの方に「ブーーー」という不正解音を真似されるアメリカンジョークをかまされる。

「何を置くの? 置いておいてあげるよ」とのことで、ゼッケン番号を見せながら、ランニングシューズを預ける。「どっち側に置くか?」と聞かれるなど、対応は親切だ。この際、日の丸必勝のハチマキを預けるのを忘れた。また最終チェックができないことで、少しのタイムロスにもなる。まあ、結果オーライの範囲かな。

おかげで、裸足で本来歩く必要のなかった長距離を歩き、さらに荷物預け(Baggage Check)を探して無駄に遠回り。このために、使い捨て紙スリッパを使う方もいた。かしこい。

<スタート前>

30分前にスタート付近へ。日本人同カテゴリの4名全員で記念撮影。

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早めに入口付近に移動しておき、前から10名以内の位置を確保。スタート準備位置へ誘導され、5分前の前ウェーブのスタートと同時に、ウェットスーツの中の時計をスタートさせておく。時計をウェットスーツの袖に戻さないといけないので、いつも早めに行っている。ついでに、「On your mark」の声からホーン音までの時間差がほとんどないのを確認。

周りはデカく胸板も厚いガイジンさんばかりだが、スイムに少しでも自信をもって臨めるのは、気分がいい。

レース直前の緊張感は、いつも楽しい。嫌な緊張感ではない。僕はいつもこうして勝ってきたしね!

2015年9月24日 (木)

ITU世界選手権Chicago3日目 〜目の前のジョーゲンセン、変速不良、前日準備

<9/18金>
朝、部屋の窓から。米軍レーダーの予測通りとはいえ、実際に好天を目にすると嬉しい。でも安心できない予報が続く。

シカゴ名物の建築群は新旧入り混じり、1つ1つに個性が強く、サイズが大きい。でも全体では調和されている。
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朝食は$20だが、税金とチップで値札より3割高くなるのがアメリカ(ファストフード除く)。僕の山盛り3−4皿分はBMWさまがお支払い済なので安心だ。

ウェーターさんが料理を説明するに、「プロテイン、プロテイン、プロテイン…(続く)、グルコース、ソースウィート(=砂糖たっぷりの菓子パン的な」と極端な構成。パンとシリアルはある。野菜はほぼ生のスティックのみ、あと果物。最近流行りの「MEC食」=肉卵チーズそのもの。文字通りにアメリカンなブレックファスト。

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午前10時から受付。そのまま会場を散歩してたら、女子エリートが召集中。スタート2時間前。 日本チームがメカニックスタンド付きで何人か集まり、最終確認中。ホテルから会場までにタイヤについた傷や異物まで確認している。

NHK「アスリートの魂」も佐藤優香選手の取材中。NHKは計5−6人で入っている。これらクルーは写真公開禁止。この種の人達を写す時には、先に確認した方がいいね。
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目の前に絶対女王ジョーゲンセン。ハイジャンプ選手のように細い。ゼッケンNo1.のシールはバイクも身体も金色で威厳がある。

予備サドルをシートポスト付きで持っていて、車検で違反だったらまるごと変更する目的ではとFLEETの相田メカニックは推測。高さより、前後位置と傾きのがセンシティブてことかな。

ホイールは見ての通り、みなさんが練習で使ってそうなアルミリム、HED製。雨と風の予報で安全策を取ったのだろうけど、加減速の多いコースではカーボンの軽量リムの方が有利なのにね。女王、ホイールを選ばず。

かわりに女王が限界まで攻めているのが、ポジションだ。違反ギリギリまで前乗り化させ、違反時の対応も事前に用意している。モノより技術、自転車の王道だ。

肝心のレースそのものは見逃した。
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昼からサイクリングロード沿いのビーチへ、一人でレース車で。持ち物は、ウェットスーツ+ゴーグル+キャップ、ワイヤー鍵、ホテルのカード型キーをナイロン袋に密閉したもの(=ウェットスーツに入れて泳ぐ)のみ。

V型水着、赤Tシャツ、エアロヘルメットの出で立ちは現代アート的だったようで、市街地では警備員の男女二人に超ウケし写真まで撮られた。ハッシュタグ付けてどっか投稿してもらえれば良かったか。まあ、普通にユニフォームのトライスーツを着てゆくのがオススメです。

ミシガン湖には普通にビーチが幾つもある。水は冷たいがウェットスーツなら問題なし。ただし試泳のガイジンさんは水着のが多い。なんて身体だ!

