« 五輪トライアスロンは既にスプリント勝負 〜リオ男子バイク勝負の「140秒」を徹底分析 | トップページ | 「トライアスロンお金がかかる説」、僕のコスト実績5例から検証しよう »

2016年11月23日 (水)

水の「重さ」を制御する 〜三浦クロール講座あと2プール+1ゼミ

昨日の東北余震で、改めて津波の威力が話題になっている。津波とは、「波」と違って海面全体のせり上がりなので、地球に押されているようなもの、しかも凶器の混ざった乱流であるわけだ。
 
僕も実感したのが、以前に水流プールで撮影した時。100m1:20設定、時速数kmでも、水はとても重かった。これが時速30km以上になればどうしようもない。
 
スイマー目線でいえば、引きずる水はそれだけ重たい、ということ。
巨大タイヤを引いて走るトレーニングがあるけど、ほぼそんなようなものだ。
 
上の動画では、たぶんヘッドアップした瞬間が切り取られている。
20161123_145943
アタマの重みが下半身にかかり、腰が沈み、後方に巨大な泡が発生している。足も深く沈んでいる。横のメモリでみると、モモが30cm、足先では40cmくらいの水深だろうか? これだけの水を押すのはすごいエネルギーが必要。全部ブレーキだ。(今はもっと上手くヘッドアップできている)
 
ストローク面での最大の問題は、脇を早く締めすぎていること。手を「掻く」意識の空回り、もしくは、水の重さに負けて、水を逃がす形をつくることで腕を回している。
S14
ストロークの水はより重く、ひきずる水はより軽く。
単純な基本原理ほど難しい。
 
・・・
 
大人になって水泳を始めたトライアスリートのクロールでは、
  1. 正しい姿勢が取れない
  2. 呼吸が正しくできていない
  3. 肩が致命的に硬い
といったストローク以前の姿勢レベルの課題が多い。これら技術は相互に関連するもの。
 
このままでは、レースでも、抵抗が増えてタイムを膨らます上に、体力的・精神的な負担も増えて過度なダメージをバイク以降に残してしまう。
 
 
<プール講習会>
以上の考えから、三浦クロール講座では従来、どちらかといえば「ストローク」について説明してきたのですが、年内の最後2回、より基本に立ち返って説明することにしました。
  1. 基本姿勢の徹底
  2. 参加者それぞれが考える自己課題
  3. 強いストロークの作り方
という優先順です。
 
【プール練習会】 年内残り2回
詳細はFacebookイベントページからご確認ください。
11/27(日)プール20-22→ www.facebook.com/events/285161848547833
12/4(日)プール18-20→ www.facebook.com/events/594540980754901
(見れない方は、メールアドレス記載でメッセージください)
次回は年明けです。
 
 
<会議室の動画分析ゼミ>
12/11(日)18:15〜21:00→ www.facebook.com/events/160289534440174
 
クロールの基本は100mで、長距離は緩めていけば対応できます。レデッキーも孫楊も100mでも超速いのです。そこで、
  • 1980年代頃からの世界トップ100m選手の泳ぎを、時代を追って、解説('80-ゲインズ、ビオンディ、'90-ポポフ、等々)
  • 最新の100mの泳ぎ方の解説(マケボイ等)
  • 長距離への応用例(レデッキー、パルトニエリ等々)
  • トップトライアスリート(ジョディ・スワロー、ダニエラ・リフ等々)
と順に動画解説するセミナーを開催します。
時代の進化により、速いクロールとは何か、階段を登るように理解します。
次に階段を降りるように、長距離の競泳トップ→トライアスリート(=ツッコミどころ多)、と説明します。
 
ちなみにリフの泳ぎは「ひどい」(三浦コーチ談)が、現実にレースで戦えるレベルを確保しているわけです。その最低条件も理解していきましょう。  
 
第二部では、各自の泳ぎの動画について個別解説していきます。
 
 
<三浦コーチ個人指導ご希望の方へ>
最新情報は、こちら「三浦コーチの個人指導」専用のグループページにて更新していきます。非公開設定なので参加申請ください→ www.facebook.com/groups/1149370821818723
 

« 五輪トライアスロンは既にスプリント勝負 〜リオ男子バイク勝負の「140秒」を徹底分析 | トップページ | 「トライアスロンお金がかかる説」、僕のコスト実績5例から検証しよう »

◆* クロール/OWSの技術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 五輪トライアスロンは既にスプリント勝負 〜リオ男子バイク勝負の「140秒」を徹底分析 | トップページ | 「トライアスロンお金がかかる説」、僕のコスト実績5例から検証しよう »

フォト

『覚醒せよ、わが身体。〜トライアスリートのエスノグラフィー』

  • 初著作 2017年9月発売

フォローください

Blogランキング

無料ブログはココログ