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2014年3月の11件の記事

2014年3月31日 (月)

【水泳理論4】 体幹で泳ぐための「ソフトパドル」練習

前回の3要素(=夜に改訂しとります)のうち、一番大事なのは、最後のだと思う。その劣化バージョンが、「水をキャッチしきれてないから、腕だけで運べてしまう」という泳ぎだ。
 
水塊というものは本来とても重たくて、腕だけで運べるような代物ではない。
運べるとしたら、水を逃している可能性を疑ったほうがいい。
 
そこで僕が改めて使い始めたのが、ソフトパドル。
筋力アップ用品と言われることが多いけど、水感を磨く効果が高い。より正確には、「キャッチ感と、体幹筋力アップを、表裏一体とする」ための練習用具、といえるだろう。
これにより、昨夜コメントに書いたフォームにForceを与えることを実現する。
「もしも水をしっかり掴めたとしたら、どうなるのか」をシミュレーションする道具でもある。
 
僕のはもともとは、江ノ島あたりでボディーボードやってた5年くらい前に、クラゲ予防と(電気クラゲを素手て掴みたくないし!)、海上移動を高速化できないかと思って(注:できません)、買ってみたもの。
ネオプレン製で柔らかいのでボードがつかめるのだが、後になって、多くのプールで使用できることを知った。硬いプラスチック(ポリプロピレン製とか)のはたいてい禁止されていて、スクールや部活の貸切コース専用品と割り切ったほうがいい。
 
アクアミット、スイムグローブ、などの商品名がついている、僕のはSPEEDOの旧型で、指先まで埋まる。今ならこのあたり。
TYRのは指先が出るようで、扱いやすそうだが小さくて効果は低め。逆に大型のは「抗力」が増えるが、入水抵抗まで増えて泳ぎにくい(ハードタイプだと入水抵抗が小さくて速い)。そこはまあ、デザインの好き嫌いでも構わない。
 
普通、プルブイを脚に挟んで浮かせ、腕の動きに集中する。プールで貸してくれるなら不要だろう。
僕は普通にキックしてます。
 
駆け込み購入なら、今日! かな??
単なる筋力アップ用品と誤解してしまうと、むしろ悪い泳ぎを身に付けることになりかねないので、丁寧にね。また書こうか。
・・・

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2014年3月30日 (日)

【水泳とかの理論3】 日本の市民スイマーが「体幹」を活かせない3つの理由

観察大好きな僕は、よくプールで3階の高さから、いろんな泳ぎを見下し、あ、ではなくて、、見下ろしてる。
速い人は、体幹をぐわんぐわん効かせてるのがわかる。多いのは、フォームは一見正しいのに遅い人。たいてい、腕だけ回してる感じ。「ローリング」を入れてる人は多いけど、ただ胴体が回ってるだけで、効いてない。これが、前回触れた、体幹活用の差。
水泳で体幹とは、主に腕の付け根、つまり、胸と肩甲骨周辺。での説明の通り、大胸筋はストローク前半に活かし、肩甲骨はフィニッシュまで使う。ここまでは皆さんご存知ですね(ですよね?)
 
これ応用すると、TIはストローク初期で大胸筋の大きなパワーを、ドライブにではなく、姿勢ハンドリングに使ってると考えられる。密集の中でパワーセーブしながら水流に乗る局面にいいかもしれない。
 
そもそも動物の骨格筋は、身体の末端ほど細く、中心に近いほど個々の筋肉サイズが大きい上に、多数の筋肉群と絡んでいる。動員される筋肉量が激増するので、あらゆるスポーツで、体幹を使え、と指導されているわけだ。
 
でも、みなさん活かせてない。なぜだ?
分析大好きな僕は、「フォームを意識し過ぎている」という仮説を考えてみた。これは3ステップある。
 
1.体幹の動作は、外から見てわかりにくい。
一方で、「手足の動かし方」なら、本とか動画とかで、マネしやすい。
 
2.日本人には「型」の文化が擦り込まれており、そこでは「細部」を重視することが美徳とされる。
(日本の会社の会議資料とか、えらいパワポで細かく作りこんだししませんか? でもガイジンさんとか超大雑把だったりしません?)
その文化的影響により、細部としての「手先、足先」に、意識を向けてしまう。
 