昨日流水プールマシンEndless-Poolで掴んだ泳ぎを実戦環境でテスト。左手の入水位置が外側に定着してきたが、すると左側に曲がりがちになった。反呼吸サイドの入水位置はハンドルの役割をする。修正しようとすると、こんどは右に曲がる。こうゆうのは、日々の練習での意識の低さをつきつけられる。

でも全体の進みは良いかな。新泳法の理解が少しづつ形になってゆく。スイムだけは結果が楽しみだ。だけは…

帰路、リアの低い方の変速がガチャガチャし始めて、メカニック部屋へ。

Img_3116_2

名古屋の有名店ニコーの二代目爽やかイケメン吉田メカニックによると、ディレイラーハンガーが歪んでるのが原因とのこと。2年半でもう歪むか。。とりあえず変速を調整して頂いた。こうゆう時メカニック付きツアーは安心。吉田さん昨日は夜12時まで仕事されてたと。。

ここで時間と気を取られて、自転車の細かな最終調整ができたなかった、というか、忘れていた。ウェットなど荷物なしで走りを確認しておきたかったし、実際そうすべきだったことが翌日判明する。

・・・

レーダーの豪雨予測はかなりやばく、前日のバイク預託は明朝に延期。雨雲が襲う直前、17時頃に1ブロック先の中華テイクアウト「パンダエキスプレス」で、肉と野菜の中華惣菜を6ドルで調達。主食は前日のパンの残り、副菜にナッツ類を足して。栄養価とコストパフォーマンス「は」最高レベル。

18時頃に大広間で日本チーム向け説明。その場でMac-bookにタイプし、終了と同時にFacebookグループに投稿。これは「ハッタライン」=Hot-Lineもどきと名付けられて(僕の命名でわありません)感謝される。今やトライアスリートならFacebook必須。

翌日は時速26kmの強風予報のため、スイム中止=デュアスロン化する可能性があり、ディスクホイール禁止の可能性もあると。(遠征時は注意しましょう=今回は吉田メカニックが1組予備ホイール持参)

スイムはもちろんやりたいけど、ここまできたら、スタートさえ出来ればなんだっていい。21時半すぎ寝る。

・・・

2015年9月22日 (火)

ITU世界選手権Chicago2日目 〜U23小林大哲選手、湖岸サイクリングロード、雷雨接近

<シカゴ 9/17木>

前夜は現地23時過ぎ、ブログとFacebookを更新し終えると(日本でいえば昼寝を挟んで徹夜した昼13時)、泥睡へとひきづりこまる。朝5時前から目を覚ましたりまた寝たり。現地am4:43にブログ更新のおしらせをFacebookに載せている。7時頃、朝食に出かけると、「U23男子やってるよ」と声掛けされ、そのままホテルから100mくらい前のコースへと出る。

私、エリートレースというものをマトモに観戦するの、これが初めて。横浜大会はシカゴと同格で、同レベルの選手が集まるのだけど、翌日の自分のレースの準備中だし、日本選手権のお台場は自転車で行くのが面倒だ(←電車でいけという反論もある)

ちょうどバイク中で、谷口白羽=しるば(ブラジル人ではない)選手は大きな第一集団内で良い位置。小林大哲=ひろあき(だいてつ、と呼んでください、と本人)選手は後方で4人の機能してなさそう集団で厳しい。こうなると脚筋を酷使し、ランで力を出すこともできない。

