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2009年2月の5件の記事

2009年2月16日 (月)

「先が見通せなくなっているのは・・・哲学がないからでしょう」 東大寺長老、森本公誠の言葉

「先が見通せなくなっているのは経験に頼り、
普遍性のある哲学がそこにはないからでしょう」

日経ビジネス2009.02.09号巻頭、東大寺長老、森本公誠(74歳)の言葉。

「100年に1度の大不況とか言われますけど・・・
あの敗戦前後の激変とは比べものになりません。」

「世の中は一定した動きで進んでいくものではなく、多少の波はあります。今まで経験していなければ余計に巨大な波に見えるんじゃないでしょうか。」

という言葉の後で、冒頭の名言が続く。

 

そんだけでも十分なんだけど・・・ そっからが、さらに凄い!

「東大寺は奈良時代に聖武天皇が作られたお寺ですが・・・ 旱魃、飢饉、大地震、伝染病と6年間も天災が続いたのです。」

なんという時代感覚!

こんだけの伝統を背に見れば、今の混乱なんてコップの中の嵐もいいとこ、だろ。

 

そして一言。

「自分ならその時代の危機をどう乗り越えるか
  という発想がないと」

 

伊達に大仏守っちゃいないぜ・・・

 

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2009年2月15日 (日)

今日は黄砂に注意!

天気で何か気になったら、気象庁のサイトを見に行くこと。
(Yahoo天気予報とか新聞社のとかダメですよ。遅くて情報が少ないから)

天気予報は「雨が降るかどうか」という結論しか言わない。
(ロジカルシンキングか)
結論だけ押し付けられて納得する奴はいない。
「確率50%」と数字で言われてもリアリティーない。
でも、「レーダー・降水ナウキャスト」の10分刻みの画像:http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/index.html?areaCode=207を見れば、「いつからいつまで」「どれくらい」降りそうなのか、自分の頭で理解できる。これはいい。

昨日、ラジオで「コウサが飛びます」といっていた。
そんなときは黄砂予測図をチェック。
http://www.jma.go.jp/jp/kosafcst/
15日、本当に黄砂が飛んで来る。
東海は朝から、東京は昼から、1日中。
洗濯モノを干すのは避けようかな?

諸説とびかう黄砂だが、「日経エコロジー」の記事によれば、科学的に、肺までは入らず、また化学汚染物質を実際に運んで悪化させているデータ上の根拠はないのだそうだ。(=運んでいない、という意味でもないが・・・)

花粉のデータだけは環境庁。
(縦割りか)
http://kafun.taiki.go.jp/Map.aspx?AreaCode=03
でも抗アレルギー薬で抑えれてるから、あんまり関係ないけど。花粉症の方、病院で薬を相談しましょう。

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2009年2月14日 (土)

運動不足の方へ

自転車通勤やめてみて、驚いたことがある。

電車は、ただ座ってるだけで、移動してくれるのだ!
すごい! 寝てても目的地に着くのだ!
感動だ!

 

暴食もやめたので、体脂肪13%+脂肪量8kg台はキープ。
替わりに始めた階段ダッシュと昼休み15分水泳のおかげで筋肉量は1.5kg増えた。

 

で、100m個人メドレーを計ってみたら、2日目に1分29秒(水中スタート)

25mを6~10本、毎日泳法を変えてパワーアップ&フォーム改善をすれば、25mのタイムが各1~2秒速くなるかな。その過程で心拍系も強くなれば-2~3秒、さらに飛び込みで-1、カットできる。

1分10秒台突入の日も近い!
そしたら水泳引退しよう。

でも、痩せたい方、そこまでする必要ないです。
ベストセラー「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」の著者にして超イケメン爽やかナイスガイ、山本ケイイチ氏の方法を試そう。
http://premium.nikkeibp.co.jp/itm/int/49/07.shtml

  1. 寝る時間を決める
  2. 次に、朝起きる時間を決める
  3. 食事時間を決める ~ お勧めするのは、1日4回の食事
  4. 日常的な運動 ~ 一駅歩く、エスカレーターに乗らずに階段を上る
  5. 最後に、筋トレ

無理ないでしょう?

階段を使うようになって気づくのは、エレベーターも、エスカレータも、別に速くはない、ということ(※私のスピードとの比較)。エスカレータの左側歩行なんて気休めでしかない。階段のがよっぽど速い。
その割に、階段を使う人は、とても少ない。
それから、運動不足、という言う人は多い。

足りないのは、運動以前に、あなたの・・・。

おっと、もう24時、もう寝なきゃ!

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2009年2月10日 (火)

振り込め詐欺を生む『信頼』と、防ぐ『信頼』の違い

【体面】たいめん・・・ 世間に対する体裁。面目。

(大辞林より。ていうかYahoo! 辞書ですが。。)

 

NHKスペシャル 『職業"詐欺"』
振り込め詐欺グループの犯人達に直接取材した強烈な番組を、さっき、やっていた。

詐欺グループは、社会のエリート層に手が届きそうな立場に居て、届かず、失望した若者たち。

って、そうゆう奴が接触してきたってことだろ? ホンモノの裏社会の人間はこんなとこ出てこんだろ? 変な自意識のある連中だから自分を正当化したくてノコノコ出てくるわけだ。まーTVウケはするよねーー

なんて皮肉いっても世の中変わらんからね。。

「詐欺ビジネスの連中は、地方の高齢者に残ってる『信頼』にビジネスチャンスを見出した」

とニヒルに言い放つのが、同世代の僕にふさわしいかな?