3.型を重視する日本人は、「フォーム」を大事にし過ぎて、「パワー」を軽視しがち。
フォームは、手足、特に先端を意識すれば、形だけは整えることができる。
しかし、その順序は、逆なのだ。
フォームとは、パワーを発揮した結果として外に表れるものだから。
パワーに意識を集中すれば、体幹は自ずと使わざるをえないのではないだろうか。
 
と春の嵐の中で考えて、日曜の昼過ぎ、この記事を書いてみたのだが、、、
嵐が去り、夕方の公園を少し走る途中、プールの観覧席に寄り、子供たちの泳ぎを見下してみると、まーそんな理屈っぽい話じゃないな、と思い直した。で以下、夜に更新。
 
子供と比べて大人は、
  1. 身体が硬い
  2. アタマも硬い
  3. 腕力があるので力任せな動きが可能
1.は、まあそうだよね。子供の胴体はぐにゃぐにゃしてる。(そのぶん逆に、ランは遅いし、自転車はもっと遅い)
 
2.は、「余計な動作意識を身につけている」てこと。
特に、自転車やランのように、硬い地面や機械を相手に動作する意識があると、水、という流体、まったくパラダイムの違うものを相手に、硬い動きをしがちだ。
 
3. は、非力な子供だと、全身の力を統合結集しないと、キャッチした水を後ろに運べない。大人の、特に男は、腕だけで一応運ぶことができる。
 
こっちの3つが、タイトルに対する結論です。
 
だから教科書には、体幹のような目にみえない部分の動きを、効果的に説明することが必要。また、思い込みを解きほぐすショッキング要素も大事。
 
高橋監督のは、本の端的な表現と、DVDの秀逸なパフォーマンスとで、両方に成功している。わりと普通なことを説明するのに、情熱とジェスチャーをたっぷり込められると、集中せざるをえない。やっぱり高橋さんすばらしい!
 
こうして「論理」で必要性を理解した後で、「視覚」で確認する。
奥野さんののDVDを推薦したのは、そのためだ。単純に「映像集」としてだけで千何百円の価値があると思う。プール底から見上げた映像は、僕の知る限り、これでしか見られない。モデルは男だけど、あ、いや、、イケメンで、、、戦績は中央大トリオに及ばないが、泳ぎはとてもキレイ。
 
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2014年3月28日 (金)

【水泳理論2】「フラットスイム」と「2軸クロール」の違い 〜それは体幹活用度?

1つ前回のに書き加えておくと、「100m1:40より速ければフラット・スイムに限る、1:45以上ならTIスイムでも可」というのが、僕の感触です。
この点、TIの竹内慎司コーチは、2005年、こんな説明をしている。
 
100mを1分切る速さを求めるのであればピッチを上げやすい2軸の泳ぎをお勧めします。それより長い距離、あるは遅く泳ぐ場合には、TIの泳ぎをお勧めします http://tiswim.jp/tsm/2005/tsm20051031_7.htm
 
9年前の話だ。 この間に、「TI優位な領域は、60秒以上域から105秒以上域へと、境界線が75%後退した」とも考えられる。
なんてインチキ統計学(笑)はさておき、それだけ、2軸クロール→その進化系としてのフラットスイムは、進化している。
 
<クロール泳法の歴史>
人間が100m1分の壁を破ったのは1924年頃、映画の「ターザン」で知られるワイズミューラー。まっすぐの腕をグルグルぶん回す「大車輪クロール」、ワイルドだぜ〜〜まさにターザン!
ほぼ半世紀を経た1970年頃にマーク・スピッツが「1軸S字ストローク」で100m51秒まで短縮。1980年代にローディー・ゲインズがS字泳法を完成させて50秒の壁を破る。
ポポフの「カヤック泳法」(1992)を密かな変革の芽生えとして挟み、2000年、イアン・ソープ(鬱病なう)やグラント・ハケット(薬物中毒なう…ナンデソ-ナルノ??)などオージー勢が「2軸I字ストローク」で衝撃的な記録を連発して、今に至る。
「フラット・スイム」もその傍系、進化系だ。
 
ソープやハケットは90年代から2軸で泳いでいたわけで、結局、ポポフの革新性が絶大な気もする。彼の泳法はカヤックの操船法と共通していて、手をパドルの如く前方に垂直に突き刺し、そこを支点に身体をスライドさせる。数年後に表れた「2軸I字」とは、その動作原理を活かすために後から磨かれた動作かとも思う。
日本の水泳界でも「2軸」は、2004年までには市民スイマーまで浸透していたようだ。
 
