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2014年3月12日 (水)

【Training理論】 勝利の女神との愛・・・「栗村修のかなり本気のロードバイクトレーニング」

日本で最も自転車ロードレースを熟知し、かつ真摯な行動を続ける一人であろう栗村さんの2冊目。とても楽しく読める。
始めての著作はたいてい「経験全部つめこんだ!」的な著者の「人物像」を知る本になり、あるテーマについての著者の「知見」を突っ込んで知るには、2冊め以降を選ぶと良い。でこの本は、自転車ロードレースに本気で参戦する人のための、プロレベルにも通用する本当の基本を集約した一冊だと思う。

本当の基本、とは、つまりは、考え、行動するための軸。
方法、手法は人それぞれ違うものだけれど、それら全てに共通するもの。
これ抜きに、いくら細かい知識を詰め込んでも、自分の潜在能力を活かしきることはできない、というもの。

中途半端なブログ記事(こうゆうね!)を日々読むより、この1冊を熟読した方が遥かに強くなれるだろう。読後に、雑多な情報も自分なりに解釈したりダメ出ししたりできるような、教科書的な1冊。

というとカタクルシイけれど、そこは天然エンターテイナーの栗村さん、ロードレースっておもしれー、て気になれます。なぜか宇都宮で自転車プロチームが成長してきた歴史の中には、こんな彼のおもしろさが、地域の一般人たちに伝播していった過程があるのだと思う。
「チーム内処世術」なんてページを用意してるのもその一つだ。

そして、レースとは勝利の女神との愛の、、、

一番大事な情報は、最後、「トレーニング理論の正解は結局、レース現場にしかない」ということだと思う。アマゾンの書評で「具体的なトレーニング手法が乏しい」というのがあるけど、その疑問への回答もこれだ。

トレーニングとは、レースの感覚を再現すること。
これに尽きる。

パワートレーニング法などの「フィジカル向上のための理論」に拘るより、「テクニックの知識」の方が有効だよ、というのも全くその通り。フィジカルは「レース感覚」もしくは本能で高めることができるけど、テクニックは、経験だけでは学べない。高価なパワーメーターを活かせてない人はとても多いとも思うし。

トライアスロンのBikeパートも、基本は同じ。バイクラップ上位者はロードレースに出ても良い成績を出してる。僕のようにスプリント力が全く無くてもね。集団を活かす戦術は、そのままドラフティングの悪質さの理解として読めるし、その意味ではトライアスリートこそ必読書ともいえるだろう。

<僕の場合>
以下、確認としてメモしておく。

  • 高トルク低回数なので、サドル高く、クリート深く(足首使わない=この改善でフクラハギが攣りにくくなってる)、カカトさがっていい、膝で蹴り上がる大きなペダリング
  • 上半身使うので、ハンドルは低く遠くに(逆のが合う人が多いことを念のため確認)
  • コーナーはペダルとハンドルで押し付け、早め減速、立ち上がり小さく。

知ってたかどうかは問題ではない。大事なのは、確認することだ。

・・・

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