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2008年3月 9日 (日)

世界卓球に見る、プロフェッショナルの育て方

ちょっと前の世界卓球。

世界No2コーチこと谷口貴彦さんが、おもしろい状況を発見している。
メルマガ 『部下のやる気に火をつける!経営者の為の7つの秘伝書』 3/3の記事を引用。

世界卓球で日本女子チームが活躍しました。

それで、その試合を見ていて気づいたことは、準決勝まで9戦全勝の平野早矢香選手のゲームとゲームの間の監督やコーチとのやり取りです。

ゲームが終わるなり、平野選手は監督とコーチの下に駆け寄り、今のゲームで上手くいったこと、どう攻めようとして、その結果どうだったかかと云うこと、何をもっと続けて、何をどう修正したらいいかと云うこと、相手をどう感じているかと云うこと、など、直前での体験を、まだ体が記憶しているうちに一気に話していました。

監督やコーチは、平野選手が話し終わるのを待って、客観的視点でアドバイスをしていました。

選手のアウトプットが先で、外部からのインプットはその次なんです。

平野選手がわーっと話したのは、彼女なりの『勝利へのストーリー』だ。
それを、試合中という極限状態で、語らせる。

これがトッププレイヤーへの指導術の最先端だ。

レベルの低い争いなら、『先に結果を出した人のやりかた』をそのまま、練習量をこなしてコピーさせれば、勝てる。

例えば東京オリンピックの頃のような、まだ世界のスポーツが純粋なアマチュアリズムで動いている中で、日本だけ企業チームというほぼプロ環境で立ち向かえた頃は、そうかもしれない。

それはたぶん、当時支援していた企業にとっても、好都合だったのだろう。欧米の先行例をコピーして、より早く、たくさんの仕事をこなせば成長できた高度成長期。社員達をノセるために、『スポ根で勝てる』 といことには大きな価値があったんだろう。

いまや、人気競技のトッププレイヤーは個人でもスポンサーをつけられるので、練習環境では差がつかない。

そのプレイヤーならではの才能をどれだけ活かせるか、の勝負。
指導法も、『プレイヤー自身が感じたもの』 を起点に組み立てるわけだ。

指導者のやり方だけでは、そうゆうクリエイティブな成長に枠をはめてしまう。
決して指導者を越えられない。

・・・

ビジネス的にいえば。

平野選手がわーっと話したのは、
『先に立てた仮説の検証結果、成功と失敗の分析、新しい発見、次の仮説』
である。

そして、普通の商売でライバルは、少なくとも同じくらいには、強い。まともな会社なら、管理職もトップ営業マンも、経営戦略、マーケティング理論などなど勉強しているから、打ち手もそんなに変わらない。(戦略が、戦略的ではなくなってしまうわけだ)

こんなビジネス環境では、スポーツのトッププレイヤーのやり方は参考になる。

・・・

もちろん、例外もある。
例えばライバル不在のケース。

  1. 本当にライバルがいない。一時のケータイ販売とか、ネット系とか、競合の消えた有線放送とか。→ これは、量とスピードだけで勝敗が決まる。
  2. 「負け癖」がついてしまった、もともとやる気のない人たち → そもそも勝てるとも、勝ちたいとも思っていないから、指導する側が空回りしかねない。(ただし、指導者が彼らのレベルまで目線を下げていないだけのケース、実はやる気はあるのに空回りしてるだけのケースもある。見間違い注意)
  3. 公務員さんとか・・・

このあたりは、別の機会に。

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