このように、現在主流の泳法には15〜20年ほどの歴史があって、少しづつ進化してきたわけだ。
 
<教科書>
ほぼ完成された2冊を紹介しよう。
昔の「S字」に慣れた水泳経験者のおじさん&お姉さんなら、まずは日体大水泳部の藤森善弘コーチの「2軸クロール完全マスターBOOK 」(2007)を一読し、考え方の違いを理解すると良いだろう。
誰にでも薦められるのは、早稲田水泳部の奥野景介監督の「水泳レベルアップシリーズ クロール  DVD付き」(2010)。
特に、奥野さんのの付属DVDの映像はよく出来ている。本の解説と照らして、さらには高橋さんのと比べて見ると、より深い理解ができると思う。
同じものを、複数の視点から見ることは、とても大事だ。
 
<違い>
かくして洗練されていった「2軸」と、最新「フラット」とは、実際の動作はおおむね同じ。むしろ選手ごとの個性の違いのが大きいだろう。特にトップ選手の技術は、本に書ける程度のメソッドに分類できるものではないだろう。(前回の「大原則」の通り)
 
だから、「説明の仕方が違う」と割りきってしまっていい。
この点でのフラットスイムの特徴とは、「体幹の使い方」を一番はっきり説明できている、ということだと思う。
 
2軸と、その進化系としてのフラットスイムは、体幹で進むのだ。
2005年頃のTI系の複数記事から推測すると、当時「2軸クロール」とは、上腕の強い筋力ではじめて実現される高難度なものと、誤解されていたようだけど。
 
とくにそれは、「ローリング」の方法論に明確に表れている。
それを実行できると、入水直後に、新種の推進力が出現する。(=本にはそこまで書いてないけど)
TIではこれを犠牲にするから、初心者向けの域を脱せず、上達してもスピードが伸びない、という仮説を僕は持っている。
 
なんにせよ、「フラット・スイム」の本の一語、一行には、ときどき、ものすごく深い意味が込められてたりするので、優先順位の一番目にオススメします。
質問はお気軽に。

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2014年3月27日 (木)

【水泳理論】 「フラットスイム」と「TI」の違い 〜例えばキャッチについて

トライアスロン/海/長距離の水泳法について先日書いた通り、 http://masujiro.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/lsd-eb17.html クロールの教科書は、的確さ、わかりやすさ、トップ選手育成実績、とにもかくにも中央大の高橋雄介監督に尽きる。

その記事に、Facebookなど含め少々反響があったので、追記しておこう。
 

大原則: 「理論の違い」なんて、たいしたことはない

 
萩原智子選手の「1軸S字プル」でのクロールの動画が公開されている。
古い古いいわれてるこの泳ぎで、100m短水53秒ですよ。最新泳法を知る男性のみなさんは何m差をつけられますか。
 
1.体軸を保ち、2.水を捉えて押す、という基本、言い換えれば、
1.抵抗を低く、2.推進力を強くできている限り、どんな泳法理論だろうが、市民レース程度なら勝ちまくれるはずだ。
 
逆にいえば、アナタが遅いのは(僕含めね)、泳法知識の不足ではなく、アタリマエの基本ができていないからなのだっ!
それでも、、、僕らは、泳法理論を学び、練習するしかない。闇雲に頑張って上達できるのは一握りの天才だけ。才能がないなら、努力するだけの話さ。
 

本題: 「TIスイム」との違い

TI=「トータル・イマージョン」は、初心者(たとえばマラソンからトライアスロンに進出した人)が、1.5kmなり3.9km(=正しくは2.4マイル)の遠泳に挑む、という場合にフィットする泳法理論だろう。指導者やレッスンなど体制も充実しており、「流派」という言葉がふさわしい。トライアスリートにも人気だ。
その基本をこの本が解説してる。
 
僕の解釈では、TIとは、「体軸=姿勢を保つ」ことを最優先にした泳法だ。その分、「水を押す」という、もう一つの要素を犠牲にしている。
 
具体例をあげると、TIの入水は、キャッチ位置が、低くて(=深くて)、近い(=遅い)。
結果、腕が水の抵抗を受ける上に、推進開始ポイントも遅くなるから、二重でスピードを殺す。
 
一方で、腕を沈めて維持する反動=重心バランス作用により、下半身は浮きやすくなる。片腕一本の抵抗よりも、腰から脚までが沈む抵抗の方が、遥かに大きいわけで、下半身が沈んでしまう方々(=とても多い)には、トータルでのメリットがあるだろう。
 
