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2014年11月25日 (火)

「動作原理の理解」から始めよう 〜話題の逆上がり指導ブログから考える

僕がいつもトレーニングしてる公園が、日本生命のCMに出てる。絵になる空間だ。
20141125_175045 <日本生命CMより引用>
此処はジムとしても理想的で、低鉄棒だけで高さ3種あるので、大抵の上体の動作に対応する。手前の黄色いブランコ柵は「段違い平行棒」で、一方に足をかけ一方に腰を置き、超強力体幹トレーニングができる。ちなみに筋トレで大事なのは、その動作が実戦的であることで、徒に負荷を高めるだけではダメだ。
ここでアップを兼ねて上体を刺激してから、奥のトレイルに入り、終わってダウンに寄る。それが僕のトレーニングの基本型。レース前を除いて。
 
その鉄棒で筋トレしてると、隣で、9歳くらいの女の子が母親と一緒に逆上がりを練習してた。がんばり屋さんのはわかるけど、、
 
逆上がりは外形だけマネすると、体操の大車輪のように、鉄棒を中心にグルリと回転運動しようとしてしまう。違うのだ。逆上がりの動作原理とは、重心(=すなわち腰)を、いかに鉄棒に乗せるか、という「投げ上げ動作」なのだ。その軌跡を数式で書けば、y=rではなくy=ax^2(=は二乗)で表される放物線であり、いわば大阪冬の陣で天守閣めがけ打ち上げられた徳川軍の鉛の砲弾のようなものだ。 もしくは、鉄棒と接地位置とを二重焦点とする楕円軌道であり、いわば太陽を廻る惑星のようなものだ。
 
腰が鉄棒の上に乗っかればいいのだから、その通過時の腰の位置が、大砲を発射する際の的となり、それめがけ腰を最短ルートでぶつけにいく。その結果、重心(≒腰)位置は、鉄棒から地面へと鉛直方向に下りる垂線に沿って移動する。それは、非力な小学生にも可能なほどエネルギー効率が高い動作となる。
 
しかし女の子は、腰を鉄棒から離れた位置で回転させようとしていた。そんな物理法則から離れたやり方では、僕の筋力をもってしても無理。
 
この子に「無駄な努力」をさせてしまってはいけない。「正しい努力」に疑いを持たせてしまうかもしれないから。しかし昨今、公園で声掛けする40男には法的リスクすら伴うのである。この二律背反、200年前にドイツ人哲学者が唱えた弁証法が止揚されるべき状況なのであった。そして私は矛盾を解消する新キャラを誕生させ、
 
リアル湯川学とーじょー!
 
てセルフイメージで、爽やかにしてカッコよくアドバイスを始めた。
 
基本となる動作原理を説明した後で、具体策に入る。腰を棒に乗せるためには、片足を鉄棒の真上に高く蹴り上げる、そのためには片膝を顔のあたりへ蹴り上げる、そのために腰を鉄棒より少し下の「このくらい」まで持ち上げる・・・
とタスクを分解し、集中すべき点を絞りながら。
隣のお母さんに時々通訳してもらいながら、笑
やってみて、出来たことと出来てないことも、都度伝える。
 
たちまち女の子の動作のキレと目の輝きが変わった。
 
帰り際に走って追っかけられてお礼を言われると、まるで僕が善い人かのようだけれど、まー僕はただ逆上がりも二重跳びも後ろ跳びも飛び箱4段飛びもできなかった男の子だったその昔を思い出していただけなのさ。
 
ちょうど、逆上がり指導についてFacebookとかで話題になっていたブログ記事があった: 
シルクドソレイユの縄跳びパフォーマーによるもの。彼らは身体能力をお金に替えるという点で世界一流の存在だが、文章を書かせてもさすがに一流だ。あの舞台パフォーマンスは、それくらい考えられた結果なんだな。
 
結果を目的とすると、その記事のように、「これで鉄棒終了」なんてことにもなってしまう。
さもなくば、新たな目的を次々と必要するか。でも、それじゃあきりがない。
 
結果ではなくて、まず始めに「動作原理」を理解することから始めては、どうだろうか。
自分が指導する側なら、次に「操作技術」の変化を、鏡の如く伝えてゆく。
自分自身がプレイヤーであるのなら、「鏡」のありかも探るべきだろう。
 
それは、あちこちで応用できる一生モノの技になるだろう。
僕にとってのトライアスロンも、そんな動作原理を応用してるものの一つだ。
 

・・・・おしらせ・・・・

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