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2016年12月 1日 (木)

最新トレーニング理論 「Reverse Periodization」 序説

2013秋のアイアンマン世界選手権KONA226kmは、僕にとってロング初挑戦の一発勝負。しかしロング用の練習は直前の6週間だけ。その年の目標は51.5kmでのランキング三連覇。前年秋の救急車事件もあって年末にゼロから身体を作り直し、ショート専用のトレーニングしかできなかった。8月末にランキング確定させてようやくロング対策を開始。その際の方法が "Reverse Periodization" だ。(といって明確に意図したのでもなく、結果的にそうせざるをえなかったのだが)
 
その方法論をブログで何度か説明しているのが、大御所ジョー・フリール先生。
 
彼の「トライアスリート・トレーニングバイブル」第4版が紙の英語版ながらも国内でも売れているようだ。詳細は人気ブロガーによる解説シリーズ→ http://rumiokan.com/?cat=14 ご参照。
 
注意したいのは、”Training Bible”であるという点にあり、忠実にトレーニングして得られる状態とは”Training Champ” に留まるであろうこと。この話はどこかで改めて書きたい。また、トレーニングの基本に徹しているため、応用的な最新理論は深く書かれていないらしい。「Reverse Periodization」もそのひとつだ。
 
<Periodization=標準的な「期分け」について>
Periodization=期分けとは、期間ごとにトレーニング目標を分ける方法。
 
一般的には、
  • オフが明けたポストシーズン(=オフシーズンともいう)に長時間×低負荷のLSD=ロング・スロー・ディスタンスから始め
  • 次第に負荷を上げ、それに伴って練習時間を減らしてゆく
これは耐久系プロ・アスリート達の伝統的な手法。古くは自転車ロードレースがそうだし、最近でも長距離トライアスロンのプロはそうしているケースが多い。
 
ただ最近では例外も多いことは、僕のブログとFacebookでも紹介してきた通りね。
 
端的に言えば、多くの市民アスリートには向かないと思っている。例外は、基本的な耐久能力が未発達の、つまりは初心者。僕はこの過程を2009年11月頃〜2010年2月頃まで実行している。僕は基本 LSD否定論者 だけど、完全なLSD否定論でもないのです。
 
プロ選手の違いとは、冬の時期から、毎日、一日中、トレーニングし続けられること。彼らの多くは、寒い時期に暖かな地方に長期合宿したりもする。全く前提条件が違う。
 
Reverse Periodization=最新手法について>
それをリバースするので、
  • 「短時間(=短距離)×高負荷(LT以上)」から始めて
  • 「長時間×低め負荷(LT以下)」へと移行させる 
その大きな目的は、レース直前に、レース同様の練習を増やすこと。これほどに重要な練習はないだろう。つまり、「長時間×低め負荷」で進行する長距離レースのための準備法だ。採用の目安は4時間以上のレースであること。
 
詳しくはこちら公式ブログご参照(英語)
<僕の2013年の経験
10月に書いたブログ→ 量と質の関係:序論 〜「ポストシーズンの魔法」に向けて の図に加筆すれば、こちら上側、青いラインの流れだ。
 
20161201_223808  
もう少し書いてみようか。
(つづく) 
 
<おしらせ:スイム講習会>
この理論からも、今の時期は、スイム技術改造に取り組むべきです。
 
三浦広司スイム講習会、年内はあと1回です。詳細はFacebookイベントページ(見れない方は、メールアドレス記載でメッセージください)
撮影会も開催
会議室の動画分析ゼミは、一回限り開催。
クロールの基本は100mで、長距離は緩めていけば対応できます。レデッキーも孫楊も100mでも超速いのです。そこで、
  • 1980年代頃からの世界トップ100m選手の泳ぎを、時代を追って、解説('80-ゲインズ、ビオンディ、'90-ポポフ、等々)
  • 最新の100mの泳ぎ方の解説(マケボイ等)
  • 長距離への応用例(レデッキー、パルトニエリ等々)
  • トップトライアスリート(ジョディ・スワロー、ダニエラ・リフ等々)
と順に動画解説するセミナーを開催します。時代の進化により、速いクロールとは何か、階段を登るように理解します。次に階段を降りるように、長距離の競泳トップ→トライアスリート(=ツッコミどころ多)、と説明します。ちなみにリフ選手の泳ぎは「ひどい」(三浦コーチ談)が、現実にレースで戦えるレベルを確保しているわけです。その最低条件も理解していきましょう。  
 
第二部では、各自の泳ぎの動画について個別解説していきます。
<おしらせ:「渥美半島の風」>
僕が寄稿した「潮騒のなかの祝祭」も好評な愛知県・渥美半島の情報誌「渥美半島の風」創刊号、毎月5日+20日の月2回での発送とさせていただいております。今週末(12/4)までにご注文・入金いただければ、週明けに発送。

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