ただし、この泳法を磨いて速くなっていった場合に、その先には壁が存在する気がする。実際、ここの主な指導者たちも、海の1.5kmを24−5分かかっているようだし。
(僕は以前、スイムで失敗したレースで、あるTI指導者と一緒にスイムアップした記憶がある)
 
さらに、メリットとして訴求してるポイントは、僕のようなスピード派から見る限りにおいては、ズレている。「25m9ストローク」とかのTIの動画がYoutubeで人気だけど、僕は6−7ストロークで泳げます。ただ、28−9秒かかって、実戦で通用しない特殊な泳ぎになってしまう。なので、少ストローク化は目指していない。でもたまにドリル的にやってみると発見がある。つまり、「実戦で使わない or 使えないが、参考にはなる、カッコ、1.5km22分を目指す場合」というところ。
 
以上 まとめ
「1.5kmを25分で泳げるようになりたい!」「25mを9ストロークで泳いでみたい!」というレベルの人なら、試してみる価値があると思う。
その意味では、たとえば「60歳以上のアイアンマン」、あるいは「バイク+ランだけはべらぼーに強いけど…」という場合なら、TIを極めることで、KONA獲得や表彰台を狙うことも、できるかもしれない。
 
一方で、高橋監督の「フラットスイム」では、たとえば入水後、腕は抵抗を最小化する位置でまっすぐ伸ばした状態から、手首からキャッチに入る。つまり、キャッチ位置が高くて遠く、推進力発揮ポイントが早いため、長く推進力を発揮できる。
その条件は、姿勢を保てている、ということだ。
 
どちらを採用してみるか、の分岐点は、この「姿勢維持」を、フラットスイムの手法で実現するか、TIでか、だろう。
 
フラットスイムでの「ローリング」について等々は、長くなったので、後で。

2014年3月26日 (水)

例えば伊良湖大会が好きな方へ 『潮の騒ぐを聴け』小川雅魚(2014)

最近トライアスロン情報ばっかりなブログだけど、久しぶりに普通の本のことを書いてみる。

なにかというと、僕が伊良湖大会出場時になにかとお世話になっている現地の方が、この1月にエッセイ集を出版したのです。
そしたら、3/23朝日新聞、人気作家の出久根達郎が大絶賛している!

・・・これは読後感で最大のほめ言葉だろう。読み終わって、著者が身近な人に思える。酒を酌みながら、お話をしたい。もっともっと、いろんなことを聞きたい。著者の顔を見てみたい。

こんな気持ちになったのは、久しぶりである。久しぶりに面白い本を読んだ。エッセイ集の、傑作である。

 
今週の週刊ポストの「ブックレビュー」にも登場してるようだ。こちらは、
 
「何しろ文章が良い(というか私の好きなタイプの文章すなわち今は亡き種村季弘さんのような文章ーそしてそういう文章家が最近殆どいなくなってしまった)」
 

とりわけオススメするのは、例えば「伊良湖トライアスロン」のような、あるいは天草や佐渡のような、独自の風土を感じられる田舎のレースが好きな人。(て結局トライアスロンに戻ってる)

伊良湖トライアスロンは、愛知県の東南端に細長く突き出す渥美半島の先端で開かれる、東海地方の大人気大会。
 
半島という地形は、文字通り半分が島のようなもので、宮古や佐渡、あるいはハワイのように、離島ぽい独自の気風が育ちやすい。また、漁師の経済とは、高いリスクを取ってがっぽり儲ける、究極の狩猟民族文化だ。(だから日本人は農耕民族だからどーのこーの、なんてのは正確じゃない)
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このエッセイ集では、伊良湖育ちのイケメン大学教授(年だけど)が、伊良湖での昔や今の生活を書いている。人気作家が驚くほどのおもしろさで。その中に、土地の魅力、というかアラクレ感が、伊良湖太平洋岸の荒波の如くほとばしっている。地物の食べ物の美味しさも一緒に詰め込んでいるから、行って、食べたくもなるだろうな。「地方色豊かで、世間知の宝庫」と評されるだけはある。
 
