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2015年9月17日 (木)

伊良湖トライアスロン2015総合準優勝レポート vol.4 Run編 〜振り子走法は「デブほど上りが速い」

シカゴでイラゴのイチゴ。伊良湖’15レポートをシカゴで公開。せっかくシカゴなのにー宿題をやり残してはいけません! と行きの機内で書き終えたです。ただいま1日目の夜9:30。気持ち良くつかれたー!
 
イラゴ最終回はレースRun編と、そこで使った、体重を推進力に変換する「ディフェンス系」ランニング技術についても少し解説。そう速くはないが、少々コンディション不良でも崩れず、そこそこな順位を防御できるしぶとい技だ。
 
◀ Run ▶
レース、Bike3周目後半にさらに一人抜かれ、5位でT2通過。
ランは、入りの1km近くがほぼ唯一の平坦区間。ピッチ重視の力をかけ過ぎない走りで、ラン用の筋肉を落ちつかせたい。GPSが示すペースは1km4分。上がらない。去年はここで3:40くらい出してた気がする。でも、レース中に対話可能な相手は「今ここにある自分の身体」のみ。
 
片道5kmに50mの岡を2つ超え、その間は完全な平坦が殆ど無い。脚は去年のようには動かず、肩甲骨を激しく揺さぶって発生させる遠心力でイモムシのように着実に鈍く進む走法を選択。1つ目の登りに入り4位通過さんが「キツいですね、、」私「そうキツいよーここは!」と声を掛けながらパス。2つ目の上りに入り3位通過さんをパス。ここで今日始めて総合3位表彰台に乗っかる。
 
途中、太平洋を見渡す絶景ポイントでは、強烈な向かい風。山中のランコースでは気付かなかった嵐。Bタイプの多くはバイク中で、大変な状況であろうことに気づく余裕は無かった。ただ、風の抵抗を最小限にするようゼッケンベルトの位置を治しただけ。
 
折返しで、1-2位との差を確認。1位ヤマモトさんは去年のざっと2倍のリード、2位イマエダさんは去年のヤマモトさんと同じか少し近いかな。復路=3つ目の登りに入り、後続をチェック。コンドウさんは見事なスピードだが、安全リードと判断。最終目標を2位と設定し、ペースを上げる。
 
写真は、復路3つ目の上りを終え、なかなか見えてこない前2人を追う緩い下り。
すれ違う背中はいわゆるイケノチヒロとして知られるクラウチめだか選手の往路。上りなのにまっすぐ伸びた綺麗なフォームだ。
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撮影はシバタタクヤ学校(正式名スカッ!とタクヤ、だっけ)応援団の反保 秀明氏。嵐の今回は、応援し続けるほうがたいへんだ。彼らどの大会でも、ゴールまでもうひと頑張り、という苦しい箇所に陣取って応援してくれる。でもカネ払ってない僕まで応援していいのか!?笑
こちらは前後するが、同じポイントの往路=2つ目の上り。1-2枚目の位置関係から、A-typeの後続選手との明らかな速度差がわかるだろうか(エヘン)
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◀ Runフォーム解説 ▶
僕のRunの基本は、たびたび書いてる通り、振り子運動により、体重を推進力に変換するイメージ。
上りでは、体幹で推進力を作る。肩のローリングで腰を回して、その結果として脚が振り回される。デンデン太鼓みたいな。肩が動くのは肩甲骨を動かした結果で、肩に意識は無い。「腕ふり」というが、腕はもっと意識が無い。
下りでは、上体を揺さぶりながら身体を前に放り投げてる感じ。着地でブレーキを掛けない脚の末端に意識を向けるのが上りとの違い。
 
実際には、上りでも脚の末端部をより使う=足で蹴る走りの方が速い。(→足底筋炎などのリスクも上がるけど)
また下りの写真からは「かかと着地ブレーキ」も「ヒザ曲げすぎ筋酷使」が多発してることがわかる。今季、良質のトレーニングが不足している結果だ。
まあでも、今回の保守的レースとしてはこんなもんで上出来かな。
 
◀ 秘技「ナンバ走り」 〜デブのが上りが速い現象 ▶
ゴール1.5km前からの最後の上り、イマエダさん(次に登場)に追い付き2位へ浮上した直後の動画をFacebookに上げている。3人めはA4位のエンドーさん。僕のがドタドタと醜い走りだが、ピッチが高い分だけ速い。GPSによれば1km4:15くらい。
上体をデンデン太鼓のように振って末端=脚を振り子運動させる、先述の走法。しかし、Bikeでの大腰筋酷使もあり、モモが上がらない。すると、摺り足で上体をハネさせない古武道の「ナンバ走り」のようになる。
接地時間が長く筋稼働効率は悪いが、上下動は少なく対重力効率は悪くないため、デブのマイナスは相殺される。
さらに、動力源である体幹部の質量に比例して出力は上がる。
これが「デブの方が上りが速い現象」の理由かな。
 
◀ でも1kmペース25秒落ち ▶
今年のゴール地点を起点とする9.2km区間でペース比較をすると、今年は往路1km4:18, 帰路4:15の平均4:17。去年は3:55-3:49で3:52(はや!) 1km25秒差はトータルで4分超の差。今年の1位とのゴール差は3分55秒だ。Runだけで1位を逃したと言えるが、まあBikeとRunは一体であり、Bike練習不足が効いている。
 
このパフォーマンス差は、結局は目標設定と意思の問題。先に書いた通り。
まあ、何年間も高く保ち続ける気は僕にはないので、まあこんなもんだ笑
 
繰り返しておくと、僕はそう速くはないのです。しぶとく結果を手にするのです。
 
◀ 装備 ▶
起伏が連続するコース特性上、クッション性重視のシューズが最重要で、Brooksのローンチ2を使用。基本使わないヒザから下は、CEPのスリーブでサポートする。
足首丈のショートソックスも用意したものの、トランジション短縮のため使用せず。ただ、これは数秒のロスをかぶってでも履いた方がよかった。シューズ自体は裸足で問題ないのだけど、雨で濡れた砂が靴に入り込む状況では、擦れてしまう。
 
Z3R0D(ゼロディー)ウェアは極上のフィットで「おせーよデブもっと速く走れよ」と急かしてきた。先の在庫処分セールで買った知人も高性能ぶりに驚いてたよ〜

◀ おしまい! ▶
話をレースに戻す。
最後の数百mの下りではデブの僕が絶対有利とみて、峠がゴールのつもりで駆け上がり、下りを体重任せにフリーフォールさせて、そのままゴール。
 
今年の出来で総合2位は、いま出来るベストを尽くした結果。Bike-Run, とくにBikeを、7月に練習しておけば勝つチャンスは十分あっただろうけど、それは客観的な分析としてであって、主観としては大満足。
 
伊良湖へは4度行き、1位1、2位2、台風中止1。ずいぶんと楽しませていただいた。インターハイ予選みたいなJTUランキングシリーズ大会と違って、地元に根づいたローカル大会は楽しい。て両方あるのもあるけど。
 
できれば、少し時間を置いて、この地域と大会の魅力について書いてみたい。トライアスリートではない普通の人達を対象に。
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