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2018年4月 3日 (火)

リオ五輪からのクロール姿勢の変化 & 三浦広司講座 4-5月の日程

名古屋ミニ講演は19−21時の設定。なお22時頃まで残ってた方々へほんの数分間ほど三浦クロールの要点を説明してみた。使ったのは会議室のイスだけ。「おーーーーっ!!」と超納得いただけた。

2015−16年頃に好評の講座、でも僕は執筆が2016年初夏から始まったのもあり、手を着けられず。

この2年間には、リオ五輪で世界最速の泳ぎが判明するというビッグイベントがあり、その分析も進んでいる。

特徴的な変化を見せるのが、リオ五輪のレデッキー。

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800mの最初50mターン直後にこれだけの差を付ける。単に持久力だけでなく、泳ぎ自体が完成されているから。しかもこの間レデッキーはキックをたいして打っていない。 (たとえばイアン・ソープのかっこいいクロールは、40cm近い足ヒレによる板キックだけで50m20秒台という超絶能力によるもの、一般人には参考にならない)

注目は、頭を上げ、胸を反らせ、腰を沈めた姿勢だ。

ロンドン五輪2012の「最先端」は逆で、腰を浮かせ、頭を沈める「フラット姿勢」が最速とされていた。僕が「伏し浮き」について説明してたのもそれら影響による。

たとえば実験室で人形を使って計測するのなら、「伏し浮きによるフラット姿勢」の方が抵抗最小になるのかもしれない。しかし水泳とは

  1. 人間が (身体構造)
  2. 動き続ける (流体力学)

もの。人間だから、水に浮いたままで、筋力を自然に出せることがまず必要。これは難しい。さらに、複雑な形の人体が常に動き続けることで、水の抵抗状態も複雑に変わり続ける。実際「伏し浮き」のような単純な姿勢は、どの泳法でも、一瞬でも取ることはない。

このように、自然な泳パワーの最大化 × 実戦環境における泳抵抗の最小化 とのバランスが必要。でもこの分析は複雑過ぎて、現在のスポーツ科学では無理だ。

そこで、一番速いスイマーの泳ぎが最も合理的である、という仮定が必要だろう。つまり「レデッキーが最も合理的であるとするならば、その理由は何か?」と帰納的に考えるわけだ。 

 

<4−5月の公開プール講習>

そんな考察結果を、三浦スイム講座では、複数の外部専門家の情報も踏まえてお伝えしている。僕からみて最も自然法則に沿って論理的に考えられている方法で、トップスイマー特有の技術を前提にしておらず(たとえば男子長距離パルトリニエリのキックほとんど打たないクロールは上半身のパワー強烈に必要だと思われる)、100m2分の大人デビュー組スイマーにも適応可能な、汎用的な技術だと思う。

とにかくライブの実技で教わるのがベストです。ここまで書いといてなんですが笑

4−5月の公開講習では、貸切プールで、泳ぎながら、理解できます。

  • 日時: 4月4日(水)、18日(水)、5月2日(水)、5月23日(水)、全て20:00~22:00
  • 場所: 東京代々木青少年スポーツセンター、 プール、1レーン貸切
  • 料金: 各回¥2,500

お問い合わせ&お申込は、三浦コーチへメールください→ hiros.since2001@gmail.com

・・・

僕はそーゆーのをロジックで説明するの大好きなので、そろそろこっちも進めていきたい。

まず第一歩で明日プールに入る予定だけど、いつ以来だろ? もしかして2016年9月の伊良湖トライアスロン以来??

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『覚醒せよ、わが身体。〜トライアスリートのエスノグラフィー』

  • 初著作 2017年9月発売

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