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2015年1月 8日 (木)

トライアスリートがオフロードを走るべき8つの理由

(8田だけに)
 
常々書いてるように、僕のランの基本は、未舗装路、特にトレイル。
「バイクを飛ばした後のランの粘り」という僕の武器はこれで磨いている。
 
2015箱根駅伝でも、記録を塗り替えた青学は1周650mの専用コースを持ち、常勝駒澤は1周1.5kmの公園オフロードを定番メニュー化している。僕も時々後ろにつかせてもらっていて、彼らの体軸のブレのなさ、上下動の少なさにはいつも感心する。僕が勝ててるのは体重くらいで、スリムな彼ら僕の身体の中にすぽっと入りそうだ。上りで引き離されそうになるのをギリギリ追い、平坦を耐えて、下りで重量メリットを活かした自由落下で息をつき、また上り、という繰り返しを、僕の力が尽きるまで。。
 
そのトライアスリートにとってのメリットは、
  1. 弾力のある地面を蹴るため、筋トレ効果が高い
  2. しかし関節には優しいので、量を積んでも故障しない(実際したことない。月間最高で240km、普段は100ちょいくらいだが)
  3. よって、脚筋の落ちるバイク直後のラン(=ブリック)錬でも、思い切り飛ばせて、実戦的な高効率トレーニングを積める
  4. 一歩ごとに路面が異なるため、走りの感覚・技術が研ぎ澄まされる
  5. 上体が常に揺さぶられるため、体幹を実戦的に鍛えられる (=主に左右バランス)
  6. 細かな起伏により、パワーと走技術を鍛えられる (=主に前後バランス)
  7. ぬかるみなどでは、「重心・接地点・力点」の位置関係のズレに気付きやすい。正しい荷重ができていれば滑らない (=これも前後バランス)
  8. 時々つまづいたりで、身のこなしも研ぎ澄まされる (きっとバイク落車への対応力も上がっている=この効果は発揮されないことを祈る)
  9. たのしい
あれ9? つまりは多岐に渡る。というか、最後のを正当化するために、ほかのいろいろを理屈付けてるようなもんか?
 
<追記>
さらに可能性として、「長距離・ランパートの胃腸トラブル」対策の1つにもなりうるかな、とも思う。胃腸トラブルは飲み過ぎ食べ過ぎが主因かとは思うが、加えて、上下動からの振動が内臓ストレスになっている場合もあるかと思う。オフロードの上り下りの大きな変化(=ただし足腰関節への負担は少ない)は、胃腸ストレスを和らげる技術、ないしは耐性を磨く良い方法だと思う。あ十あった!
 
長距離トライアスロンのランとは結局、疲労した身体で効率よく進む技術の勝負なわけで(ラン勝負になるレベルならば、 体力はみな十分あるわけだから)、それを磨くのに、起伏あるオフロードは最適だと思う。
 
<オフロードのデメリット>
悪いことも書いておこう。
  1. 汚れる
  2. 事故リスク:滑ったり躓いたりでダイビング&ローリングを決めたり(=過去数回)、枝に頭ぶつけたり(=これは未経験)
  3. 故障リスク:足首ひねりや急激な筋出力がおきがち(=ありそうでない)
1. 日本人はやたらと舗装路を走りたがる。僕の走る公園でも、多摩川沿いでも。それは清潔好きがゆえかな、という気もする。まあ、お好きなように、微笑。
 
2. 事故リスクについては、ルート選択で対応可能。私は普段、廃棄前のすり減ったランニングシューズで走っているので、ちょっとしたスリップなど毎回のようにある。それでもケガはしない程度に安全な、熟知したルートしか走らない。
150104_155947x_2 <新春キャンプの風景>
 
3. 注意すべきは、故障のリスク。
路面変化の激しい箇所では、足があちこちに不規則に振られ、たまに足首をねじりそうになる。フクラハギの筋肉はもともと弱い上に、粗いトレイルほど頻繁に出力の急変動が加わる。モモは強く安定した部位ではあるが、たまに急出力がかかることがありえる。
 
そんなとき、CEPのような高性能ソックスがあると安心。フクラハギをサポートの主に、できればモモも、包み込んで余計なブレを抑える。CEPのホールド力は優秀で、一度でも履いて走ってみると、不安定な、あるいは過酷な状況ほど、高性能さを感じることができる。この安心感から速度・強度を上げられるという心理的メリットもある。
 
人それぞれ相性もあるわけだが、ランニング用ソックスとしての「作りの丁寧さ」は、誰にもわかるレベルで高い。上質な道具を使う気持ちよさってある。高いけど、これが自転車だと、これくらいの差額は気にせずにばかばかっと買ってたりして笑。
 
こうゆう高機能製品には、「依存してはいけない」という面もあるので、「使わないトレーニング」もすることで対応する。その「差を感じる」ことで、感覚を高めることができるはず。僕も、単に舗装されていないだけの整った土や芝生などでは、補正的機能はまず使わない。
 
結局、実害はほぼ無いと思っている。
 
<外国視点>
イギリス人ジャーナリストは自ら駅伝にどっぷり浸かりながら、日本人のエリートランナーは舗装路を走り過ぎだとつっこんでるのが「駅伝マン」。他に走る場所がないなら仕方ないけど(だったらバイク主体に切り替えていいとおもうが)、両方ある練習場でも、舗装路の方を走るランナーが明らかに多い。高いランニングエコノミーも、また慎重なオーバーワーク管理も必要だと思う。そうわかってやってるのならよいのだが。
 
トレイルランもエリートの世界は、少なくともアメリカでは、なんというか、超ワイルドな部分があるなあとスコット・ジュレク「EAT&RUN」を読んで思う。 元ジャンキーなんてみないし(いたりしてw)、野次る観客なんて聞かないし(野球サッカーなら普通だが)、日本の耐久スポーツ界はお行儀よろしい。

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