応援には何組か日本人もいて、エリート担当スタッフ、応援の家族風の方なども。「ひろー!」と応援される男女に話しかけてみると、 小林選手ご両親だ。

<驚愕の新人:小林大哲選手>

6月の愛南大会でたまたま声掛けしたら、日本食研の新人プロ選手で、平松選手を抑えて2位と言われてちょっとびっくりしたのだが、「トライアスロン始めたのが今年の2月で、51.5kmレースは今回が初めてです」と言われて超ビックリした。さらに聞くと、箱根駅伝にギリギリ出場できなかったレベルのランナーで、駅伝部の合宿地でたまたま日本食研チームも合宿中で、たまたま就職先が決まってなかった頃に新人募集のトライアウトがあると聞き、参加したら、通ってしまったと。その決定が今年の2月。「え、今年のですか?」と僕は耳を疑い、聞き返したような気がする。そこから初めて競技用自転車を始めて4ヶ月だ。水泳は中学時代水泳部だったが、歯が立たなかったので高校で陸上に転向したという経歴はあったそうだが、7年のブランクがある。それで4ヶ月でベテラン平松選手を倒す。すごい。

とんでもないことに、3週後、このシカゴ派遣を賭けた酒田のU23選手権で優勝してしまわれて、こうなった。

下の写真3人目、軸の強い、正統ランナー系フォームがわかるだろうか。ラン単体ならともかく、バイク直後に普通こうは出来ない。しかもラン後半にだんだん走りがよくなってゆくのがわかった。

レースは谷口白羽=しるば(ブラジル人ではない)選手が世界大会自己最高の15位とこの先が楽しみな大健闘。彼は2013天草でたまたま同宿で、体重計を持ち込んでいたのが印象的であった。愛南で小林選手は、「当面の目標はU23選手権での優勝で、そのためには谷口選手に勝たなければならない、彼はスイムが速い上に、強靭な身体で(=強靭過ぎて体重が気になっているわけだ)当たりに強く、実戦で強い」と目標としていた。

そんな二人が一緒に世界に出てゆく。そして目の前を走っている。

経験を結果に結びつけた谷口選手は素晴らしいし、小林選手のランはバイク第一集団から見たい。楽しみだ。

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<耐久トライアスリートは食べてナンボ>

ゴールのアナウンスを聞いて、予定より遅い朝食へ。おかげでお腹がすいた。

トリップアドバイザーでは不評のコングレス プラザ ホテルの朝食だが、あくまでも自費でのコストパフォーマンスの話。たくさん食べれるだけで嬉しくなってしまう単純型食いしん坊の僕には十分なビュッフェ、てゆうか俗にいう「バイキング」=根こそぎ奪い取る暴力集団的な=の名称こそが僕にふさわしい。いろいろ山盛り3皿と珈琲ガブガブ。自費で払うと税チップ入れて3,000円超、高!この写真分だけで2,000円に迫るかな。

日本人選手団でおそらく最も大量に食べていたのが私かもしれん。まず食べる、だと太っちゃうから動く、これが僕の順序だ。

宿泊客はTeam-USAが多いが、朝食レストランには日本人率が高い。朝食込みツアーの参加者が多いからかな。現地なり英語圏の人は、カフェとかへ出掛けてるのだろうか。僕は延々と食べ続けているので、はじめに入ったテーブルが食べ終えると別のテーブルに移動し、、と連日朝パーティー状態であった。

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<サイクリングロード>
大蛇の如く食べた後は大蛇の如くダラダラししながら、時計を見て、は!と気付いて自転車を段ボールから出して組み立て始める。いつも通りに無駄に時間をかけて組み終わって、午後、トリップアドバイザーでも人気のサイクリングロード "Lakefront Trail" へ。  
 
