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2016年6月17日 (金)

【スポーツ動作の原理】 筋力発揮は一瞬、もしくはリレー

まずはランニングコーチ岩本さんブログより:
 

「RUNが生活に浸透している人にとって、1・立つ 2・歩く 3・走る の順にダメージが大きい」 (非エリート向け現実的対応が得意な方ですね)

本日の結論1: 立つ、歩く、もトレーニング

立つ、歩くのダメージの仕組みとは、筋肉の継続使用、だと僕は思っている。歩く動作は筋稼働時間が長いが、ランでは接地の一瞬だけ。接地以外の時間とは、マペットの如く、上体によって釣り上げて操作してるようなものだ。その操作レバーが「腕振り」であるわけだ。
 
そもそも動物は、力入れっ放しという動作はしないと思う。人間でも子供はしない気がする。例外は人間の大人。器用な腕と、文明&文化の中、そうゆう動作を後天的に学習しているんではなかろうか? たとえば子供が学校で学ぶ「きおつけ!前へならえ!」とかで静止し続ける動作なんて、まさに文化的なものだ。(たぶんルーツは軍事訓練)
 
そしてスポーツでも、教科書の中途半端な理解によって、力を入れようとしてしまう。たとえば、ランでは蹴って進み、バイクでは下死点まで踏み込み、スイムではストローク中ずっと力を入れようとする。だから、がんばっても、速くならない。
 
一方で、速い人は「蹴らない、踏まない、かかない」(竹内鉄平さんコメントより)。動物の身体で、筋力とは、一瞬でしか発揮されないものだからだ。
20160603_13032_2
 
そんなことをFacebookに書いたら、岩本さんブログ更新され:
 
 
と解説される。 このゆっくり弱い筋収縮は、本来はダメージが少ないが、身体が慣れてないレベルで繰り返すと、ダメージになると。適当というのはそうゆうものだ。
 
つまり、高効率なスポーツ動作において:
 
結論2: 出力は一瞬
 
では、継続出力が必要な場合はどうするか? 例えば、バイクは常に脚を回し続けるし、クロールでも1ストロークでおおざっぱに1秒くらい水を押していたりする。そこでも、ランの「事前反射収縮」の仕組みは共通するはず。そこで、こう考えられる:
 
結論3: 継続出力はリレー
 
個々の筋肉が発する一瞬の力を、複数筋群でチームを組んでリレーさせればいい。 そのつなぎ方で差が出るわけだ。(クロールの場合は講習会で説明している通り)
 
その際に、筋肉によってタイプがあり、胴体側の筋肉ほど、耐久性が強い。(でないと姿勢維持とか呼吸とかできないからね!) そこで、こうした継続出力が得意な筋力は、より長いリレー区間を担当すべきだ。そこで:
 
結論4: リレーのベースは体幹
 
これが昨今のスポーツにおける「体幹ブーム」の真の仕組みは、ここにあると思う。
 
最終結論: トライアスロンの技術とは「つなぎ方」
 
以上!
(めずらしくシンプルな文章を書いた笑)
 
<以下、参考文献>
ランで接地時間を短くする話は常識だよね? レース前日は走らず、歩かず、立たず、脚を温存」とは岩本さんの本で。
(右は電子版) ペダリングの強パワーが「一瞬」なのは、例えば2016年6月号サイスポの特集キーワードは「独走力」 自分史上最速になる!」参照。
 
スイムはわたくしにて作成中(いろいろあって進んでませんが)

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