その地方独特のおもしろさ、味わいは、伊良湖に限らず、人気スポーツ大会が開催される田舎にそれぞれに存在する。たとえば僕は天草でも地元の知人のお世話になるのだけど、そこでの地元の人たちの生活とは、この本で描かれているものと、似たところがあると思う。
大会運営のスタッフやボランティアさんとかも、そんな人たちがやってる、と思えば、また楽しみ方が変わってくるのではないだろうか?
都会育ちの方だと、こうゆう日本の田舎の雰囲気を知らない人も居るかもしれない。まず「情報」として知っておいてから、出掛けるのも、地方大会の楽しみ方が拡がることだろう。
 
僕にとって伊良湖大会とは、過去二度出場したけど、初回は台風で流れ、二回目は総合2位で招待選手獲得とおもいきや優勝者のみに変更され、と巡りあわせが悪すぎる。
なんだけど、ここに厄が集約されたおかげで、よそでは悪運が大爆発してる、と解釈することもできなくもないから、むしろこの巡りあわせには感謝すべきなんだろうか? 
と負け惜しみはさておき、今年はITU世界選手権のエドモントンが9/1(月)、その6日後に伊良湖大会。水曜あたりに帰国し、木金を挟んで、土曜に伊良湖入り、なんて強行すべきだろうか? それで今年のJTUエイジ王者=2015シカゴ出場と、伊良湖優勝=来年の招待とを両取りした場合の日程をどうしようか?? 
と悩みは尽きない。
 
やはり伊良湖は厄が集約されてる。。
でも、行けば写真の絶景と、美味すぎる魚が待ってるんだよね〜〜〜

2014年3月20日 (木)

2014日本選手権、42歳の初出場を狙います。

オリンピック出場レベルのプロ選手(トライアスロンではその可能性が高くないとフルタイムのプロ活動はできない、それを目指す若手、元プロの指導者、、、、、と集結するのが、トライアスロンの国内頂上決戦、10月お台場の日本選手権。おそらく東京五輪2020での会場ともなる。

42歳となるハッタリ選手は、初出場を目指すことにした。競技歴5年目にして、おそらく最後の限界チャレンジ。

期限は3か月。
6月都選手権での最低条件は、
400m4:40~5:00前後の泳力+Runパート34~35分あたりと予測。
Bikeを余裕をもって展開するには400m4分30秒以内が必要だろう。ありえない。4:40で第二、5:00で第三集団てとこだろうか。Bikeで脚を使って追い付き、Runで逆転の7枠入り、というレースプラン。
ふつうに予測可能な限界を激しく超える大ジャンプ。
 
挑戦は自由だ、笑

 
このレベルを6末に達成できれば、あとはバイクのLT域を伸ばすことで、9月エドモントン表彰台の可能性がひろがる。

大前提は、Swim技術の大幅改善。その上での強化日程は、

  • 4月: Swim&RunのLT域
  • 5月: 同、Vo2Max域 
  • 6月: スピード
  • 7月: BikeのLT域

背景の理論書はこちら
=また紹介します

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2014年3月17日 (月)

年間計画: お台場ねらうか、エドモントン表彰台か?!

Bikeトレーニングを、先週から再開。
Kona以来、5ヶ月の空白を超えて。

それでも、1月後半からベース(=LT)をトレイルやら大雪やらの中で高めてきたお陰で、この2年の今頃の感じまで、一気に戻せてる。急成長をコントロールすべく本日休養日。

パフォーマンスは、やはりLT域トレーニングで決まることを確信する。(3つくらい前の記事参照)

まずは8週後の横浜までにどこまで上がるか、楽しみ。

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今季はアイアンマンもKonaも眼中に無く(いずれ表彰台に上がりに行くけど)、51.5kmのJTUランキング4連覇と、9/1のエドモントン世界選手権での好成績とに集中する。

6月の常滑経由で9月のハーフ世界選手権の上位、というシナリオもありえて、エドモントン6日後のモントレブランに国内移動すれば良いので効率的っぽいのではあるけれど、中途半端なことはしない。

そこで残るヤマは、6月の東京都選手権→秋のお台場、日本選手権ルート。

レース結果や記録会の情報から判断するに、いまから3か月で400クロール4:50&ランパート35分あたりまで伸ばせれば、7枠のお台場出場の芽がみえる。

そのレベルを達成できれば、あとはバイクを順当に伸ばすだけで世界選手権表彰台の可能性がひろがる。両取りの誘惑!

