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2015年9月16日 (水)

伊良湖トライアスロン2015総合準優勝レポート vol.3 Bike編

シカゴ世界選手権へ向かう成田なう。2010年からのJTUランキング参戦の最後を飾る日本代表公式派遣、5年半よくがんばったオレ。自分を褒めてあげる。いまのうちに伊良湖レースレポート書いとかないと。
 
◀ Swimまとめ ▶
前回、伊良湖Swim編をまとめると、3位への付き位置(=真後ろに付く戦術)を取れたことに満足し、結果、それほどタイムが伸びてはいない。まあそれでも、2位今枝さんとの差は、距離差(GPS実測で去年1.0km、今年1.7kmとか聞いたような)と最後のコースミス15秒?とを考慮すれば短縮しており、また去年少し先行されたヤマモトさんに1分30秒差を付けることはできたけれど。
 
このように、レース中の自信の程度は、レースタイムにも反映するものだ。
練習まで含めれば、もっとそうだ。
 
自分のことを、どれだけのトライアスリートと認識するかで、練習の質は劇的に変わる。僕はその上下ともに経験しているから、確信を持って言える。
パフォーマンスを決める根本は、セルフイメージの度合いだ。
 
◀ Bike ▶
ウェーブ4位通過で、前を追う。前に居るはずの今枝さんとの差を少しでも詰めたい。後から追ってくるであろうヤマモトさんやコンドウさんから、少しでも多く逃げたい。
 
はじめは90回転前後の高回転で直線7kmを38kmh台、折返して少し落ちる。1周目おわりにビューンという風切音と共に一人抜かれ、抜き返すが、再び抜かれる。先の写真はこの頃。
二周目に入って、さらにゴーーーというディスクホイール特有の太鼓が響くような音とともにヤマモトさんに抜かれる。つまり、Swimの1:30差(=Bike1km)を14kmほど(20分ちょっと)で追い付かれた=1km6.4秒、時速差は3km近い?
伊良湖のBikeコースは狭くて混雑するので、距離を10m以内に保って前にペースメークしてもらうのがベスト。
Img_3553Img_3554写真はBike21-2km地点か、Yosuke Kashima氏撮影。
 
とはいえ急場ヤッツケなBike, 次第に離され、3周目に入ると見失う。
でも意外と維持できてるなあという気もして、最後の3周目、55×11のアウタートップにギアをあげて、70回転代でグワングワンと回す。
この感覚が本来の僕の走りに近い。1周めにこれをしていれば、二人に追い付かれるのも、離されるのも、幾らか遅らせることが出来たろう。
さらに練習からそうしてれば、二人に追い付かれることもなかっただろう。ベストパフォーマンスであれば。
 
◀ 技術解説 ▶
写真前からは、僕の「姿勢≒空気抵抗」の低さが見える。も少し小さいヘルメットならもっと減るか。
 
みんなから言われるのはサドルの高さ。
どちらも、しっくりくる位置を微調整した結果とりあえずこうなっただけ、根拠も自信も一切ない。
3周目の低ケイデンス走では、よりサドルの前側に移動した前乗りで、ハンドルからの上体筋力で体重をペダル上に移動して、ペダルに体重を落とすイメージ。
きちんと練習できていれば、この回転数を80台に持っていける。(1−2枚くらいギアは落としてでも)
その中で動作をスムーズにしていけば、筋肉疲労も抑えることができるはず。
そのイメージだけ、思い出した。
 
前日、Ceepoをロング向きアップライト設定で試乗した時、こうゆうポジションは試してもいないなあと少し驚いた。まだまだ探求は続く。
その前に来季は、ITUドラフティングレース仕様を新たに探る。
 
◀ レース経験 ▶
こうゆうのが、直前3ヶ月くらいの期間でのレース経験だ。
去年までは、こうゆうバタバタしたレースを5−6月に経て、トレーニングで修正してから、勝負レースを迎えている。
このように、レースは最高のトレーニング。とくにBikeはコース特性として、1時間の全力平坦走は実質的にレースでないと出来ない。一方で、準備、時間、費用、気持ち、あらゆるコストを浪費する。
効率を重視するなら、日々のトレーニングへの集中度を高めねばならない。
 
◀ ウェア ▶
Z3R0Dのパッド無しモデルを使用。たまたま代理店さんで余っていて、優待いただいたという裏事情があり、少々宣伝に協力しとります。
ISMサドルが柔らかいので(そのぶん重い)、ウェア側にパッドはほぼ要らない。その分、ランで軽快に走ることができる。
このウェアの生地の軽やかさ、柔らかさ=伸縮性、は圧倒的で、従来のASICSとは全く別物。空気抵抗も低いはず。
 
とかいって、転倒時のガードを兼ねてDesotoの掌一体型のアームカバーと、CEPカーフスリーブ(ウルトラライト)をしていて、これは少し空気抵抗を発生するだろう。そこまでは気にしない。
 
◀ 痙攣対策 ▶
痙攣を怖がる人は多いけど、なりそうでならせないのも、技術の1つだと思っている。
練習不足の脚は、レースでの高強度の筋使用にびっくりして痙攣を起こしがちだ。
その理由の1つは、必要以上のパルスを大脳から筋肉へと送っているのだと解釈している。攣りそうなら、筋肉に出す電流の量を抑える。この微妙なサジ加減と、塩ほかミネラル分のバランスとが、両輪だ。
 
ボトルには、750mlの水に粉末ポカリスエット1L分と塩少々の濃いめボトル、650mlに水。時々の状況で飲み分ける。
案の定、バイクで巡航速度に乗せてほどなく、内モモが、次いでフクラハギが、ピクピクし始める。
 
フォームを体幹駆動へと落ち着かせ、脚筋の稼働率を下げることで、モモは落ち着きを取り戻すものの、フクラハギのピクピク感は残る。
濃いめポカリの大部分を前半に飲み、ミネラル分が回るのを待つ。その間、CEPカーフスリーブは薄い生地でフクラハギを強力サポートしてくれる。
これも高性能ウェットスーツと同様に、「装備と技術の相乗効果」で、装備があるから痙攣しない、というわけではない。「技術を装備によって強化する」のだ。言い換えれば、装備抜きでも出来る、ということが基本。
  

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