「サイクリング」という言葉は、競技用自転車によるレース的な乗車を含まず、レンタサイクルでふらふらしてる観光客やジョギングお散歩の地元民のためのもので、時速40km巡航をするわけにはいかない。それでも、公道はクルマでえらい混雑してるが、サイクリングルートは、綺麗なヨットハーバーや公園を沿い、水色の湖と主張の強いビルの眺めが広がって、気持ち良い。どこまでも走っていきたい気持ちになる。
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軽くポジション調整(=ネジ回してパーツ位置を変える)しながら軽めに5kmくらい行き、パンクするとやだなとか考え始めて(修理セットを携行してないので)、引き返す。
今思えば、
  • 軽く、ではなく、レースペース上限域をもっと入れるべき
  • そのために、もう少し距離を乗っていい
  • そのために、パンクに備えて、シーラントスプレーとスペアタイヤは携行すべき
だった。これらの結果、中途半端にサイクリングロード向きな設定をしてしまった感。レース2日前なら、少々負荷をかけてもよかったのに。
 
シカゴのバイクコースは、無風の直線平坦が延々続き、平均時速40kmhをどこまで超えれるか、を競う高速設定。高いサドル位置から前荷重していく超攻撃的ポジションでも良い。ただ今季はそうゆう練習をしてないなー。だから、そう設定できていても、持続できてないだろうけど。
 
今季は、そんな最盛期との比較文が多いなあ。。まあ、両方を経験できていることで、理解はより深まるものだ(という言い訳も多い…)
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<エンドレスプール>
帰り、エキスポの小型自動プール ”Endless‐Pool” でスイム練習できんじゃないか?と考えた。スイム会場での試泳は昨日の一度きり、当日もダメでいきなりスタート。現地のプールも移動タクシーと入場で$30くらいかかるようだ。聞いてみると、「強風予報で今夜撤収するかも」「30分後?ならOK!」とのこと。慌ててホテルからトンボ返りで、水着はき、ウェットスーツ持って、走る。おかげで、伊良湖以来のウェットスーツ泳が出来た。後ろに待ち行列もなくたっぷりと、15分くらいかな。
 
これが良いのは、前側底に斜め上に鏡が置かれてること。見ながら泳ぐことで、悪いクセ、たとえば下半身が横にブレてることがわかり、ブレないように修正してゆくと、自然とストローク数が減ってゆく。設定を100m1:30から1:17まで上げてもらいながら、ゆったりと、1ストロークの動作を目視してゆく。 (ペースはたぶん吹き出し口の流速なので、実際の泳速度はもっと遅い)ブレがある程度収まると、今度は力の入れ方を意識してみる。するとさらにピッチを落とすことができる。
 
こうゆうの、ふだんのスイム練習で絶対必要な要素だ。でも僕できてないなーと突きつけられる。
 
ゼロディVFLEXのキャッチ力は変態的で、上級スイマーのキャッチ技術が自動で備わってしまう感じ。「体軸のブレが改善されたが、キャッチがまだ下手」という中級スイマーに超向いてる気がする。普通、ハイエンド製品は上級者向けであることが多いけど、これは中間層を引き上げる要素もある。その分、普通のより数万円高いが、バイクにはみなさん大して速くもならない装備に何倍も投入するわけで。まあみなさん、機材を投資効果で選んでるわけでもないのだろうけど。
 
<観光>
用意の良い方々は、到着2日目にしてレース2日前の日に美術館・博物館・市街巡りなど入れていた。
 
10年前、フィラデルフィアのミュージアムで、巨大さに驚いたことがある。シカゴのが質が高いんだろう。でも美術館なんて誰でも何千円か払えば幾らでもいけるもの、トライアスロンの世界選手権は選ばれた者が今ここでしかできないこと。その環境をどっぷりと味わうのが、最高のスポーツ・ツーリズムというものだ。(と自分を納得させる)
本当はレース翌日に、もう1日滞在できればベスト。
 
なお、昼食はナッツとシリアルバーと水。夕食はスーパーTrader’Joeで買ったパンとチキンサラダのカップ。合計数ドル。朝のエネルギーで日中を過ごすわけだが、部屋に冷蔵庫がないので、打ち手が限られる、笑
 
Googleマップでスーパーを検索すると「食料品店」登録でJoeさんが出てきた。ホテルからわずか0.5マイル=800m、5分かからない近さ、と喜ぶのはランナーかトライアスリートくらいなもんか。スーパーは日本と違って手作りお惣菜お弁当類が貧しい。日本は安くてそこそこ良いものがあちこちで手に入る、機能性が超高い国だと思う。
 
