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2013年11月29日 (金)

僕らがLSDしなくていい理由

それは簡単。Long-Slow-Distance=ゆっくり長く走る練習は、「レースの感覚」とかけ離れているでしょう?
 
そんなものがなぜ、耐久スポーツ界に蔓延しているのか。
おそらく、月1,000㎞以上練習するプロランナーと、3週間レースが続くツール・ド・フランスとかに出るプロ自転車乗りが、やってるからだろう。で真似しちゃう。
 
ではなぜ、彼らはLSDするのか。
そりゃあ彼らは、そこに「レースの感覚」を感じるからでしょう。
  • ランニングという身体負荷の高い動作ばかりしてるプロランナーにとって、高負荷錬の翌日に、低負荷で、持久筋を鍛えれる(1㎞2分台で走れるのに6分以上かけるのは逆に筋力を要する)
  • プロのランナーはトライアスリートより2割くらい軽い(ハッタリくん調べ)。そうゆう身体の削り方にLSDは向いている
  • 連日200㎞とか標高計8,000mとか3週間走り続けるレースでは、「LSDのように脱力して完走する技術」も必要
いずれの状況も、トライアスリートにとって必要ないか、少なくとも「時間対効果」がとても低い。
 
僕らに必要なのは、「レースに近い強度で、多種目を重ねる」こと。その中で、「レースでの感覚を再現」すること。ある日に3時間以上練習できるのなら、1種目続けるのでなく、2種目やる。それにより各々の負荷レベルを上げる。そもそもそうゆう競技だ。
週20時間くらいまでのトレーニングなら、それで十分だし、それ以外できる余裕は無いと思う。実際、それだけやったなら、眠りたい、と心から願うだろう。
 
例外は、
  1. ピクニック: のんびり移動と景色を楽しもう!
  2. 減量時 (ただし基本は高負荷錬での自然減を目指すべき)
  3. 不整地
  4. 初心者: ゆっくりでないと長距離は走れない=というか、レース錬そのものになってるというべきか=だとしたらそもそもLSDじゃない!
て実はこの例外の効果が高かったりしてね(自己否定か)
僕も移動がてら1時間以上ゆっくり走ることは、たまにある。
トレイルなら、ゆっくりでも効果あると思う。普段やってない人なら。むろん身体にずしっと来ることが条件。
 
あとね、レースで1km5分で走ってる人が、1km6分30秒で練習するのは、LSDじゃないからね。単なる「ゆるい練習」にすぎない。1km2分55秒で走れるのに、あえて6分で走るのが、ランのLSDだからね。
 
大事なのは、「貴重なトレーニング時間を、充実感の薄いことに、費やさない」ということ。効果のあるトレーニングならば、身体でそう感じるはず。レースを思い出すはず。それを基準にすれば、「このトレーニングは効果あるんだろうか?」と迷うことは起こり得ない。
 

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◆**耐久スポーツの理論 〜 LSD編」カテゴリの記事

コメント

いえいえいえ褒めすぎですよるみおかん。
(まーいいこと書いてるけどね!)

なんたってレースが一番楽しいわけで、その感覚を再現することが、練習の楽しさ、だと思うのですね。
(またいーこと言った!)

はじめまして。いつも熱くて胸踊る文章に心底感服しております。
寄稿文最高でした!!

貴重な土日の練習を充実感の薄いロングジョグで終わらせてしまわないように
この記事を直接ブックマークしておきました。
背筋がシャキッとします(笑)

ブログに美意識が表れるゆうさん、そんな要素があるから、さらにトライアスロンはおもしろくなるのですね。ゆうさんもそれで美意識を刺激されてるんでは、笑

大変勉強になりました。ありがとうございます。
マラソンとトライアスロンは別競技だと再認識できました。

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