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2006年9月26日 (火)

ベンチャーはスピード、だけではない。

前回の続き。

要は、スタートで金を使い過ぎると、じっくりとユニークな事業を育てるための時間的な余裕を失なってしまう。

mixiの成功は良い例だ。
その最初の成功は転職サイトのFind Job!だが、笠原健治社長はその初期バージョンを東大時代に自作している。(そこそこ高度なウェブサイトでも、作り方が本に書いてあったりするので、パソコンを買ったばっかの素人に時間と根性さえあれば作れてしまうのだ)

つまり、金を全くかけていない

成功にタイムリミットがない

試行錯誤ができる。

最初は反応が全く無い(当然)
何十件と電話をかけていけば、1つくらい、人を採りたい会社にあたる。
そこに、「掲載無料、成功報酬のみで結構です」とリスクゼロの提案をすれば、高確率で載せてくれる。
仮に1時間20本、10時間で1日200本電話したとしても、かかる電話代は2000円。その5%が無料掲載すれば、1日10件、月300件掲載だ。

これだけ集めれば、次に仕事探しの人間を集めにかかるだろう。

そのうちすこしづつ、採用実績ができ、カネが入り始めてゆく。

こんな悠長な事業育成、普通の会社なら決して許されない。
初期投資が少ないからこそ、可能になるわけだ。
この成長の過程はmixi社の事業沿革からもなんとなく伺える。

そして、このFind Job!の成功、それによる時間的な余裕が、笠原健治の嗅覚にmixiという2000億円の金塊を嗅ぎ分けさせたわけだ。

俗に、ベンチャーはスピード勝負、という。
そのコトバの何%かはハゲタカ系金融の洗脳文句なんじゃないの? 
スピードスピード、と起業家と投資家をあおりたて、考える間もなく、カネをかすめ、押し込んでく。

・・・という言い訳を、スピード不足の言い訳にしないようにね。

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