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2014年4月16日 (水)

想像以上に酷い、、「10代女子選手の危機」

ハッタリ君はちょいと義憤に駆られております。
耐久スポーツにそんな犠牲なんて必要ないんだ。
そして、3つの提言を用意したぞ。
 
まずは、昨日の「クローズアップ現代」のデータなどまとめ:
 
NHKでは、陸上長距離、新体操、体操、バレーボールの4競技で大学上位チーム62校にアンケート調査を実施、39校417人の女子選手から回答を得た: 
  • 10代で、3か月以上生理が止まる「無月経」を経験した選手が45%(一般女性の4倍)
  • 無月経の経験のうち34%が、後に疲労骨折を経験(=15%てこと? これは報告書を確認しないとわかりません)
  • 厳しい体重制限を行うことがある陸上・長距離などと、必ずしも体重制限を求められないバレーボールとの間に、無月経や疲労骨折の発生率に差がある
  • 指導者100人へのアンケートでは、無月経と疲労骨折の関係について「知らない」52%
  • 76%の指導者が、選手が疲労骨折をしたときに、月経について確認していない
参考:番組スタッフのコメント→http://www.nhk.or.jp/gendai-blog/100/185485.html

なお、無月経が何年も続いたという土佐礼子選手は、ハードなトレーニングを開始したのは大学卒業後のようだ。疲労骨折しながらもトップレベルを維持できたのも、その後で出産に影響してないのも、10代の間の「溜め」があったせい、とも考えられる。20歳過ぎての選択ならば、方向性としてはアリだとも思う。もちろん正しい方法で。

これは、指導方法を批判して終わる問題ではない。

増田明美選手の現役時代から認識されていた問題が、これほど長い間、なぜ放置されてきたのか、その背景から探るべきだと思う。
 
10代=とくに中高の部活指導が問題だとしても、そこには、顧問の先生方の専門性の問題(ほぼ無給ボランティアで大変ですよ!)、進学など学校経営、親の意識、など問題は複雑であるはずだ。
 
また、スポーツ医学界は、なぜ、その知見を現場に普及させることに失敗してきたのか。どんな行動を試みて、どこに壁があったのか。それとも「論文を書いて仲間内で評価されて終わり」、だったのか?
 
そこで提言1: NHKは、追跡調査して頂きたい
 
スポーツ界への提言は2つ
 
2.女子駅伝など中高の該当競技で、出場選手の平均BMIを調査
公表できれば尚よいが、いきなり難しいだろうし。
ただ、部の方から自主的に公開するのは、生徒集めに有効かも。
 
3.「軽量であることの競技成績への影響」へのスポーツ科学的調査
平均的には軽量有利だとしても、ランニング・フォームなどにより、高めのBMIでも勝てるスタイルはあるはず。
とくに、最近好調な欧米選手には、がっちりした体格で、アフリカ選手に互角に対抗できている印象もある。箱根出身のスリムな日本人エリートランナーは、彼らに周回遅れをくらわされたりして。
 
また、長期的な競技成績の推移も、調査すべきだろう。

番組サイトには投稿しといたので、本当に提言済みです。NHKさんが本気で追っかければ、かなりインパクトあるだろう。

この問題、みなさん関心も高く、放送前に大事だから見てね、とブログやFacebookに書いたら反響も大きく、アクセス1200+、ユニークユーザ700+、5割くらい増えた。

なお、トライアスロンでは必ずしも軽量有利ではないのは、以前から書いてる通りだ。娘さんを将来、長距離ランナーとして大成させたい方は、10代のうちはトライアスロンがいいかもしれないね?

今ランで注目してる→

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コメント

なるほど、、
病院だと、病気ケガを直す、という役割が基本なので、そもそも患者側が問題と認識してない現状では、どうしようもないですよね。
しかも、トップアスリートの絶対数が少ない。高齢で動かなくなった方々のが圧倒的に多い。。

ようやく注目され始めたのだとすると、よいことです。

長文すいません。
先日、偶然「スポーツ医学の現状と展望」という講演会を聴きました。
医学の世界は、ご存じの通り、それぞれの医師が専門科を標榜して診療に当たっておりますが、スポーツというものに携わる時、その専門科の見地から診療することが多いです。
スポーツ医学は整形外科医がメインになることが多いですが、実際のスポーツの現場では外傷や故障担当の整形外科、リハビリテーション科、栄養学・ドーピングや代謝、心肺機能担当の代謝内科・循環器科、子供のスポーツには小児科、問題の無月経など女性特有の問題に関しては婦人科の専門知識が必要です。
現実、スポーツドクターの認定を持っていても、そこまで幅広い分野に精通して、これらの知識を統合して診療している医師は非常に少ないのです。
このような現状が医療側にはありますし、指導側も知識を持って指導していない、現場に於いて医師の発言力・抑制力がさほど働いていないのが原因だと思います。
東京五輪に向けて、このような問題を打開し、スポーツ医学を発展させるため、診療科として確立させるために色々活動していると、演者の慶○大学の教授は話しておられました。

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