 

ここで言う『信頼』、カギカッコを付けて書いている。

 

「ずっと消息のない息子が突然電話してきた、それほど困っている時こそ、助けてやらにゃあ」 という、コミュニケーションの不在。

「このままだと、息子がクビになる、下手すりゃ刑務所だ! 自分がカネを出せばウヤムヤにできる!」 という、体面を作る気持ち。

 

悪いことじゃあない、美しいこととされているんだ、日本の文化では。
犯人隠匿は犯罪だが、肉親なら犯罪でないと日本の刑法にも明記してある。

 

ビジネスは、ギャップに生まれる。
フィリピンでバナナが仮に一房10円で、日本で198円なら、そのギャップ=188円分がビジネスになるわけだ。

振り込め詐欺にとって、そのギャップは、日本人の世代(と地域)の、意識のギャップ。

 

だとしたら、対策は、シンプルだと思う。

「会社なんてクビになっちゃえよ」
「刑務所なんて行ってきなよ」

「打ち首じゃあないんでしょう」
「責任取って、サッパリ出直してこいよ」

そう言える関係を作っておくことだ。

 

『失うべき体面』が存在しない信頼関係。

『体面を失った、その後』を信頼する関係。

振込み詐欺の多くは、その根拠を失うはずだ。

 

念のため、そうゆう関係でないことを責める気持ちは無い。
繰り返すが、そうだとしても、それは日本の美しい伝統。
それを付け込まれている、という現実が、あるだけ。

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2009年2月 8日 (日)

野田秀樹、脱英国かぶれが生んだシンプルな怪作?「パイパー」観ました

資源も、人も、希望も、極限まで失くなった荒廃した世界を描く、野田秀樹の新作。

 

設定は1000年後の火星。

同時に、既におきた「歴史」の再現でもある。
資源を食い尽くして壮大な遺跡だけ残してて壊滅したマヤ文明のティカルやイースター島がそうだろう。
アメリカに新天地を見出す他なかった抑圧の国、アイルランド移民もそうかな?

そして今、現代世界のどこかで起きていること、でもある。
今ここ、かもしれないね。

野田秀樹いわく・・・  

「若い頃に書いていた神話的な世界のように、着地点を決めずに大風呂敷を広げた物語 ・・・ 海外上演や翻訳を考えない分、自由に書けた」 (朝日新聞 2009/1/19)

その結果を、橋爪功は

「最初は、『何をやっているんだろう』と思うが、それが全部つながって来る」 (読売 2009/1/7)

と語る。

 

そう、最初は、『何をやっているんだろう』と思う。

最初はシンプルに、軽い&寒いギャグを混ぜながら、ダラーっと進む。
斜め上のちょいビミョーな席なせいもあって、文字通り、斜に構えて「こっからどうする気だ?」と観下ろす少し覚めた僕がいる。

 

少しづつ背景が明かされ、説得力を増しながら、加速してゆく。

 

「シアワセ度指数」に一喜一憂して、現実を見ない、タカ&トシなら「金融か!」「証券化!」とツッコミ入れてきそうな社会。
過去をふりかえるだけで生きているような、未来への希望のない人たち。

・・・ これらを映像表現する演出テクニックは、さすがに一流のクリエーターの仕事だ。
劇場という1つの空間全体を、過去へと一瞬で移行させる、光の渦。
下がり続ける数字を「ある4ケタ」で止め、点滅させて、「一人ひとりの現実」へとギリギリねじ込んでくる。すごい力技だ。

心拍数が上がる。

ラスト近く、圧巻の言葉の世界。
見捨てられた世界で希望を求めて彷徨い歩く絶望感を、松たか子と宮沢りえがセリフだけで表現する。宮沢は絶望の極みを熱演。松たか子の台詞回しは凄く速いのに落ち着いていて、なにげに技を磨き上げているプロなんだと感心する。

橋爪功は、人間のいやらしさ、残酷さ、強さを、見事に表現してみせる。

これだけでも、観る価値があるかもしれない。

 

とはいえ・・・

強引にハンドルを切り返してねじ込んだハッピーエンドには、キャラメルボックスのような爽快感ゼロ!
ポカーンとした感じは残り、拍手にも力が入らない。。

 

野田秀樹、それをわかっていて、「確信犯」として投げつけているんだろう。そんなイヤらしさが、強烈に残る。戸惑う観客を傍から観察して、面白がってるはずだ。(実際、舞台上から客席の隅々をキョロキョロ見回したりする。それが俳優のやることかっ!)

チケット争奪に勝利して集まった観客は、その「共犯」なんではないだろうか?

 

(続く)

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