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2015年6月13日 (土)

愛南大会は、国内ショート最高レベルの魅力度だと思う

日本の自然の美しさ楽しさを知るために、トライアスロン大会への参加は、最高の方法の1つだ。美しい自然の中を、自分の体一つで進む。そこには、海に入り、道具を使って長い距離を高速移動し、最後には脚で体重を受け止め一歩づつ進む、という多様性がある。
あるいは超大昔、魚が上陸し、四足の陸生生物へ、さらに二本足歩行へ、と進化してきた過程のおさらいでもある。かどうかはともかく。
 
そしてある地域の魅力を伝えるのにも、大会開催は、最高の方法の1つだと思う。今日は、そんな運営側の話を書いてみよう。
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(撮影:元同僚のトライアスリートShimonoさんご夫妻)
 
<愛南という地域>
愛南町は愛媛県の南西端。お遍路さんの通り道ではあったものの、四国はおろか普通の愛媛県民にとって、遠くてなかなか行かない辺境だそう。愛知県人にとっての伊良湖のようなものかな。
10年前の市町村合併後で人口2万、大会会場の旧西海町は合併時3,200人という小さな町。しかもこの10年間で高齢化と人口減少が続いている。中心となる旧城辺町/御荘町でもそれぞれ9000人ほど。かつては真珠養殖、夏みかん栽培、漁業などが儲かった時代もあったけど、今はダメ。さらに交通整備によるストロー効果で松山のような市街へ、また本州へと流出が続く。
 
そんななかで開催される定員360名の大会に、ボランティアさんは900名。バスで山を超えて集まってくる。小さな町にとって目一杯の盛大なお祭りだ。
 
2012年、高速が手前まで開通したことで、愛媛県民にとっての現実的な移動先として浮上した。そのPRイベントとして「愛媛南予いやし博」 が南部地域全体であり、その愛南町の中核イベントとして開催されたのが、この大会。気合が入っていて、大会への町の支出は毎年数百万~1千万円近いそうだ。
 
ちなみに2008年の選挙で今の清水雅文町長が当選した際、公約で新庁舎建設計画を撤回させたという伏線がある。旧町政でのハコモノ優先策が取られていたら、今頃オサイフに余裕がなく、存在しえなかった大会かもしれない。なお町役場によれば、学校の耐震化工事、町内全域のひかりインターネット整備などソフト面を優先させて、これから新庁舎建設に入るとのこと。
 
そこには長年の悲願があり、県内のTV放映もあって、本当に喜んで開催して頂いている雰囲気を感じられた 。
 
<おもてなし、いや「お接待」No.1大会>
先月の横浜では僕のことを知っている方々からの応援が嬉しかったわけだけど、ここでは、町の子供たちがコースのあちこちに並んで、全ての参加者に対し、嬉しそうに応援してくれる。
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(撮影:Shimonoさんご夫妻)
この写真、エイドでの身の乗り出し方に、その気持ちが表れている。
 
1周3.3kmのRunコースのうち、応援のしようがないトンネルと急な下り坂(=応援要らない)以外は、本当に応援が途切れることがない。これは凄いこと。
天草大会の今年の中止を決めた市長は、理由の1つに「応援が少ない」ことを挙げていた。それには賛成しないけれど、でもこうして好例を体験すると、応援はそれ自体で価値になる。
 
景色も良い。コースの動画、39〜48秒あたり、右端に入る豊後水道は、ちゃんと脇見をすれば、しっかり見れる。登り区間なので、ゆっくり見れる。
街中の細い路地も、地元の高齢者と、おそらくバスで町内全域からやってきた子どもたちでいっぱいだ。動画1:50過ぎからは地味な印象を受けるだろうけど、実際には、暖かな雰囲気に溢れている。その「密度」は、他のどの大会にもない、国内最高レベルだと思う。宮古島ストロングマンも応援は暖かだが、こんな密度はない。
 
大会運営も、要所に運営のベテランを配置してるのがわかる。たとえばバイク周回コースでの、周回ミスの際の誘導手順を説明会でも説明していた。周回ミスというのは実際よくあることで、しかも分岐点を過ぎた瞬間に気付く事が多い。そこで急ブレーキ&逆走、ということをしたくもなる(同時期のセントレアの新コースでは多発していたらしい)。これは反則、失格になるし、なにより危険だ。
会場アナウンス=MCてゆうのか=もよく事前調査されていた。(根拠:僕のことを知っていたから笑) セントレアでは、スタート10秒前に興奮したMCが「フォー!」と叫んでフライングを誘発していたそうだが。。
 
小さな町の4回目らしからぬレベルの高さ。ここは、JTUが開催初期から入ってアドバイスしていること(2回めからランキング対象)、日本食研チームが番組スポンサーふくめ全面協力していること、なども影響しているだろう。
 
長く育ってほしい大会。
定員360名は今年はじめて、締切3日くらい前に満席になったけど、来年以降はもっと早く埋まるだろう。(僕がこうして紹介してるからね笑) エントリー競争の幸運を祈ろう。
 
<おしらせ>
スイム試泳時、10-15cmくらいの立派なクラゲがいた。6月はじめだというのに。
かれら目線からは、突然ウェットスーツで武装した巨人どもがバシャバシャ入ってきて恐怖に打ち震えていたことと思うし、もしかしたらその攻撃により命を落としたのかもしれない哀れなクラゲさん。でもその恐怖の中で僕らをチクリとするのはイヤだ。 クラゲ除けクリームで対策可能。正しく使えば確実に効果がある。ただ、いるとわかれば、レース会場では売り切れてしまう。今から準備しておこう。
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