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2013年9月の1件の記事

2013年9月 3日 (火)

【考察】BMWがトライアスロンの「一般参加者」を支援する理由

日経トレンディネット8.30の記事が、僕ら一般参加者、所謂エイジグルーパーを取り上げている。3ページ目の表に私の名が2つ
 
"age group" とはアマチュアのことで、年齢別に表彰区分を設定した競技カテゴリを指すトライアスロン界の用語だ。陸上や水泳の「マスターズ」に相当する。アメリカの協会サイトによると、「エリート(=プロ)ライセンスを持たないトライアスロン競技者」と定義されてる。アマに対するプロは「エリート」と称される。
 
さて「見る」から「参加・体験する」へのシフトは、旅行でも学習でも、いろいろな分野で見られる大きな流れだが、とりわけ耐久スポーツの分野では顕著だ。
1964東京五輪の頃、マラソンは「現代の修験者」を手を合わせて拝む感じで見られていたんだと思う。1970年代のアメリカ発のジョギングブームの頃から風向きがかわり、「ストイックな健康マニアのおじさん」が走り始めた。さらに東京マラソンで「若い女性」(精神的にという意味です念のため)がどっと流れ込み、それが自転車やトライアスロンやウルトラ耐久マラソンに波及して、今に至る。
 
<スポンサー側の視点>
20世紀、広告効果とは「マスメディア経由の露出量」を分母に計算可能であったが、ネット時代の21世紀にそれは綻びつつある。かわりに「関心の高い相手に直接響かせる」ようになってきた。BMWさんは、東京マラソンで賞品にクルマ出したりして、これら諸々の変化の最前線に居て、そしたらまさかの市民系/独立系ランナーがクルマ貰ったりする中で、広告効果の表れ方も変わっているのを感じてきたんだろう。
それで今回、「年代別のエイジ王者に、来年のカナダ世界選手権派遣」というアマチュアスポーツ界おそらく前代未聞の支援 をするに至る。
エイジ王者の数は高齢者の参加有無で変わり(75歳〜女性は空位なので誰か完走すれば1名増える)去年は26名。まるごとの派遣を、マラソンと比べれば圧倒的に競技人口が少ないトライアスロンという分野で、という点に大胆さがある。BMWらしい、というべきか。
まあ、野球チーム1つの海外遠征と同じ、とみれば、スポーツ支援としては普通な規模感かもしれないが。
 
普通の会社なら、市場規模の桁が違うマラソンを先に支援するだろう。広告効果を普通に試算すれば、圧倒的な差が出るはずだから。
ただ、ちょー個人的見解を吐き散らかせていただけるならば、「ランニングだけなら楽」なのだ。平日は通勤の片道を走るだけでも、十分なトレーニング量が積める。あとは週末にポイント練習を置けば、川内選手のように十分に戦える。ような気がする。
一方で、トライアスロンで勝つには、水泳と自転車という練習しずらい競技がレース時間のほぼ7割を占め、やりくりが大変。この特性から、BMWさんの言う、「ビジネスマンとして仕事もきっちりこなしつつ、時間を効率的に活用して競技力の向上を図るトライアスリート」という、広い意味での鉄人イメージが強調できるのだろう。子育て世代も多いし。
ビジュアル的にも、水泳の上半身の筋肉量、自転車の最先端マシン感、とかね、かっこいい感じでしょ(これはナルシズムで書いてます)
 
あるいは、市民ランナーには川内という圧倒的存在がいるので、第二の川内、ではアピール力に欠ける、という面もあるのかな??
 
なんであれ、市民スポーツのある種の頂点的なもの??に位置付けて頂いたのは、嬉しいことだ。今まで頑張ってきてよかったよ〜〜(涙
1つ指摘しておくと、
 
年間3レース以上に出場するとなると、かなりの愛好者か生活に余裕のある人でなければ難しい
 
とあるが、僕の今年の活動費用は、横浜2.7万、天草5.3万、館山2.8万、長良3.6万、会津4万円。館山は要らなかったから総額15万円てとこ。渡良瀬2.1万で入れ替えれば、3レース出場は総額8万円で可能だ。基本電車移動なので、クルマ持ってる人ならさらに安いだろう。ちなみに僕はスマホ持たず、携帯料金も普段月1000円ちょっとなので、普通の人達のそれ代で賄えてます。
まー、時間的ユトリはあった方がよいので、それを「生活に余裕がある」と表現するのはハズレてもいないけど。
本当にお金かかるのは、ハワイのアイアンマン世界選手権出場組だろう。今回の僕の総予算は常滑予選含めて50万円ほど。普通は海外予選から出てゆくので、100万円規模だ。なお僕は過去4シーズンの集大成として出るので毎月1万円計算で、今後最低4年は出ません。
 
<競技団体の視点>
人気のトライアスロンだが、競技者にとってプロとして活動するのは難しい。
オリンピック系なら、大会に賞金はない。国内「エリートレース」で上位に入り、世界選手権シリーズ等に出て、代表選考に臨む、その参加資格があるだけ。スポンサーを獲得して純粋なプロ選手として活動できるのは、オリンピック出場レベルであることがほぼ最低条件だ。長距離のアイアンマン系では賞金が出るが、ボーナス程度なようで、やはり資金源が必要だ。
 
なので強化には、協会の役割が大事。
そこは人気のトライアスロン、大会開催に関連する収入は割とあり、JTU(日本トライアスロン連合)が公開する財務状況によると、主要収入源は、レース関連のスポンサー収入12,700万、その他レース系の事業収入4,000万、補助金4,000万、会費1,600万円、など。http://www.jtu.or.jp/jtu/pdf/11kessan.pdf
補助金シェア17%。他競技と比較して健全な方ではないかな。
自転車だと、競輪からのお金が先細り、また街中のブームを取り込めず、大変だと思う。
 
そこで経営戦略として、企業スポンサーの資金を(トップ選手強化に回す前に)成長著しい一般参加者分野に投資し、レース収入や協会登録費を増やしてから、強化費に回す、という投資活動と言えことができる。
 
<競技者の視点>
この年代ランキングを真剣に取りに来てるのはまだ少数であることは、私なんぞが、デビュー年の年間ランキングが年代2位、その後3連覇、という事実から証明可能である。
ただ今年はレース中に恐怖心を感じた相手が少し増えた。しかもこの支援制度が発表されたのは天草大会の後。来シーズンは、過去にないレベルの闘いになるだろう。海外の元デュアスロン代表さんもあるレースで上位入賞してたし。。王者陥落するつもりはないが、ブックメーカーがもし居たらば僕のオッズを上げるだろう(てもともとダークホースのくせに
 
こうして競争でレベルが上がり、アマ世界選手権で日本人が勝てるようになるのが、この取組の1つのゴールなら、歓迎すべきこと。この過程を楽しもう。「最後の51.5kmレースの1年」くらいのつもりで。
その1年目がワタシ。BMWさんの投資が報われるか、運命の一部は僕の手の中にある、笑

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