<雷雨予報>
夜、豪雨が雷付きで襲来。この予報で夕方の受付が明日に延期。こいつにはレース朝まで3日間ひやひやさせられる。ちなみに4-5日経った今日22日には、これら雨が川に集まり始めたのか、川の洪水警報が出ている。これが大陸の気象。
気象レーダー:http://chicagoweathercenter.com/radar は街の区画ごとのレベルの精度で、1分更新される。米軍レーダー情報を使ってるらしい。なにごともデカいアメリカ、軍事力もスケールが違う。
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2015年9月20日 (日)

ITU世界選手権Chicago2015結果:世界Top10が見えたと思う (で何位だったの?? 笑

5年半の到達点:世界Top10入りが見えたと「思う」。
 
Total2:09:31(38位/126名中=上位30%) Swim21:52(23位)T1=3:07(5) Bike53:42(30) T2=2:56(86) Run42:44(43)
 ・・・なんだよ38位かよ!
開催国アメリカは、1年前の全米選手権の上位25名の多くが参加。あるスプリント部門の優勝者に聞いたら、KONAで複数回の表彰台経験があり、今大会に集中するためにスピードを鍛え直して、3年くらいといってたか?時間もかけて準備していたそう。噂では、元プロ級もゴロゴロとか。
 
それでも、僕の最盛期のパフォーマンスならBike平均時速で2km、Run1kmペースで20秒以上、速かっただろう。最高で2:00:00あたりで8位、くらいを狙えたかと思う。
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なお数字なら幾らでも言える的ツッコミは僕には通用しません(微笑
なぜならこうゆう分析の連続が、僕の5年半の全てなのだから。
 
ただ、そこまでが僕の限界だとも思えていて、そこから1分4秒先の表彰台は遠い。これまでの僕の延長では。
 
そのブレークスルーとは、なによりもバイク。上位とは2-4分の差を付けられている。国内レースで例えれば、元五輪自転車選手である竹谷賢二さんが何人も上がってくる感じ。ディスクホイール使用率も高い(前日に禁止の可能性がアナウンスされてたので、もっと多いのかもしれない) が、日本人ではごオオオ、と低く鈍い走行音を立てるところ、もっと周波数の高い音、高速オートバイのような音で抜いてくる。そしてあっというまに消える。
 
スイムも現状突破が必要だけど、これは実現の途中にある。ついに21分台に突入したそのタイムはコースで変わるものだが、クラウチさん、ワタルさんなど若いライバルさん達との比較でも、1-2分の向上が出ていると思う。ただ、ブイが流されていると思うので、あまりアテにならない面もあるけど、、まだまだ未完成なので、対等に渡り合えるようになる可能性は十分。
 
ランは、最盛期の1km3:35−40ペースを取り戻せば、十分戦える。
 
こうシミュレーションしたところで、先日書いた気持ち:「序 〜極められることのない競技の、1つの到達点として」が大前提の話なので、いつ、て訳ではないけど。百獣の王かw
 
こうゆう分析の連続が、僕のトライアスロン。進化は続く。
 
日本チームとしてのブレークスルーは、来年メキシコのカリブ海カンクーン大会に新王者として出場する疋田選手にお願いする! 彼は上記ブレークスルーの条件を既に達成している稀有な日本人だ。この点で、以前、激戦の30代で金メダル獲得した永田さんもそうだ。日本人が世界で戦うなら、まずバイク、次にスイムだ。

2015年9月18日 (金)

