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2007年4月の3件の記事

2007年4月25日 (水)

最後の日

申し出から1週間で最終出社日を迎える。
このスピード、最後まで我が社らしい。

多くの社員に対して、告知はその日のうちに、管理職から直接に伝えられる。
直接のコミュニケーションを重視するのも、我が社らしい。

便箋を買ってきて、会議室にこもって退職願を書く。(当日書くな)
残った引継ぎ書類を書き、午後緊急に依頼されたセールスレターもその場で書き上げる。
今日中に終わるかな?
いつも通りの慌しさ感である。

夕方から、帰る人達が、次々に挨拶に来てくれる。
ほとんど接点を持てなかった(というかあえて持たなかった)新人達も。

このとき、1年半やってきて、本当に良かったと思う。
ささやかながら、僕にとっては終幕の拍手。

これまで、一人で独自の課題に取り組むロッククライマーのような仕事をしてきた僕にとって、最後にこの一体感を感じることができるのは、すばらしいこと。

たしかに、それだけの苦しい日々を一緒に体験してきた。
この会社での一番の財産は、危機に立ち向かいながら成長してゆく組織、という経験かもしれない。

最終出社日の充実感は、前職と同じ。
優勝はできなかったけど、いいレースを走り終えることができたと思う。
チーム新記録でシード権も獲得できた箱根駅伝、みたいな。
幸せなことだ。

そんな仲間たちのために、このブログを、近況報告の場として使って行こうかな?
カーテンコールは来月。
翌日から次のステージ!




2007年4月22日 (日)

演劇集団キャラメルボックス公演 『まつさをな』

卒業まで1週間、集中力を最高レベルに高めて引継ぎを進める。(集中力は常に維持しやがれ)
といっても、元々そのつもりで身辺整理してきたので、いまさらやることはあまりない。

で、行ってきたのが
演劇集団キャラメルボックス『まつさをな』

<↓プロモーションビデオ↓>
舞台は幕末、黒船が来たころ。
江戸時代のがんじがらめな因習の中で、それぞれ必死に生きる人たちが描かれてゆく。

筋立ては割と普通だと思うのだが、あえて、素の演劇力で勝負しようとしているのだと思う。それだけ、人気劇団の役者の、演劇にかける情熱が、1つの空間の中で、生の体と声(マイクを使わないのだ)を通して、伝わってくる。

そしてラスト。
「まっさおな」海、「まっすっぐな」清々しさを、強烈に感じさせる。

あー、これだったんだ。この劇が伝えたかったものは。

特に、最後数十秒間? 
吸い込まれそうな青い海。
昇る朝日のように、客席を照らしてゆく光。

「このドラマをあなたに渡します、次はあなたがこの感動をつかんでください」
というトーチの受け渡しのような。

この一瞬のためだけに、この2時間があったとさえ思える、一瞬の静寂
(もっと引っ張ってもいいと思う)

良い劇だった。

が、当初、史上空前の空席だったとのこと(といっても集客実績No1の人気劇団なのでいうほどではないはずだが)
だから僕も半額ネット予約を直前に確保できたのだ。

女性の常連客が多いだけに、知名度の低い女性劇団員を主役に据えた企画は、もともと前売りを売りにくいらしい。それをわかっていて、あえてチャレンジをしているそうだ。

そこは、劇団の安定した財務力がなせる余裕でもあり、演劇についての明確な理念を徹底させている、理念経営の賜物でもある。
こうゆう組織だから、若手が育ち、顧客も長い目で商品を育ててくれるようになるわけだ。

つまり、演劇集団キャラメルボックスの真髄の1つは、経営力の高さにある。

それを詳らかに書いているのが、プロデューサーの加藤さんの書いた、この本。

終演後、ロビーで、加藤さんと直接話すことができ、その場の勢いで思わず買ってしまった感じ(サインももらった)のだが、これが、すごく良い。
1つのベンチャー企業の成功の物語であり、ビジネスや会社を理解する、最高レベルの教材なのだ。

そして劇団の成功も、単に演劇だけではなく、
才能だけでなく、すさまじい勤勉さを兼ね備えた劇作家(成井)
それを活かす、アイデアと行動力にあふれる制作者(加藤)
そのコラボ。
成功するべくして成功した劇団であることが、よくわかる。

加藤さんがサインしながらおっしゃった言葉。

「私は演劇の人間だからビジネス書を読むんですよ。
 ビジネスマンがビジネス本ばっかり読んでてどうするんですか?」

共感。

ファンのコミュニティを育てる活動は、サイトからも伺えます。
多数あるサイトから、ネタバレブログにトラバ入れてみます。。

・・・

最近、こんな感じの充電の日々。
週に3度ジムでヨガ・ピラティス・各種ダンスに励む、すばらしい日々である。

あと、日本トップクラスの人事コンサルタント、柴田励司さんの講演の話も、後で書きます。

2007年4月14日 (土)

卒業

NHK「ハゲタカ」シリーズはいったん終了。

3週間で数千もの方に、私の個人的なサービス精神のない日記をお見せしてしまった・・・

残ったものは、

「仕事に込めた情熱は、人を動かす」

という実感。

それを僕も追求し続けていこう。

・・・ そんな想いと共に、1年半働いてきた会社を卒業する。

それは、これまで経験したことのない、濃く、苦しい日々だった。

そして、1つのビジネスを育ててゆく興奮、その中で引き出されてゆく人と組織の可能性を体感する日々でもあった。

社会的な評価の低い過酷なサービス業の現場にあって、ひとりひとりに仕事と自分への誇りを植え付け、育ててきた創業者。事業的にサバイバルの続く中、その技と情熱を社内の未熟な組織に注ぎこみ、少々のことでへこたれない逞しい組織が確かに育っている。

この美しい集団を去るのに、想いは残る。

この経験を、次の会社にぶつけよう。

次は、昔、たまたま隣の部屋でセミナーを開いて以来、チェックしていた研修系ベンチャー。
企業としての成長ステージ、その中で抱える課題は、共通のものがある。

転職直後は、多分、今持ってるスキルの「切り売り」をすることになるだろう。
その後、じっくりと育ててゆくために必要なものを、この1年半で得てきた実感がある。

・・・ 来週から、卒業に向けた準備。
会社は嫌だから辞めるのではなく、良いから辞めるものだ、というモデルも残したい。

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