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ただ、日本の梅雨と夏を考えると、

  • 6月始めまで: Bike&RunのLT域
  • 6-8月: Swim全般+Bike&RunのVo2Max域

と二分して強化してくのが現実的だ。

それだと、スイム400m4分前半のギラギラな大学生とか何人も居る東京都選手権には対応できない。ここは現実路線かなあ??

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2014年3月16日 (日)

水泳には「LSD的な練習」も有効だと思う 〜がんばらずに速くなろう!

ただいま「1ストロークを大事にする泳ぎ」を改善中。幾つかの世界大会のハイビジョン中継を編集し、専門誌の解説と突き合わせ、、と報われない研究を続けながら。。 

その基本は、短距離を1本1本、丁寧に泳ぐこと。それにより、「振り返りの機会」を増やすことができるから。いわゆる「PDCA」だ。

優先順位が丁寧さにある以上は、タイムと心拍数は敢えて抑えるべきだ。これが意外と難しく、つい力を入れてしまう。でも小学生スイマーを観察すればわかるように、水泳とは本来、たいした力が要らないものだ。

そんな動作とは、まさに「LSD=Long Slow Distance」の本質だ。その泳ぎに慣れてきたら、距離を伸ばしてみる。その中で最適バランスを見つけたら、少しづつ力を込めてゆけばいい。

水泳が苦手な方ほど、本来は欠点の修復に注力すべきだ。「得意を伸ばそう」という美しい教育的理念は、ことトライアスリートに関しては敗北の理論でしかない。欠点を潰しまくればかなりのとこまでいけるのがトライアスロンなのだ。

具体的に、多く見受けられるスイム練習の失敗とは、

  1. 一本の距離を伸ばしたがる・・・ 1500m連続1本とか。はっきり書くが、下手な人ほどこうゆう練習を好む
  2. サークルタイムを縮めたがる・・・ 特にスクールで、速いレーンに移ろうとする
  3. 速く泳ぎたがる 

、、え? がんばっちゃダメなの?ええダメなんです!技術を上げる局面では。

とりわけ、この文章を真剣に読んでるアナタは水泳が下手ですよね?だったら二兎を追える立場にないはずです。身の程を知りましょう。

1500m1本を例えば30分かけて泳ぐなら、かわりに100mを2:30サイクルで12本泳いだ方が絶対速くなると思う。(なので当記事のタイトルも「LSD的な」と、ぼやかしてある)

それを分割すれば、その数だけ「ふりかえり」の回数が増える。休憩で身体をリフレッシュさせることで、一本ごとに技術を高めることができる。休憩時間が短か過ぎると、振り返りが機能しない。

以上のことは、あくまでも技術向上フェーズでの話だ。勝負レース3ヶ月前からはがんばる必要があり、長距離を試し、サークルタイムも縮めて、タイムを短縮してゆくといい。

つまり、ゆっくり練習ができるのは、今のうちなのだ。

・・・

この「ゆっくり泳ぎ」では、パドルも使い、水を掴んで体重を載せる意識を磨くといいと思う。

そして、クロールの教科書は、的確さ、わかりやすさ、トップ選手育成実績、なにをとっても中央大の高橋雄介監督で間違いない。(良書は他にもあります)

(1) 「最先端泳法『フラットスイム』でクロールがきれいに速く泳げる!」 (2012)の1冊でほぼ十分ではないだろうか。掲載情報には非の打ち所が見つからず、さらにDVDまで付いて1,680円とは、これほどコストパフォーマンスの高いものを探すのは難しい。

10年ほど前にイアン・ソープの衝撃で「2軸クロール」てのが流行ったけど、あの真似は難しいでしょう。
「トータル・イマージョン」は初心者のとっかかりには良いが、あの入水はスピード向上時にはブレーキになると思う。(ただし、初心者にはその非効率を遥かに上回るメリットがある。特に姿勢維持効果はすばらしい)

(2) あわせて、「クロールはゆったり泳ぐと速くなる!」(2013)で「考え方」を深めるべきだろう。手軽なイラスト入りの新書だ。
トライアスロン・スイムでは、効率がなにより大事。この考え方は必要不可欠なもの。
書評で疑問が出てるTIとの明確な違いは、『フラットスイム』を読めば一目瞭然であるはず。

(1)(2)

合わせて2,500円で、1.5kmのスイムパートを23分から21分くらいに短縮するくらいの武器になりうるかもしれない。もっと苦手な人なら、5分10分ポンと短縮できるかも、ってプールでトライアスリートらしき人達を観察してると思ったりもする。