ITU世界選手権Chicago2015Day1シカゴ編 〜ミシガン湖とパレードと

現地朝9時(日本23時)シカゴ着陸。夜更かしであり、新たな1日の始まりであり。
 
日本チーム初らしい貸切バスでホテルへ入り、自転車ほか荷物を別室にチェックインまで預ける。天井がタイル貼りされた見事なロビーで日本チームへ説明後、テキトーに自由行動で散歩、合間にサンドイッチ食べ、行動食としてナッツ類の缶と期限切れ前のシリアルバーを6ドルほどで買う。
15時からチェックイン。のはずが、ホテルの混雑で部屋によっては遅れて、僕は16時頃。でも本来は7万円追加する一人部屋(=ダブルベッド)が割り当てられてトータルでオトクである。ツイン予約が多くダブル部屋が余ったんだろう。おかげでベッドも無駄に広い。
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シカゴは、東京丸の内と横浜港をあわせた雰囲気。しかし1つ1つのサイズが圧倒的に巨大。そしてアートだ。写真はエキスポ会場で、いろんなブースが出展されている。KONAのように主要メーカーが最先端製品を誇示する戦闘的雰囲気はなく、平和だ。
 
会場での試泳は16-16:30と聞いていて、5分だけでも、と慌てて用意して走る。実際には16:00-17:30で十分に泳げた。
 
ミシガン湖は前回の写真の通り、普通に海だ。小さな波も潮流もある。水質は意外と綺麗で、透明感では天草・村上・伊良湖級。日本だと山が近いため緑が入るが、こちらは古い大平原を流れるため、淡い青色だ。この点では宮古にも近い。暑いくらいの天気と冷たい湖水の対比が気持ち良い。
 
ウェットスーツは、大手メーカーの既成品が主流。日本のようなセパレートは全く見ず、また生地の雰囲気が新しい。さすがに世界選手権、Z3R0D・ROKA・HUUBなど日本では少ない最先端最高級のウェットスーツもいっぱい。そうゆう僕もZ3R0DのVFLEXで周りのガイジンをブチ抜きまくるが、偶然まわりが遅い人ばっかり説もあった。
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夕方は国別パレード。
ITUは五輪主催団体なので、国ごとの組織性が強い。オリンピックを狙う選手と同じイベントに参加することもあるだろう。パレード参加は選手団が多い主要国中心で、アメリカは当然、イギリスとメキシコが目立つ。JAPANの前のJAMAICAは女性1名、ボルト選手でお馴染みの色のジャージ。
 
各国とも、それぞれのコダワリが感じられるデザインのウェアを揃えて、「自国代表」としての意識を高めている。日本チームにも「デザイン戦略」の余地は大きい。あとで話してみよう。
 
メキシコは来年カリブ海のカンクン・ビーチでのグランド・ファイナル開催を控えているもあって熱心で人数多い。そして陽気。プロレスの覆面をかぶれば民族衣装になるという稀有な国である。でも日本にも相撲がある。日本人はやっぱり浴衣!
 
KONAの国別とはまた別の雰囲気かな。この話はまた帰国後にでも。
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中華のテイクアウト8.5ドルを買って夕食。大会会場の雰囲気は横浜大会に似ていて、シカゴの大きさは圧倒的だけど、横浜が勝てるので唯一おもいつくのはご飯だ。中華街みたいなのが手軽に安く食べれるのはシカゴの中心地でありえん。中華街にでも行けば別だろうけど。
 
ブログ書いてたら、突然谷底に突き落とさるかのような眠気。長い一日の終わり。「3時間昼寝したあと徹夜して15分うたた寝してまた動きまわった1日34時間」が、ようやく終わる。

ITU世界選手権Chicago2015 Day1国内編 〜準備と移動

今回はダラダラ書きます。纏めていえば、移動は面倒、はい以上ですまた明日。この先はマニアな方だけどうぞ。
 
<自転車輸送>
9/13(日)朝、自転車の空港宅配の依頼電話。120㎝超の大型荷物を成田空港へ直送できるのはJAL-ABCだけ、大型の依頼は電話でだけ。その電話は数十分に渡り繋がらない。「順次お繋ぎして参りますので…」の自動音声を机に置いた受話器から聞き続ける。フリーダイヤル使える固定電話で良かったとこうゆう時に思うけど、でも本当はネット電話に切り替えた方が安いんだよねー。かつて7万払った加入権をまだ捨てる気にならない。サンクコスト。。直前の鬼怒川水害と翌週のシルバーウィークが重なってコールセンターがパンクしてたそうで、担当の方にお疲れ様とひと声かけつつ無事手配。
(※はやめに準備しましょう)
 
