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2010年11月14日 (日)

「東大ワールドカフェ」でファシリテータ−を。

土曜、東大のホームカミングデイ へ。就職氷河期再来の昨今だが、寒冷化は進行する一方だろう。大学はこの環境変化に適応しなければならない。東大はどこへ向かうのだろうか?

その答? 「社会が変わる、ベンチャーで変える、東大が変える!」 と大上段なテーマが、今回設定された。安田講堂で起業家4名のパネルディスカッション2時間。次いで御殿下(体育館)で「ワールドカフェ」という流行りの形式で卒業生200名ほどのディスカッション1時間半。

さすがに各社長の話は面白い。
構成が冗長で勿体無いが。。

ワタシ的にはEPS厳浩さんの
「大企業ではどうにも収まらない性格ってあるんですよ。素直に心に従えば良いのです」
「東大生は失敗しても復活しやすいのだから、リスクは取ってみれば良いのです」

などがツボにはまる。後者は真偽はトモカク、そう信じられるかどうか。東大生、という部分は何にでも置き換えられるはずだ。 

安田講堂の聴衆はリタイア世代が圧倒的に多い。まさに「勝ち逃げ世代」の安定した方々。もしかして「動物園へ珍獣を見に来た」感じ? 

1台の黒塗りセンチュリーの外で運転手さんが立っている。キャンパス内で浮く光景。。聞けば、岩崎弥太郎直系の伝統企業の元トップ。齢80を過ぎて土曜にクルマを出させて、ベンチャーの話を聞きにくる。対照的な世界のようだが、、おそらく、彼は学徒出陣を経験し、終戦直後に就職し、大混乱の中からニッポンの成長を支えてきたのだろう。ベンチャー精神では、起業家に負けていないのかも。

EPS厳社長も「中国全土から年間400人の公務員待遇留学生」という本物エリートなのだが、少年時代に文革を経験したそうだ。宋文洲さんも文革で家族が痛い目にあったサバイバー。そうゆう強さって、ある。

御殿下はざっと9割が20−30代か。ワールドカフェ、という言葉に反応するトガッた人が多かったかも。僕ら世代は、話聴くだけではわざわざ出て来ないけど、新しさ、イベント性があれば動く。

 

「ワールド・カフェ」とは、会議の1形態。途中でテーブル移動させることでて、「1つのテーマを複数チームで」議論する。クイックな展開が特徴。

ワタシは「東大生・卒業生の起業家精神を高めるには?」というテーマのファシリテーターを担当。

議論の中身は・・・

【現状】

  • 問題は「引かれたレールに頼る姿勢」ではないか
  • 起業を急かすべきでない。本当に向いているごく少数の人間で十分(これは学生起業で年商数十億に育てた参加者より)
  • 東大の就職セミナーに参加可能なのは大企業だけ。言行一致してないぞ!
  • 経済環境の影響大。建築学部では、30年前は「いずれ独立する前提」だった。バブル崩壊を経て「財閥系不動産に就職できる学部」に変質してしまった。テキサス大などでは国内が不況でも好況な中近東などへ普通に出て行く


【どうすればいいか?】

  • 「いろいろな生き残り方が実際に存在する」という事実を、学生に伝える
  •  →たとえば、学内にいろいろなタイプの会社が出入りする環境を作る(アメリカの有名MBAがそう)
  • 行動を起こし、周りを変えようとするエネルギーの1つは「使命感」。良い意味のエリート意識を育てることは重要(ライフネット生命の岩瀬さん、テーブル参加の某巨大メーカー元副社長さんが共通に指摘されていました)

「いろいろな生き方を、①伝え、②触れさせ、③やらせてみる」

とまとめてみた。

・・・

200名×1時間半=合計300時間=ほぼ2人月を要したアウトプット。単なる親睦会に留まらず、活用してほしいもの。

とはいえ伝統ある巨大組織、急には変わらない。
たぶん、多くの保守的な人たちにとって「イメージできない」のだと思う。
そんな中では、「こうゆうイベントをやってみて盛り上がった」という事実だけでも意味がある。参加者がイメージを体感できれば、それは伝わってゆくだろう。

とはいえ×2、それ以上に、内容も活かされてほしいもの。

 

【ワールド・カフェについて】
なんで 「カフェ」 なのか? 100年前、カフェは時代の最先端で、いろんな文化人が出入りしながら、自由に議論をし、新しい文化を作っていった。それを現代に蘇らせたそうだ。ワールド、とは、言ったもん勝ち?

やってみて、お祭り的に盛り上げる効果が高いと感じる。短時間で参加者を入れ替るゲームっぽさのせい? 短時間な分、重要なポイントに集中できているとも思う。。肩の力を抜いて話したいテーマに合う。事業仕分けには合わない。

詳しくは、こちらの本がオススメ。理念・方法・事例・関連手法・・・と、よくまとめている。


今回の手順)

  • テーマは5つ:
    • 日本の閉塞感を打破するために、必要な挑戦は?
    • 社会変革のリーダーとしての東大生の強み弱みは?
    • 東大生・卒業生の起業家精神を高めるには?
    • 社会変革を成功につなげるための卒業生ネットワークは?
    • 国際競争力のある東大をつくるには?
  • 1テーブル1テーマで、4−6人で15分議論し、
  • テーブルに1人を残し、他の全員が入れ替わり、
  • 残った一人(ファシリテーター=ユルい司会者?)が、前の議論を説明してから、新議論スタート  
  • これを3回、最後に最初のテーブルに戻って議論をまとめる
  • 最後に発表、数テーブルのみ  

 

【ちなみに今回の移動ルート】
新宿から往復15km、走りましたー


帰路のペースは、42.2kmなら3時間50分ペース。かばん抱えてジーパンで!
アイアンマンのトライアスロンでも、同じくらいで走れるのではないだろか? だとすれば佐渡あたりの年代別表彰台は意外と近い?

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