水泳の技術習得には、もっとお金を使っていい。自転車には何十万と費やす方が多いのだけど、最先端TTとディスクを合わせても、こうゆう短縮は起こりえないと思う。

今季のスイム錬はまだまだこれからだけど、感触良好。あと8週間でなんとかなるだろう。

※当記事は、2014.03に公開したものを、2015.10に加筆しています。

2014年3月15日 (土)

【理論】 「4スタンス」の裏の仕組みと、自転車/水泳への応用可能性

ちょっと前、TVで 廣戸聡一さんが「4スタンス理論」を実演してた。足の重心位置から4タイプに動作パターンを分類したもので、ランニング、ゴルフなど競技別に応用されてる。

僕には2-3年前、トレーニング関連書を軽く数十冊(+ウェブサイトも多数)読み込んだ過去があって(=なので当ブログはそんなに変なことは書いてないつもり。例外あるけど)、その時2-3冊読み、試したことがある。

ランニングに限れば、鯉川なつえ先生の「【陸上競技版】4スタンス理論」で十分だろう。


タイプ判定すると、僕は踵内側を起点に重力を受け止めるB1タイプらしい。それを踏まえてランニング動作を解析すると、「今の動きの解説」は、ある程度出来る。新たな改善事項はなし。こうゆう場合でも、「自分には合わない余計なノウハウ」に惑わされずに済む効果がある。体系的に理解してみるのは大事だ。

ならば、自転車や水泳にも応用できるのでは? てことも試している。

結論として、応用不能と判断した。

僕は自転車の動作についてはわりと自信を持てていて、その動作には4スタンス的に説明可能な要素はない。また水泳は常に改善の道を探り続けているけど、4スタンス的なヒントは一切活かされてない。

なぜそうなるのか、も考えてみた。
すると、「4スタンス理論」の原理が3つ、みえてきた。

  1. 出発点は、「足で重力を受け止める」こと (その地点が4タイプあるわけだ)
  2. そして、「同時に、重力が抗力に転換される」。ランニング動作とは、重力を反発させて抗力に変換する作業でもある
  3. こうして発生した力を、「関節を、交互に『支点』と『遊点』として機能する」ことで、全身に伝える

僕の場合、踵内側が第一の『支点』となるから、以降順に、膝は遊点、骨盤は支点、首は遊点、肩は・・・、と順に理解できる。

しかし、自転車は、ホイールで重力を無効化しているから、第一の原理が存在しない。推進力も、全身の筋力で発生させており、「起点」が存在しない。足裏=クリートは、単に集結した力をペダルに伝達する「つなぎ」に過ぎず、力の起点ではないのだ。だから、第二の原理も不適。

水泳では、浮力で全身を支えることが出発点。また推進力を生むのは「点」ではなく指先から上腕までの「面」だ。さらに、「支点」=たとえば肩甲骨=は、それ自体を動かす「浮動支点」として機能させるので、3原理すべて不適。

前提条件を失っているわけだから、4タイプ別の細かなノウハウも効かないわけだ、と納得した。

あくまでも僕の場合です。どなたか応用に成功されてたら教えてください。

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2014年3月13日 (木)

【理論】冬場の乗り込み否定!「自転車競技のためのフィロソフィー」 柿木克之(2012)

カキノキ先生の最大の強みは、国内トップ選手たちとの共同作業の中で豊富なデータを解釈し、指導してきたこと。東大自転車部をここまで強くしたことで、そのノウハウは証明されてるだろう。

もともとケミストリーとコンピューター学のバリバリ科学者で、「アスリートが運動生理学も勉強しました」系より、はるかに客観的、論理的、理論的。初の著作だけに、やはり「その人らしさ」全開だ。巻末の参考文献リストには、2000年以降の中心に最新の英語論文が3ページにわたり並ぶ。もう「LSDで毛細血管を・・・」なんて言ってる時代じゃないよね。

エネルギー(=ATP)生産の仕組みからメイン説明が始まる。て、それ知ってすぐ速くはならないけど、ウォーミングアップから徐々に強度を上げていき、レースペースに達するまでに、体内で何が起きるのか理解できるのは楽しい。

そして、トライアスリートにとって決定的に重要な「LT」の仕組みが、強化方法込みで、理解できる。LTトレーニングに対する情熱あがった! またそれは「乳酸に耐える」という昭和な思考をリセットする効果もあるだろう。

疲労回復ダンシングも、栗村さんはトマ・ボクレールを例にちょっとたのしく説明してたところを、ここでは「10秒間でクレアチンリン酸が充填され筋力が回復する」と科学的だ。

トレーニングによって目指す生理学的効果:4章→その手法:5章→種目別考え方:6章→それぞれの構成:7章

と、理路整然と説明されてゆく。(書評みると、ソリアの誤訳がどうのこうの、と明らかに情報価値とは無関係なコメントがあり、参考になったボタンが押されてるけど、一体何を読んでるんだろう?? かれら言語学者なのかな?)