段ボールは2個。203㎝以内2個まで飛行機の超過料金を取られない。往復3万円の差。シーコンなど専用ケース買えば合計10万円ほどだ。自宅‐空港宅配は往復1.2万円ちょっと。 帰国後2つとも資源ごみで廃棄。
箱の1つは4月宮古6月愛南と使い回してるもの、もう1つを、ほぼこの目的のために会員となっているBex-Isoyaで予約し、前日に搬入。自転車1個分の巨大な箱を1kmほど運ぶのは大変で、クロスバイクのペダルに下部を乗っけて、横をサドルに押し付ける技を発見している。
カッターナイフとガムテープで3辺計200cmと170cmにサイズ調整。先にモノが収納できるのを確認してからハコの長さ・高さを決めて切ってゆくので、作業はわりと複雑だ。短く作りすぎてテープ剥がして曲げ直したり。分厚い段ボールは曲げるのも大変で浅く切り込みを入れる。
 
両輪とシートポスト・ペダル・ハンドル・リアディレーラを外し、本体とホイール1つを200㎝に、もう1つのホイールを170㎝に入れる。隙間にレース用品・工具・服などなど詰め込み。200㎝は超過料金がかからないよう小さめに作り過ぎて、空港実測値は188㎝。もう10cm大きく作ればもっと楽できた。
段ボール1個に収めるなら、3辺290㎝=機内積込の上限いっぱい欲しい。ただし、クランクやフォークまで抜けば、203㎝以内にも収まる気がする。フレームサイズによるが。
 
空港へはリュック1つと、機内用防寒着を詰めたヘルメットのみ。
(※ヘルメットは預入荷物に入れずに携行しましょう)
 
<当日>
9/16午前5時起き=シカゴでは既に15:00。睡眠4時間、眠いまま我慢することで、機内で早く寝こむ作戦。なお「毎朝4時起きを続ける」という当初の時差対策は失敗した。
バナナ、ヨーグルト、パン、紅茶、をつまみ、6:06に家を出て6:13成城学園発に滑り込み、千代田線二重橋から八重洲口へ走り、バスやっぱり満席かー、と総武線ホームへ移動し(=二重橋駅近く)、7:08の空港行き快速へ。と面倒なことをしたのは朝錬を兼ねていて計画通りデス(本当か?
(※1,000円で1時間とオトクな成田空港バスも、はやめに予約しましょう)
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9時前に空港で荷物を受け取り、リュックで運んだ追加荷物を入れ、Di2バッテリーは逆にリュックに入れる。ラウンジで慌てて伊良湖のレースレポートを公開し、でもRun編まで間に合わなくて、11時前搭乗。
 
<機内>
シカゴ行きの飛行機はほぼ満席。13時頃=シカゴ23時、機内で「遅い夕食」。伊良湖のレポートを書き終え、Macの時刻設定を変えて、午前1時過ぎ=日本の午後3時、伸びる帽子(ヘッドスウェット=遠征時のアイマスクがわりにも愛用してる)を目に掛けてブラックアウトさせ、就寝。
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3h後の午前4時に電気が再点灯しパンを配り始める。無視して寝とけばよかったところを、反応してしまう。お節介なサービスだと思うけど。。そのコスト掛けられるならLCCで良いし、こうゆうのメニューだけ渡して勝手にリクエストさせれば十分だと思うけど、元ナショナルフラッグとしてはサービスの姿勢みせてナンボ、てとこだろうか。3時間のウトウト睡眠で目が覚めしてしまい、少しブログを書いた。(そしたら、ああなった、笑。極められることのない競技の、1つの到達点 、だと??) また1hくらい寝て、トータル4hくらい寝れたのかな。
 
全体に、JALのエコノミーは頑張ってると思う。ご飯も工夫が感じられ、座席も身長165㎝には広い。寝るときには枕をむしろ椅子先端に置いて腰クッションとし、下側に目一杯潜り込んだりしながら、身体はほぼ休まる。
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機上からの夜明けは美しい。
地上からは曇、雨でも、その雲の上から見れば快晴だ。
そして、アメリカはでかい。この風景を見下ろすのは10年ぶり、フィラデルフィア出張以来だ。最後にシカゴ市街、しかも大会会場を見下ろす絶景をプレゼントされた。この一瞬のために半日窮屈な窓際席で耐えぬいた、笑
 
午前9時前、再び地上へ。日本では午後11時。長い1日が終わるやいなや別の1日が始まる。がんばろー!

