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2015年9月26日 (土)

ITU世界選手権Chicago4日目①スタート前 〜当日準備はトラブル続出

トライアスロンでは、スタートラインに立った時点でほぼ結果は決まっている。気合と根性で最後に伸ばせる量も、練習段階で決まっている。ただ、必要要素が多く準備も複雑なので、マラソンなどよりは不確定性が大きいけれど。

当日朝の直前準備は、この事前要因の最後。実際、そうゆう一見しょーもないような要因で大きな結果が動く場面を、僕は何度も見てきた。

頭でわかっていて、実際にできないのがトライアスロン。レースに慣れるに従い、経験が増えて対応しやすくなる一方で、油断もおこしやすい。たぶん30レースを超える僕でも、未だに失敗する。そして今回も…

<9/19土>

朝4時過ぎ目を覚まし、天気予報を確認。ビーチ域には遊泳ほぼ禁止の警報が出され、強風による2-3mの高波と、沖まで一気に流される危険な潮流=リップカレントの発生可能性があると。ミシガン湖はリアルに海だ。ちなみに琵琶湖の約200倍の水量があり、飛行機から見下ろしても対岸が見えないのは連載初回の写真の通り。

しばらくウトウト。5時にSwim含めた3種目開催決定がアナウンスされる。よかった。準備開始!

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<預託ほぼ失敗!>

レース準備は、どれだけ慣れても、手順と時間をメモ書きすべきだ。僕は慣れるに従いサボることが増えたけど、やはり紙に書いてかないとダメ。今回は、急な日程変更により、修正前の手順が中途半端に頭の中に残っていた。反省のために書いておこう。もともと、

  • 2日前:夕方に選手受付。ゼッケンとかもらう
  • 前日: 昼までにバイク最終チェック、午後にヘルメットと一緒に預託
  • 当日: 7:00-9:20にランシューズ他の残りをセット、スタート付近集合10:45、スタート11:05

という日程。そこに毎日のように変更が入った結果、1日づつズレて

  • 前日: 朝受付
  • 当日: 6:00-9:20に、「バイクを含めた全部」をセット

となった。よくある国内レースと同じになっただけなんだけど、「2段階でセットする」イメージが残ってて、

  • 当日6時過ぎ: バイク関連一式(ヘルメット・シューズ・ボトル込み)をセット
  • 残りは、2度目でいいやー

と行動してしまった。おわかりであろう、最新日程に2度目はない! 笑

当日、バイク持ってロビーへ降りると、日本チームマネージャー斉藤さんがお出迎え。話しながら、ボトルに水入れてバイクシューズも持ってこう、と一度部屋に戻ってロビーに降りると、ユニフォームチェックもあるらしい、と情報が入ってまた取りに戻り、と既にバタバタ。実際にはユニフォームチェックはなかった。運営側も、急なスケジュール変更のため、手順を省略したりしてるんだろう。

<バイクにもトラブル!>

ヘルメットかぶりバイクシューズ履いてバイクを漕いで会場へ。するとハンドルバーのリア変速スイッチが効かない。最も多用するところだ。停まって確認。電動変速の前ジャンクションのコードが浮いていた。手でギュッと押し込めて復活。気付いてよかった! 最終チェックは本当に大事だ。(同様のトラブルでレースが壊れた方を知っているが、彼は復旧しないままカテゴリ優勝していた。。)

DHバーの左右高さのズレも今更発見。実は昨日のバイクで気になって、部屋に戻ったら直そう、と思った箇所だった。その後変速不良が発生し、その記憶が飛んでしまったのだった。しかし、六角レンチを持っていない!

トランジション入り口ではJTUエイジ担当理事のキリヨさんと吉田メカニック。吉田さんに六角レンチ借りて修正。居ること知ってて安心してる面もあったかな。

教訓: 機材チェックは直前までやるべきであり、その修正は前日に完了させておくべきだ。

<トランジットの位置関係を確認しよう>

トランジション内での自分のバイク位置も、確認しておく。これは非常に大事で、トップレベルの選手でも、このミスにより軽く数十秒をロスするケースは多く、今回の日本人にも複数おきた。やるべきは

  1. トランジット・エリアの入口に立つ
  2. そこから、どの方向に走るべきか、最初の目印を決める
  3. 最後に立ち止まるべき場所を確認

の全てを事前確認すべきだ。つまり、まずこの景色を見ておく。

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Swimからの入口。左下のゼッケン表示に注目。日本と違い、大きい数字が上にくるので、いつもの感覚では見逃してしまう。この確認を、BIKE INのゲートからも行う。

<エネルギー戦略: ありません! or お腹いっぱい食べる!>

戻って朝食、スタート4時間前なので手を抜かず4皿使用。

ゴール5時間前までは食べ続けていい、という話を聞いたことがある。ゴール13時として、今回なら8時まで。僕の胃袋だと、実際のレースで消費する以上に胃に貯蔵することができてしまい、無駄にオモリとなりがちなのが注意点だ。

すなわち途中に補給食は要らない。電解質補給用のポカリスエット内の糖分くらい。

Img_3124_2

<セッティング>

というわけで、6:00−9:20は最終セッティングだったのに、「設定は二度」という思い込みによって10時過ぎに最終設定に向かい、ゲートの方に「ブーーー」という不正解音を真似されるアメリカンジョークをかまされる。

「何を置くの? 置いておいてあげるよ」とのことで、ゼッケン番号を見せながら、ランニングシューズを預ける。「どっち側に置くか?」と聞かれるなど、対応は親切だ。この際、日の丸必勝のハチマキを預けるのを忘れた。また最終チェックができないことで、少しのタイムロスにもなる。まあ、結果オーライの範囲かな。

おかげで、裸足で本来歩く必要のなかった長距離を歩き、さらに荷物預け(Baggage Check)を探して無駄に遠回り。このために、使い捨て紙スリッパを使う方もいた。かしこい。

<スタート前>

30分前にスタート付近へ。日本人同カテゴリの4名全員で記念撮影。

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早めに入口付近に移動しておき、前から10名以内の位置を確保。スタート準備位置へ誘導され、5分前の前ウェーブのスタートと同時に、ウェットスーツの中の時計をスタートさせておく。時計をウェットスーツの袖に戻さないといけないので、いつも早めに行っている。ついでに、「On your mark」の声からホーン音までの時間差がほとんどないのを確認。

周りはデカく胸板も厚いガイジンさんばかりだが、スイムに少しでも自信をもって臨めるのは、気分がいい。

レース直前の緊張感は、いつも楽しい。嫌な緊張感ではない。僕はいつもこうして勝ってきたしね!

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