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2010年1月22日 (金)

【仕事TV】 佐野元春&小田和正 vol.3

も一度見直してみた、ザ・ソングライターズ。
見直す価値があった!

再見で発見したこと、
佐野さんの斬り込みの鋭さ、重さ!
「言葉にできない」の詞を巡るやりとりは鮮烈だ。

 
①まずは、小田さんに、当時の状況を説明してもらい、
②自らの見解・・・「Lalala〜」という詩の意味、「哀しくて」「嬉しくて」と言葉を継がせた意味、を語り、
③そこから、小田さんの記憶を、さらに引き出している。

 
  
オフコースの実質的な終焉(敢えて言う)となる鈴木康博の脱退を前に、そのラストコンサートのトリとして作った曲だ。

「こんな曲、書きたくない」
と、小田さんは嫌だったそうだ。
でも、次第とその想いを昇華させていったのだと思う。
その様が、ずしりと、伝わる語り。


  
そんな小田さんの感情の動きを生々しく引き出せたのは、佐野さんが、ソングライター(アーティスト、というガキが乱用する表現は使うまい!)ならではの技術論から入ったからだろう。

「コアとなるフレーズに、言葉を入れずに、Lalala〜とスキャットで通す」
「詩をニュートラルにすることで、メロディーだけで想像力をかきたて、聴く側の心にスペースを作る。その後で、“哀しくて”と言葉を入れるから、沁み透る」
「最後に“嬉しくて”という言葉を選ぶのが、ソングライター小田和正の真骨頂だ」

という趣旨の解釈を軸にした斬り込み、これが「佐野元春の真骨頂」だ。
 
書店に積んであるビジネス本では「質問力」傾聴力」とか売れそうなラベル付けした本がどさっと積まれ、消えてゆく。消える前に読んでおいた方が良いと思うけど、何よりも、消えない価値のあるものから学べるものはもっと大きいかもしれないよね。

 
  
二人の「在り方」の違いもおもしろい・・・ 
小田和正は、「声とメロディー」を作れる人だ。その威力は全盛期の佐々木のフォークボールのようなもので、あの声をあのメロディーに乗せれば、国民的大ヒットも産む。一方で「その声とメロディーをカンペキに活かす言葉」を探し出すのに苦闘する。しかも、締切を厳守するから尚更!
佐野元春は、天性の「詩人」なのだろう。内から溢れ出る詩こそが全て、締切も設けない。この自然体の在り方を小田さんが羨ましがっていた。。

 
 
ソングライターこそ現代の詩人、という佐野元春が、詩にこだわる。
このブレない軸があるから、元ネタであろう「アクターズ・スタジオ・インタビュー」とは全く違う新しいものが生まれた。
 

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