2015年9月17日 (木)

ITU世界選手権Chicago2015 序 〜極められることのない競技の、1つの到達点として

僕にとってこの競技の核心は「中途半端さ」にある。
 
限られた時間の中、3種目それぞれを極めることはできない。ある1つを高めることは、別の1つを高める機会を捨てるような面があり、それら全てを満たすような練習はとても無理。トレーニングは妥協の連続のようなもので、結果としてトータルの成績に結びつけばいい。
 
そしてその成績も同じく、極める、ということがない。
 
トライアスリートになってみたいと思ってなり、表彰台に上がりたいと思って上がり、年間ランキングにハマって駆け上がる。年齢無制限の総合表彰台に上がり始め、総合優勝も果たし、年間チャンピオンジャージまで棚から落ちてきて、4年続いた。総合ランキング1位のご褒美である世界選手権派遣は遠い憧れで、どうすれば僕にその可能性がでてくるかと考えてはいたけど、「駆け抜けるよろこび」と共に新制度が登場し、行けることになって今ココなう。
 
でも、そうして出て行った先には、いつも、もっと強い人達が表れる。獲得したものを同じレベルでもう一度続けるだけでも大変だというのに。
 
そんな中で、「自分の身体の中で、その限界が更新されてゆく感覚」を楽しんできた。白戸さんが先日書かれていたようなこと、そしてそんなようなことは、70年くらい前、フランスの偉大な哲学者メルロ=ポンティも書いてたっけ。

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今回、日本代表としてナショナルユニフォームを着て、さらに近藤真彦選手とは違い公式派遣。(※なお財源は皆様のJTU会費ではなくてBMWジャパン=BMオーナーの皆様ごっつぁんデス)
この立場から、大事な役割の1つは成績で、「日本人トップアマは世界でどこまで戦えるか」を示すことだろう。特に同世代に対して。また僕のように100m15秒的な駄馬系の皆さんに対してね。
 
しかし、僕のパフォーマンスのピークは2013年KONAの頃。それでカテゴリ上位13%。もしも同等以上の力があれば、M40-44出場110名の1割=Top10を目指す、と宣言するところだ。けど今年の僕はそうはいかん。
 
かわりに、これから世界選手権を目指す方々へ、また世界へチャレンジすることがどういうことか関心ある方々へ、参考となる情報はのこしていく。僕より速い日本人選手ならたくさんいるけど、僕のレベルで書いてる人はそれほど多くはないから、それも1つの僕の役割。
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本レースをもって、JTUランキングもいったん終了。
 
今年はシカゴで7戦目。うち飛行機遠征3、自転車担ぎ移動4、宿泊6(うち実家から1+招待1)。毎年そんな感じ。
レースに合わせて身体を作り、自転車を箱詰めしたり担いだりで遠くへ出掛けて、レースして、帰って、後片付けして、、、という時間と精神集中とお金のトータルはキツい。今年からの制度では、レース数と開催地の両面で負担が増えた。これまで続けていたのは、年間王者が続いてたからだ。
 
その過程で僕の発信への読者さんが増えてきたのは、嬉しい副産物。今年の宮古以降にアクセス数が一段と増えたのは、レース成績の低下と「反比例」している。それだけレースはエネルギーを取られるんだと思う。来年からは年2レースくらいに集中させていきたい。
 
そんな5年半の果ての、1つの到達点、シカゴ。そして最高の舞台が始まる。
フォト

『覚醒せよ、わが身体。〜トライアスリートのエスノグラフィー』

  • 初著作 2017年9月発売

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