伝統的に1~3月に行われていた長時間の乗り込みにも否定的で、この時期は短時間高強度錬を集中すべきだといってるのも、使える。似た話はシルベスト山崎さんもしてたけど、この点に確信もてるだけで1500円の価値はあるだろう。

柿木さんは日本のパワーメーターの流行の発信源でもあり、使用者なら当然注目してる本でもある。でもむしろ、その数値的裏付けを持たない非使用な僕らこそ知っておくべきだ(それこそ1500円の価値)

<僕的メモ>

  • トライアスリートは、レース意識のペース走が基本
  • メニュー組むなら、ミディアム(7~20分×2~3回、HR150前後かな?)、ストロング(1~5分×2~5回、HR150以上)
  • 時間は、1度に1-2時間で十分(もちろんBike錬だけの話)

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2014年3月12日 (水)

【Training理論】 勝利の女神との愛・・・「栗村修のかなり本気のロードバイクトレーニング」

日本で最も自転車ロードレースを熟知し、かつ真摯な行動を続ける一人であろう栗村さんの2冊目。とても楽しく読める。
始めての著作はたいてい「経験全部つめこんだ!」的な著者の「人物像」を知る本になり、あるテーマについての著者の「知見」を突っ込んで知るには、2冊め以降を選ぶと良い。でこの本は、自転車ロードレースに本気で参戦する人のための、プロレベルにも通用する本当の基本を集約した一冊だと思う。

本当の基本、とは、つまりは、考え、行動するための軸。
方法、手法は人それぞれ違うものだけれど、それら全てに共通するもの。
これ抜きに、いくら細かい知識を詰め込んでも、自分の潜在能力を活かしきることはできない、というもの。

中途半端なブログ記事(こうゆうね!)を日々読むより、この1冊を熟読した方が遥かに強くなれるだろう。読後に、雑多な情報も自分なりに解釈したりダメ出ししたりできるような、教科書的な1冊。

というとカタクルシイけれど、そこは天然エンターテイナーの栗村さん、ロードレースっておもしれー、て気になれます。なぜか宇都宮で自転車プロチームが成長してきた歴史の中には、こんな彼のおもしろさが、地域の一般人たちに伝播していった過程があるのだと思う。
「チーム内処世術」なんてページを用意してるのもその一つだ。

そして、レースとは勝利の女神との愛の、、、

一番大事な情報は、最後、「トレーニング理論の正解は結局、レース現場にしかない」ということだと思う。アマゾンの書評で「具体的なトレーニング手法が乏しい」というのがあるけど、その疑問への回答もこれだ。

トレーニングとは、レースの感覚を再現すること。
これに尽きる。

パワートレーニング法などの「フィジカル向上のための理論」に拘るより、「テクニックの知識」の方が有効だよ、というのも全くその通り。フィジカルは「レース感覚」もしくは本能で高めることができるけど、テクニックは、経験だけでは学べない。高価なパワーメーターを活かせてない人はとても多いとも思うし。

トライアスロンのBikeパートも、基本は同じ。バイクラップ上位者はロードレースに出ても良い成績を出してる。僕のようにスプリント力が全く無くてもね。集団を活かす戦術は、そのままドラフティングの悪質さの理解として読めるし、その意味ではトライアスリートこそ必読書ともいえるだろう。

<僕の場合>
以下、確認としてメモしておく。

  • 高トルク低回数なので、サドル高く、クリート深く(足首使わない=この改善でフクラハギが攣りにくくなってる)、カカトさがっていい、膝で蹴り上がる大きなペダリング
  • 上半身使うので、ハンドルは低く遠くに(逆のが合う人が多いことを念のため確認)
  • コーナーはペダルとハンドルで押し付け、早め減速、立ち上がり小さく。

知ってたかどうかは問題ではない。大事なのは、確認することだ。

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